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【20代からの資産運用】株・投資信託をやらなくてもお金は増やせる! FPが教える気軽にできる資産運用

Sodan[ソダン]

2016/07/05(最終更新日:2020/09/30)


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「そろそろ資産運用を始めたい!」と思っているあなたへ:「資産運用と貯蓄の適切なバランス」とは? 1番目の画像

「そろそろ資産運用を始めたい!」と思い始めている20代も多いのではないでしょうか。

本記事では、一種証券外務員資格を持つファイナンシャルプランナーである平原直樹氏による「資産運用と貯蓄の適切なバランス」をご紹介します。

資産運用の初心者は、ぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 資産運用の前に、手元に残しておく金額
  • 手元資金の資産運用方法
  • 投資をしなくても気軽に行える資産運用

 

資産運用の前に、手元に残しておく金額はどのくらい?

「そろそろ資産運用を始めたい!」と思っているあなたへ:「資産運用と貯蓄の適切なバランス」とは? 2番目の画像

20代から30代にかけて、資産運用、保険、住宅ローンなどの「お金の話」に向き合い始める人も多いのではないでしょうか。

お金の話を知っておく必要があることはわかっていても、どう勉強すればいいのかわからない人も多いでしょう。本記事では、資産運用方法を基本からわかりやすくご説明します。

まず、資産運用をする前に気になるのが、「手元資金をどの程度残しておくべきか?」ということではないでしょうか。しばらく使う予定はなくても、万が一のときに手元資金がないのは心配です。

当然ながら、家賃や光熱費、携帯料金、保険料など、毎月引き落としが発生する生活費は、常に預金口座に入っている必要があります。基本的には、「半年分の生活費」を手元資金として残しておくべきといわれています。

もちろん、「会社員なのか」「自営業なのか」「実家暮らしなのか」「住居費が必要なのか」などの個人の状況によって異なってきます。しかし、どんな状況であっても、半年分の生活費は手元に残しておくべきだとお金のプロであるファイナンシャルプランナーの平原直樹氏はいいます。

ではなぜ、半年分の生活費を手元に残しておく必要があるのでしょうか。

例えば、突然自己都合で退職を余儀なくされた場合を考えてみましょう。雇用保険の失業給付が給付されるまでの約3ヵ月の給付制限(待ち期間)があるので、3ヵ月間は無収入となる恐れがあります。

また、急きょ大病をしてしまったときのように、突発的な出費が発生してしまうことも起こり得ます。このようなリスクに備えるために、半年分の生活費を手元に残しておくことをおすすめします。

また、毎月必要な訳ではなくても、今後1年程度で使う予定のある資金も手元に残しておきましょう。

「車検」「家具の買い替え」「夏休みの旅行」「正月の帰省」「冠婚葬祭」などを考慮に入れて、手元資金として残しておくと、安心して資産運用できます。

 

手元資産を残したあと、資金はどうやって運用する?

「そろそろ資産運用を始めたい!」と思っているあなたへ:「資産運用と貯蓄の適切なバランス」とは? 3番目の画像

資産運用をする前に、リスクに備えて、手元にお金を残しておくことをご紹介しました。

では、手元資産を残した後の資産は、具体的にどう運用したらいいのでしょうか。

以下では、おすすめの資産運用方法をご紹介します。

 

NISA

資産運用するおすすめの方法の1つ目は、NISA(少額投資非課税制度)です。

NISAは投資信託のひとつで、初心者でも始めやすい制度です。2018年1月に始まり、運用益が非課税になることもNISAのメリットのひとつです。

投資信託とは、自分が信頼できると判断した機関に自分のお金を預けて、増やしてもらうことです。元本保証はされていないので、お金が減るリスクもあります。

しかし、NISAは、長期間投資を続けることで損をする確率を減らすことが可能です。

また、運用期間中いつでも売却ができることもポイントです。

 

iDeCo

資産運用するおすすめの方法の2つ目は、iDeCo(個人型確定拠出年金)です。

iDeCoもNISAと同じく、投資信託のひとつです。

NISAと大きく違うところは、60歳になるまで原則引き出しができないことです。

20代から60歳のお金を貯めるのは、まだ早いと思う人もいるでしょう。人生百年時代といわれる現代では、備えあれば憂いなしです。

早めから老後の資金を貯めたい人におすすめです。

 

外貨預金

資産運用するおすすめの方法の3つ目は、外貨預金です。

お金を日本の「円」で銀行に預けている人も多いのではないでしょうか。

外貨預金とは、日本ではなく、海外のお金で預金することです。

海外のお金で預金することのメリットは、外貨預金するほうがお金が増える可能性があることです。

一般的に日本よりも海外のほうが金利が高くなっています。金利が高いと、預けているお金が増えやすくなります。

日本円と海外のお金の価値は常に変動しています。預けたときよりも、円の価値が低くなるとお金が減るリスクがあることはリスクだといえるでしょう。

 

債券

資産運用するおすすめの方法の4つ目は、債券です。

債券は、比較的安全性の高い投資商品のひとつです。

国や地方自治体、企業から債券を購入することで、債券を獲得できます。

債券に書かれた満期まで債券を保有しておくと、債券と引き換えに、自分の払ったお金に加え利息をもらえます。

購入先が破産しない限りは、自分の払ったお金が戻ってくるので、比較的安全性が高いといわれます。

 

株式

資産運用するおすすめの方法の5つ目は、株式です。

株式は、初心者が始めるには少し難しいかもしれません。なぜなら、株式は債券と違って、配当の額が保証されていないので、配当金がゼロになる場合もあるなどリスクがあるからです。

しかし、株式はハイリターンなことが魅力です。株式を購入した額よりも、高い額の時に株を売ることで、高収入を得られる可能性があります。

とはいえ、お金についての勉強だけでなく、社会や市場に関する知識も必要なのが株式です。投資に慣れてきてから、始めることをおすすめします。

 

投資をしなくても気軽に行える資産運用

「投資をするのはハードルが高そうだな」「まだ難しそうだな」と思った人もいるのではないでしょうか。

もちろん投資を始めなくても、気軽に行える資産形成の方法もあります。

以下では、投資よりも気軽にできるお金の増やし方を3つピックアップしてご紹介します。

 

クレジットカードを活用する

気軽に行える資産を運用する1つ目の方法は、クレジットカードを活用することです。

日本は現金文化がまだ根強いですが、お金を増やそうと思うなら、日々の支払いにはクレジットカードを使うことをおすすめします。

生活スタイルに合わせて使えば、得られる恩恵は少なくありません。

 

ポイントが貯まる

クレジットカードを使用する最大のメリットはやはりポイントが貯まることです。カード払いをすればポイント還元率の分だけお得になり、会員優待で割引ができるものもあります。

近年は即引き落としのデビットカードも増えていますが、ポイント還元率があまり高くなかったり、付帯保険が充実していなかったりするものが多いです。

デビットカードよりも、ポイント還元率の高いクレジットカードを使うことをおすすめします。

 

ネット通販で手数料がかからない

また、クレジットカードを使うことで、ネット通販で手数料がかからないというメリットもあります。

ネット通販には代引きや銀行振り込みなど様々な支払方法があります。しかし、代引きや銀行振り込みは、手数料がかかることが多いです。たとえ少額であっても、利用頻度が多い場合は、数千円程度になる場合もあります。

クレジットカードで払えば無駄な出費をせずに済むので、クレジットカードを使うほうがおすすめです。

 

現金を持ち歩かなくてもOK

財布を落としてしまったことがある人もいるのではないでしょうか。

財布を落とした際の被害を予防するためには、なるべく現金を入れないことです。

クレジットカードなら盗難保険が備わっているため、たとえ悪用されたとしても被害額は0円になる場合が多いです。カードの再発行手数料がかかる可能性がありますが、財布の中の現金を盗られるよりも被害を少なくできます。

また、クレジットカードを持っていれば急な出費にも慌てることもなくなります。ATMでお金を下ろす必要もなくなるため、時間外で手数料を取られる心配をすることもありません。

 

家計簿アプリでお金の支出管理をする

気軽に行える資産を運用する2つ目の方法は、家計簿アプリでお金の支出管理をすることです。

支出管理は、お金を増やすというよりも、どちらかといえば節約の側面が強いです。しかし、お金を増やすためには、家計簿をつけて支出の全体像を把握する必要があります

家計簿はつけたくても、支出内容を一つひとつ書き込むのは面倒という人にも、家計簿アプリはおすすめです。

レシートを撮影してデータ化できるものもあり、簡単に支出内容を把握できます。銀行やクレジットカード、電子マネーと連携させることもできるアプリや、支出が自動でグラフ化されるアプリもあります。

まずは、自分の使っているお金の流れを把握してはいかがでしょうか。

 

ネット銀行に貯蓄口座を開設する

気軽に行える資産を運用する3つ目の方法は、ネット銀行に貯蓄口座を開設することです。

給与を受け取るために、3大メガバンクやゆうちょ銀行に口座を持っている人は多いのではないでしょうか。

これらの銀行における普通預金金利は、0.002%です。

金利が0.002%なので、預けていてもほとんどお金は増えません。物価が上昇することを鑑みれば資産は目減りする一方です。

 

ネット銀行のほうが高金利の場合が多い

3大メガバンクやゆうちょ銀行よりもおすすめなのがネット銀行です。ネット銀行の方がメガバンクよりも金利が高いケースが多く、グループ証券会社と連携することで金利が上がるところもあります。

金利が高いネット銀行に貯蓄口座を変えると、お金が増えやすくなります。

 

証券会社に口座を開設するのもおすすめ

また、将来的に株の売買も考えている人は証券会社に口座をつくるのもおすすめです。

証券口座に入金すれば、多くの場合自動的にMRF(マネー・リザーブ・ファンド)に投資され、普通預金と同じ様な感覚で分配金を得れます。

MRFは非常に安全性の高い投資信託でありながら、銀行の普通預金よりも金利が高いです。資産運用の勉強をするためにも証券口座を作るのは、おすすめの方法です。

 

20代からお金について学び、少しずつ資産運用を始めよう

本記事のまとめ
  • 資産運用の前に、半年分の生活費を手元に残しておく
  • 投資をして、資産運用をする
  • クレジットカードを作ったり、ネット銀行を活用する

本記事では、20代でも始められる資産運用方法をご紹介しました。

資産運用方法は、投資だけではなく、クレジットカードを作ることや家計簿をつけることなど手軽に始められることもあります。

本記事を参考にして、手軽に資産運用を試してみてはいかがでしょうか。

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