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解けない! ビジネスシューズの靴紐の結び方!

粕谷満子

2016/09/13(最終更新日:2016/09/13)


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 何度結び直しても、気がついたら解けてしまっているビジネスシューズの靴紐。みなさんの中にもこの靴紐を煩わしく感じたことがある方も多いだろう。人ごみの中や雨の日に解けようものならならなおさらである。そんな靴紐のストレスから解放されるためには、結び方がポイントとなる。

 簡単かつ解けにくい靴紐の結び方をマスターすれば、日常での靴紐での悩みはなくなっていくだろう。そこで今回は、ビジネスシューズの解けにくい靴紐の結び方を紹介していこう。

ビジネスシューズの紐の通し方をマスターしよう!

 ビジネスシューズの通し方は、スニーカーなどのカジュアルシューズの通し方とは異なる。ビジネスシューズの履きこなしにおいて、靴紐の通し方はビジュアル面と機能面の両方が求められる。ビジネスシューズの靴紐の通し方は、二つの方法に大別される。基本は以下のどちらかを採用することになるので、よく覚えておこう。

 ビジネスシューズの靴紐の通し方の中でも、最もクラシックで王道の通し方が「パラレル」と呼ばれる紐の通し方である。この方法は有名な革靴ブランドのほとんどで採用されているので、この方法を覚えておけばまず間違いがないだろう。パラレルとは、靴紐を左右両方の穴から交互にジグザグに結んでいく通し方である。見た目がきちっとしており、かつ足をしっかりと締め付けられるようになっているので、ビジネスシューズにはうってつけだ。

 もう一つのメジャーな結び方が、「シングル」と呼ばれるものだ。こちらは片方の紐のみを用いて交互に織り込んでいく通し方である。パラレルよりも簡単に紐を通すことができるが、着脱のために紐の長さを調節しなくてはいけなくなるので、靴を脱いだり履いたりを繰り返すような人にはあまりオススメできない。

 パラレルとシングル。まずは、二つの靴紐の通し方をマスターしよう。

素早くてほどけにくい靴紐の結び方!

 では、靴紐の通し方を紹介したところで、次は靴紐の結び方の紹介へと移っていく。シンプルで解けにくい結び方の一例として、今回は「イアン・ノット」という結び方を紹介する。イアン・ノットは、スポーツ選手も採用している靴紐の結び方であり、方法を覚えれば簡単に結ぶことができるのに、非常に解けにくい結び方として有名である。

 その方法は、まず普通に靴を一回結び、靴の前側に紐を持っていく。そこから左右に輪っかを作り、片方の輪っかをもう片方の輪っかに通す。逆側も同じようにして、それを反対側に引っ張れば出来上がる。

 上のバージョンでも十分解けにくいが、さらに強力な「イアン・ノット・セキュア」という結び方も存在する。セキュアバージョンでは、左右に輪っかを作った後に、その輪っかを中央の輪に巻き付けるようにして回し、左右両方を中央の輪から通すようにして引っ張る。この方法ならば、もう靴紐がほどける心配はないだろう。

靴ひもが長い時に使えるベルルッティ結びの結び方!

 前項で紹介したイアン・ノットの他にも、ベルルッティ・ノットと呼ばれる結び方も紹介していこう。このベルルッティ・ノットは紳士靴ブランド「ベルルッティ」の靴に用いられていることから名前がつき、解けにくい機能性の高さに加え、見た目が美しいのが大きな特徴だ。

 ベルルッティ・ノットは、簡単に説明すると、通常の蝶結びの工程を2回行うのだ。そのため、靴紐の長さも調整できる。普段から扱う非常に簡単であり、かつしっかりと足を締め付ける安心感と、エレガントな雰囲気を醸し出す美しい結び目が両立されるのだ。このベルルッティ・ノットをマスターすれば、ワンランク上の履きこなしになること請け合いだ。


 ビジネスシューズの結び方は、結び方を変えて少し工夫をするだけでその機能性が全然違ってくる。ぜひ本稿で取り上げられているような結び方をマスターして、靴紐がほどけることでのストレスから無縁の生活を送ろう。

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