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新人もベテランも今日から変わる一生使える「仕事の仕方」:『入社1年目の教科書』

t.k

2016/05/16(最終更新日:2016/05/16)


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出典:www.telegraph.co.uk
 ビジネスマンは、どんな「仕事の仕方」をすれば成功できるのか? 成功者の仕事の仕方を聞いても、往々にして属人性が高すぎて、再現性に欠ける。できれば、成功する仕事の仕方を最大公約数的にまとめた本が欲しいと思ったことはないだろうか?

 本書『入社一年目の教科書』は、東大×MBAで30代でライフネット生命保険の副社長(現社長)になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された著者によって、新人からベテランまで使える、成功する仕事の仕方のエッセンスが紹介されている。そのような本書の内容は、あなたの仕事の仕方の「一生モノの指針」となるであろう。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」①

社内の人と飲み会に行くな!

 一般的に、社内の人と飲んで仲を深めることが重要な仕事の仕方だと言われるが、それでは足りない。むしろ、社外の人と積極的に交流を深めた方が、彼らの新しい人間関係や考え方を吸収でき、仕事の仕方の幅が広がる。また、社内の人間の場合は、利害関係が直接絡むため、あなたの仕事の仕方の幅を広げるような客観的な助言等は望めないことが多い。

 また、著者は社外の人と飲みに行く際は、「必ず敬語を使え」と言っている。なぜなら、社外の人間に敬意を常に表わすことで、あなたの仕事の仕方に合わせた親身になった助言を誘えるのだ。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」②

本は速読するな

 読書は、著者のメッセージと自分の意見とを照らし合わせる対話である。そこには、仕事の仕方を一変させる交流が紛れている可能性がある。そのような仕事の仕方を変えるチャンスを逃さないためにも、後で「読書感想文」を書けるほどの心意気で読むといい。

 また、読み慣れていないジャンルの場合、読書に必要な知識が不足しているので、早く読むことは難しい。仕事の仕方を変えるために読んでいるのなら、じっくりと丁寧に読むくらいでいいのだ。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」③

ビジネスパーソンの議論は、アウトプットに結びつける

 机で議論に興じるような仕事の仕方だけでは、生産性を生まない。実際にアウトプットして実践することで、生産性の高い仕事の仕方につながるのだ。例えば、「水泳の仕方」を議論していても泳げないことと同じだ。実際に行動して試行錯誤してみることで、「生きた知恵」と結びついた仕事の仕方が身につくのだ。

 また、積極的にアウトプットに励む仕事の仕方は、成果の向上が目に見えるので、周囲を惹きつける仕事の仕方だ。そのようなひたむきな姿は、上司からの抜擢にも繋がり、仕事の仕方の幅を広げていくのだ。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」④

宴会芸は死ぬ気でやれ

 宴会芸というと、給料も発生しないので手を抜かれがちだが、ここでこそ全力を出し切ると、あなたの仕事の仕方を好意的に見られることに繋がる。なぜなら、こういった「無給」の場面で本気になることで、「有給」な日々の業務において、より一層本気になった仕事の仕方をしてくれると思われるからである。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」⑤

同期と自分を比べるな。

 成功とは、自分のしたい仕事の仕方をかなえることである。そういう観点からすると、同期と自分の仕事の仕方を比べて続けることによって、自分の仕事を見失いかねない。あなたは、自分の仕事の仕方とだけ向き合っていけばいいのだ。

 また、自分の仕事の仕方と向き合っている人はブレないので、人から信用されやすい。やがてはそういった信用が積み重なり、あなたの仕事の仕方がブランド価値を帯びてくるのだ。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」⑥

自分にとって都合のいい先生を探せ

 あなたは、自分の仕事の仕方と相性のいい先生を探すべきだ。なぜなら、そういった先生は、あなたの仕事の仕方に共感してくれ、親身になってアドバイスをしてくるからだ。そのような「都合のいい先生」の親切なアドバイスは、あなたの仕事の仕方を一変して、成功に繋げる力を持っているであろう。

今日から変わる一生使える「仕事の仕方」⑦

一緒に仕事をしていて楽しい人になれ

 一緒に仕事をしてみて楽しい人とは、次の機会にも仕事をしたくなる。人を楽しませる仕事の仕方が人を集めるのだ。そうやって様々なビジネスが成立し、あなたの仕事の仕方をまた一段と高みに登らせてくれる。

 それに、あなたがしたい仕事の仕方は、あなたが楽しいと思えるスタイルのはずだ。また、周囲が楽しいと共感してくれることは、想像以上に嬉しいことだ。


 以上、本書が主張する仕事の仕方を抜粋してみた。それは経験豊富な著者が贈る「生のアドバイス集」であった。是非、本書を一生の指針として、「王道的」な仕事の仕方を実践して頂きたい。

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