1. シェアサービスはもう拡大しない!? ホリエモン「シェアできる分野って実はそんなに多くないよね」

シェアサービスはもう拡大しない!? ホリエモン「シェアできる分野って実はそんなに多くないよね」

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「シェアリングエコノミーは出尽くした!?」〜vol.683〜』では、ホリエモンが現在流行りのシェアサービスのこれからの動向を語った。

 今回取り上げたのは、「AirbnbやVictor(プライベートジェットの­シェアサービス)、シュフティなど主婦の時間を共有するサービスが増えてきました­。このような何かを共有するサービスは今後も増えていくのだと思います。そこで、その­ような共有サービスを簡単に作れるサービスがあったら皆使うのではないかと思うのです­が、このビジネスについてどのような見せ方をしたら人々が使いたくなると思いますか? ベンチマークしているのはECサイトを簡単に作れるようにしたBASEなどです」という質問。

ホリエモン「思いつくようなシェアサービスは、もう大体やられているよね」

  ホリエモンは、「んー、この手のサービスは使い勝手や見せ方が重要だから、各サービスに向けてカスタマイズしないとシェアが取れなくて儲けるられないと思うよ。ある程度の段階までは、手数料では全然稼げないし」と回答。
 
 シェアサービスの拡大を見て、ECサイト作成サービスの「BASE」のようにシェアサービスを簡単に作ることができるサービスを始めようとする質問者だが、ホリエモンの反応はイマイチ。シェアサービスは各サービスに合わせた使い心地や操作性が求められるため、テンプレを用意するのはそこまで有効ではないというのがその理由だ。
 加えてホリエモンが指摘する最大の問題は、そもそもそんなにシェアサービスが存在しないだろうということ。ホリエモンの元には「まだ手がつけられていないシェアリングサービスを教えてください」という質問も寄せられたそうだが、「思いつくようなものはもう大体やられているよね」とシェアサービスの限界を指摘した。

 ホリエモンが最近注目しているシェアサービスは、駐車場貸し出しサービスの「akippa(アキッパ)」。ホリエモンによれば、最近akippaは、最新の電気自動車を停めておくために階段の下のデッドスペース貸し出しも始めたらしい。新しい小型自動車なら僅かなスペースでも駐車場所として使えるので、いままで使い道がなかった場所でもこうしてシェアの対象になる。逆をいえば、常人ならなかなか思いつかないような隅の隅までシェアサービスは実現されているのだ。

ホリエモン「シェアできる分野って実はそんなにないよね」

 今回の質問者はまだまだシェアサービスは増えていくと考えているが、ホリエモンはそろそろそこまで新しいものは出てこないと考えている。とはいえ、akippaの例からも分かるように今後新しい技術や商品が登場すれば、それに対応したシェアサービスも登場するので、シェアリングエコノミー全体はそう簡単に頭打ちにならないようにも思える。
 今回のゲストで貸し会議室・レンタルスペース予約サイトSpaceeを運営する株式会社スペイシーの代表取締役 内田圭祐氏も同じ考えだが、新しい分野でシェアサービスを始める際にはマーケット自体を作らなければならないことも指摘。そうした時に、質問者が提案する立ち上げサービスだけで対応できるかどうかは疑問が残るだろう。

 しかし、ホリエモンはこれとはちょっと異なる立場。「そもそもシェアできる分野自体がそんなにないはずだから、立ち上げサービスは成立しないんじゃないかな」と新しい分野自体がそう生まれないと予言する。例えば、限られた分野の中でなら今後も新たな用途の創出などはあるかもしれないが、これまで誰も手を付けていなかったような全く新しい分野がシェアサービスとして登場することはあまりないということだ。
 仮にレンタルスペース分野で新たな動きがあった際にはスペーシーなどの既存企業が手を出すため、新規企業が参入する余地はやはり多くない。結果、1つの分野のシェアサービスでも生き残れるのはせいぜい2〜3社で、新しい会社が増える機会はそうないとホリエモンは考えるのだ。

 力がある市場に乗っかるのはビジネスの定石だが、その勢いがいつまでも続くとは限らない。まだまだブームが続くかのように見えるシェアリングエコノミーだが、参入の余地は実はもう余り残っていないのかもしれない。
 
 ホリエモンがシェアサービスの未来を語った『堀江貴文のQ&A「シェアリングエコノミーは出尽くした!?」〜vol.683〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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