1. 教え方のプロがおくる、相手の「満足度×伸び率」を高めるとっておきの指導法:『できる人の教え方』

教え方のプロがおくる、相手の「満足度×伸び率」を高めるとっておきの指導法:『できる人の教え方』

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出典:thenextweb.com
 発想法、会話スキル、危機管理術――。リーダーに求められるスキルは、実に多い。だが、その中で最も大事なのは、組織にレバレッジを掛けられる「教え方」を持っているかだ。なぜなら、教え方が際立っていれば、メンバー・部下から慕われ、組織に不可欠なリーダーとなり、自分一人の力だけでなく、組織全体のパフォーマンスを向上させられる。

 今回は、そのような組織にレバレッジを掛けられるような「教え方」が記された、本書『できる人の教え方』を紹介する。著者の安河内哲也氏は、東進ハイスクールのCMにも出ている予備校界をリードする人気講師であり、必ずやあなたの教え方を一変させ、部下から信頼されるリーダーへと成長させてくれるであろう。

リーダーたる者は、この五者たれ!

 リーダーたる者、五つの教え方を使い分ける必要がある。なぜなら、部下育成の際は、指導内容を準備し、分かりやすく話し、部下の良い点を見抜き、飽きられないようにし、効果的にアドバイスする等のスキルが求められるからだ。これを機に、教え方の五つの姿勢を実践して欲しい。

リーダーたる者は、学者たれ!

 基本的に、学力や業務知識がなければ教え方以前の問題なので、リーダー自身、卓越した「学者」でなければならない。そうすることで、部下から信頼される情報を提供できるだろう。教え方が重要だという話と矛盾するが、極論すれば、あなたが価値ある情報さえ握っていれば、教え方はイマイチでも部下の方から熱心に教えを乞うてくるだろう。

リーダーたる者は、役者たれ!

 リーダーというのは、常に見られる立場である。そのため「役者」のように話し方や見せ方にこだわり、教え方を工夫しなければならない。

リーダーたる者は、易者たれ!

 リーダーには、部下の適性を見抜きアドバイスする「易者」的な教え方も必要だ。そのような教え方に徹することで、部下を最適な業務に導くことができる。

リーダーたる者は、芸者たれ!

 どんなに素晴らしい知識や感情を持っていても、飽きられてしまってはそこでお終いだ。そこで、部下に笑いやワクワク感を提供する「芸者」的な教え方も重要だ。著者はそのために、授業で様々なネタを小出しにして、生徒を飽きさせない教え方を実践している。生徒によってヒットするネタも様々で、未だにこの教え方の究極の答えは出ていないそうだ。

リーダーたる者は、医者たれ!

 部下のタイプを見分け、教え方という「処方箋」を的確に使い分ける「医者」のような面がリーダーには必要だ。部下のタイプは、大きく分けて「思考型」か「暗記型」かの二つがある。思考型は「対象を論理的に分析する」タイプであり、暗記型とは「対象をそのまま暗記する」タイプである。リーダーがどんなに素晴らしい教え方を持っていても、この二つのタイプの分析を見誤ると、部下にとって分かりづらい教え方になってしまうのだ。

リーダーの教え方の基本ルール

指導内容は徹底的に「シンプル化」すべし

出典:www.amazon.co.jp
 人は一度に多くを言われてもわからないので、指導内容を「シンプル化」した教え方が肝要だ。例えば、会社の新人研修では、まず挨拶の仕方に絞って教える。業務の雑多なことはそのあと。そうやって、「シンプル化」した教え方をすることで、重要事項が確実に身につくのだ。

 また、リーダーは多忙なので、部下に多くの時間を割くことはできない。そこで内容を「シンプル化」した教え方で、効果的に指導時間を節減するのだ。そうすることで余った時間を他の業務に配分できる。

部下のモチベーションを上げる教え方

「偉人の名言」で、部下のやる気を引き出す

 「偉人の名言」は、実績に裏打ちされているので非常に説得力があり、一言で部下に入りやすい。それを随所に盛り込むことで、効果的な教え方ができるようになる。

「少しだけ高い」目標設定をする

 ときたま、部下にあまりに高い目標設定をして、能力を引き出そうとする教え方のリーダーがいるが、実はおすすめはできない。部下が意識の高い、力ある人間であれば、そんなキツイ教え方でも這い上れるが、多くの場合、そのキツイ教え方では途中で潰れてしまう。ならば、「少しだけ高い目標設定」の教え方をするのだ。スモールステップで進むことができ、目標を小刻みに達成できる教え方なので、モチベーションが続いていく。

思い上がっているときは、「一分以内」で叱る

 よく部下が増長しているからといって、長時間ダラダラと叱る教え方をするリーダーがいる。だが、それでは部下が辟易してしまい逆効果だ。できる教え方をするリーダーならば「一分以内」に叱る。こうしておけば、ダラダラ説教する教え方よりも部下へのダメージも少なく、印象も良い。

親しくなりすぎたら、「圧倒的な実力差」を見せつける

 親しくなりすぎると、指導対象の部下と適切な距離感を保てなくなる。例えば、親が子供に授業科目を教えようとして失敗することが多いのは、距離感のせいである。できる教え方をするリーダーは、距離感を保つのがうまい。その一つが、「圧倒的な実力差」を見せつける教え方だ。こうしておけば、部下も実力差を認め、適切な距離感で持ってあなたの教え方に望むだろう。


 以上、できる人の教え方を抜粋した。わかったことは、教え方には確実なノウハウがあるということだ。それは、誰でも部下育成のスペシャリストになれることを意味する。あなたも、本書の「ずば抜けた教え方」のコツをマスターし、部下から絶大な信頼を得るリーダーとなっていただきたい。

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