1. プライベートより大事な仕事はない! 定時で帰る「働きやすさ」を自分でつくる仕事術:『定時帰宅。』

プライベートより大事な仕事はない! 定時で帰る「働きやすさ」を自分でつくる仕事術:『定時帰宅。』

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出典:www.businessinsider.com
 業務が終わっていなくても、残業せずに定時で帰る。――そういった残業を回避する行為に対する、日本の会社での風当たりは強い。だが、誰しもが望んでいることである。そのために「ノー残業デー」なんてものを設けている会社もある。「定時で帰る」ことは、隠れざるビジネスマンのホンネなのだ。

 本書『定時帰宅。:「働きやすさ」を自分でつくる仕事術』は、そのようなホンネの正しさを語り、実行に移す秘訣を紹介している。本書を読んだ後のあなたは、「定時で帰るホンネ」を堂々と実行に移せる「エリート定時帰宅部」となっているだろう。

「残業ゼロ」の「定時で帰る」哲学

プライベートの時間が減ることはデメリット

 定時で帰ることができないと、残業時間がかさみ、プライベートの時間が減っていく。休日であっても、残業の疲れを癒すために大半を睡眠に費やしてしまい、気が付いたら次の日から仕事だったということも珍しくない。そして、出勤しても繰り返される残業三昧の日々――。ものすごく仕事が好きな人であればそれでいいかもしれないが、そのような人は少数派である。一般的にプライベートの時間とは、自分のために使う時間であるので、その時間が減ることはメンタル的にきついものである。

 成功者というと、仕事が好きで積極的に残業するイメージがあるかもしれないが、実は、定時になったら残業もせずさっさと帰る成功者も多い。そして、「定時で帰ることで残業から解放され、自分の時間を作ることが、成功のためのモチベーションになった」と彼らは言うのだ。一見、珍しい成功者に見えるが、定時で帰ることを利用している人も存在するのだ。日本の会社では、一般的に残業を多くこなしてくれる人は「仕事熱心」だと賞賛される風潮があるが、そのような風潮に逆らって、「残業ゼロ」というホンネを実現するために成功を志した人も多いと覚えておこう。

プライベートで、あなたの代わりはいない

 一般的に、仕事では「成果」が最重要視されるので、「成果」さえ出してくれれば極論誰がやっても良いが、プライベートではそうはいかない。例えばデートでは、彼女はあなたと過ごす「過程」を楽しみたいので、あなたの代わりはいないのだ。

 一般的に、残業が多いとプライベートで周囲との軋轢を生みやすい。それは「あなたしか創り出せない価値」が、プライベートにはあるからだ。プライベートより大事な仕事はないのだ。

 また、世界の大半の国では、定時で帰ることが当たり前となっている。残業を賛美する文化を持っている日本は、世界では特殊な国である。

仕事を効率化すれば、「定時で帰る」ことができるなんてウソ

 一般的に、仕事を効率化すれば業務が早く終わり、残業ゼロになると思われがちだが、そんなことはない。というのも、仕事の効率が高い人には「じゃあ、またよろしく!」という風に次から次が仕事が振られていくので、定時で帰ることができなくなるのだ。よって、残業がゼロになることはない。

 そういった仕事の効率が高い人は、社内でヒーロー扱いされるかもしれないが、日常業務で定時で帰るような「残業ゼロという果実」とは無縁である。

 また、出世と仕事の効率は必ずしも結びつくとは限らないので、仕事効率が高く残業を多くしてくれる人は、会社にいいように利用されて終わる可能性もある。プライべ―トの時間の確保を狙うのであれば、早期に定時で帰ることができるように手を打っておきたいところだ。

「残業ゼロ」で「定時で帰る」仕事術

社内に「定時で帰る部活」を作って残業ゼロにする

 一人だけ定時で帰ることで残業をゼロにすると、周囲からの風当たりが強いこともあるため、社内で「定時で帰る部活」を作ってしまうのもありだろう。社内で公認された部活であれば、定時で帰ることを誰にも非難されずに「残業ゼロ勤務」にたどりつける。また、仲間がいれば大した後ろめたさもなく、むしろ一緒に定時で帰る残業ゼロな日々を謳歌できる。

社内の人が、定時で帰れるようにサポートする

出典:www.amazon.co.jp
 自分だけ定時で帰るのが億劫であれば、誰かが定時で帰ることができるようにサポートすることで、今度は自分が定時で帰ることをサポートしてもらえる可能性がある。

 例えば、定時で帰るはずの時間が近づいてきて、あなたの隣の人がソワソワし始めたとしよう。その際、上司に「~さんが用事がありそうなんで、定時で帰るように手配できませんか」とお願いしてみるのだ。そうすることで相手に「貸し」を作れるので、あなたが定時で帰ることをどこかでサポ―トとしてもらえる可能性があるのだ。

 また、そうやって「定時で帰ることの貸し借り」を続けていると人を巻き込むことになるため、そこをとっかかりにして、「残業ゼロ」にする風潮が自然と出来上がることもある。雰囲気付けができれば、いずれ誰のサポートもなしに堂々とあなたも定時で帰ることができ、残業ゼロを謳歌できるようになる。

定時で帰るために、スキルを身につける

 あなたにスキルがあれば、定時で帰ることができる。というのは、スキルのある人材には会社としても長くいてもらいたいので、様々に待遇を考慮する。そこで、あなたが「残業ゼロ」を待遇改善のために、提案すればいいのだ。会社としてもあなたは必須の人材なので、定時で帰ることを許さざるを得ない。そうやって、スキルを元手に「残業ゼロという果実」を獲得するのだ。

 また、本書『定時帰宅。:「働きやすさ」を自分でつくる仕事術』では、「残業ゼロにつながる」スキルとしてエクセルのマクロを勧めている。理由はこの二つだ。一つ目は、業務においてエクセルの一機能であるマクロは重宝しやすいからだ。加えて、早急にデータを処理できるツールなので、仕事を終わらせ、定時で帰ることに繋がる。二つ目は、市販でもマクロの教本が普及しているので、誰でも習得しやすいことだ。そして、エクセルの機能の一つに過ぎないので、習得の手間が他のスキルに比べてかからない。あなたのプライベートの時間をそれほど消費しないのだ。そういったマクロは、定時で帰ることを望む方にはオススメの「定時で帰るスキル」だ。

定時で帰ることを、断行する

 時には、定時で帰ることを断行することも有効だ。周囲の風当たりを気にして、なかなか定時で帰ることは断行しにくいが、実際に行動に移すことで「定時で帰る」強固な意思を周囲に伝えることができる。そうやって強く行動に移すことで、あなたのみ「残業ゼロ」であることを暗黙に了解される可能性もある。

 また、日本では先述したように残業を賛美する風潮が習慣化しており、上司や経営者が部下に残業をさせることについて大した意識もしていないことが多い。あなたが定時で帰ることを行動で示すことで、そういった「定時で帰る」意識を喚起できるのである。


 以上、残業せずに定時で帰ることの重要性と具体的な定時で帰る仕事術を紹介してきた。繰り返し述べているように、日本では残業が賛美されやすい風潮がある。そのような「残業する風潮」を、定時で帰る術の実践によって打開できるのだ。是非、本書『定時帰宅。:「働きやすさ」を自分でつくる仕事術』のメソッドを実践し、残業ゼロ勤務の「働きやすい」文化を謳歌していただきたい。

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