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ホリエモン「ニッチだけど、かなり需要はある」 カーシェアブームで登場した、意外なビジネスとは?

野口直希

2016/06/23(最終更新日:2016/06/23)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「カーシェアがのびている!?」〜vol.682〜』では、ホリエモンがカーシェアが普及してきたいまだからこそ需要があるビジネスを語った。

 今回取り上げたのは、「カーシェアやレンタカーの乗り捨てや中古車の個人間売買、個人間カーシェアサービスの受け渡しなどのマーケットは今後大きくなってくると考­えています。そこで、車の回送業務を請け負ってもらえる人をネットワーク化し、­空いて時間を有効活用したシェアリングエコノミーをやりたいです。車の回送­業務に特化したシェアリングエコノミーだと事業として成り立たないでしょうか?

 また、­将来ライドシェアが合法化された際、予約機能や複数台注文を可能にした配車サービスへ­の展開も考えていますが、いまからだとUberやタクシー会社に勝てる見込みは少­ないでしょうか?」という質問。

ホリエモン「回送業務だけでも十分ビジネスになる!」

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  ホリエモンは、「回送業務に特化したとしてもニッチで成立するとは思うよ。将来的には自動運転に取って代わられる分野だけどね。Uberとかに勝つのは厳しいかな」と回答。
 
 カーシェア需要の更なる増加に期待する質問者は、こうした車の回送業務をメインにしたシェアリングエコノミーサービスを計画している。回送とはある地点まで使用された車を元の場所に返したり、次の使用者がいる場所へ運んだりすること。
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 かなりニッチではあるが、ホリエモンは回送業務特化だけでも十分成立しそうだとアドバイス。回送業務の必要性がシェアリングエコノミーの欠点であるのと同時に、如何にシェアリングエコノミーが普及している、あるいはこれからしていくが分かるだろう。

 例えば、2015年にはDeNAが個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」を開始した。これは個人が所有する自動車を1日単位で貸し出せるサービス。現在はまだまだ制約や不自由な点も目立つカーシェアだが、こうしたサービスの登場でますます多様な活用法が現れるはずだ。

自動運転の登場でカーシェアが変わる!?

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 ホリエモンの知り合いには、個人でミニバンなどの大きな車を購入、シェアすることで儲けている人も少なからずいるという。たしかに、都内に住むなら車は2〜3世帯に1台でも十分。維持費用もばかにならない自動車を、シェアで済ませようとする人はさらに増えそうだ。

 こうした状況だからこそ、回送の重要性はますます増してくるはず。とはいえ、回答でも示しているように、カーシェアにおいて回送業務の問題はそう長くは続かないとホリエモンは考える。もうしばらくすれば、自動運転が一般化する可能性が高いからだ。
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 自動運転車なら、遠くに車を乗り捨てても自宅や次の使用場所まで車が自走してくれるため、質問者のような回送業務は一切必要なくなる。そこで今回のゲストで貸し会議室・レンタルスペース予約サイトSpaceeを運営する株式会社スペイシーの代表取締役 内田圭祐氏は、「自動運転の導入、普及時期も計算してから参入した方がいい」とアドバイス。

 しかし、ホリエモンはこれとは逆の意見。「たいした準備も必要ないのだから、いますぐ参入すればいい」と攻めの姿勢だ。むしろ、既に似たようなビジネスが存在している可能性も十分にあるので、少しでもパイを奪うためには早めに参入すべきだろう。

 カーシェアのスキマとしてニッチな需要を持った回送業務。自動運転が導入されるまでの短い期間とはいえ、シェアリングエコノミーの効率を高めるためには重要な視点なのだ

 ホリエモンがカーシェアの現状を語った『堀江貴文のQ&A「カーシェアがのびている!?」〜vol.682〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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