HOME成長するなら、ダメ上司は「お客様」として扱え。:『どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術』

成長するなら、ダメ上司は「お客様」として扱え。:『どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術』

t.k

2016/05/06(最終更新日:2016/05/06)


このエントリーをはてなブックマークに追加

成長するなら、ダメ上司は「お客様」として扱え。:『どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術』 1番目の画像
出典:www.tonyinspirationaltalk.com
  ダメ上司の傾向として「具体的な指示が出せない、責任を取らない、部下をバカにする」という点があり、それらの多くは部下のやる気を削ぎ、グチるだけの日々に変えてしまう。今回は、そんなダメ上司をグチるだけの日々が180度変わる本書『どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術』を紹介する。

 この世界では、どんなに努力をしても親と上司は選べないので、ダメ上司だからといって取り替えることは不可能だ。ならば、ダメ上司の下でも成長できるスキルは、ビジネスでは不可欠となっていく。是非とも本書を手に取って、ダメ上司の下でも圧倒的な実績を築けるビジネスパーソンとなっていただきたい。

ダメ上司は「お客様」と思って接しろ

 会社で部下の評価を決定するのは、上司である。ともすれば、見方を変えれば「お客様」そのものである。例えば、ダメ上司が具体的な指示を出せなかったとしても、「お客様」なのでそれは当然である。逆に、ダメ上司(お客様)の意図を推し量って、ダメ上司の満足する仕事ができれば、あなたの給料アップにつながる可能性もある。

 他にも、ダメ上司があなたの失態に責任を取らなかったとしても、「お客様」であれば当然だ。むしろ、あなたの方で責任をもって最後まで処理した方が印象が良い。そうすることで、あなたは失敗への対応スキルを磨くことができる。

 また、ダメ上司からバカにされた時も、ダメ上司は「お客様」なので、まずはグっと耐えてみることだ。その後で、どうしてもダメ上司に抗議したければ、クビ覚悟で挑むといい。

どんなダメ上司の下でも、「できる部下」になれる

「自分で考えろ」

 ダメ上司が、具体的な指示をくれなくても、自分で意図を推し量るべきである。考えてみれば、上司は別に教師ではない。会社とは、基本的には利益を追求する組織なので、ダメ上司もあなたに利益を出して欲しいはずである。また、ダメ上司は「お客様」なのだから、事細かく指示を出す義務はない。頼まれているあなたが効果的な手段を考えて、ダメ上司の満足度を高めていくのだ。そうして自分で考えたスタイルが、あなたの成功を後押ししてくれる。

「実績ある人の本を読め」

 ダメ上司に成功法を聞いても仕方ない。それよりも、ダメ上司よりも遥かに実績がある人の本を読んだ方が、できるビジネスマンになれることは明白だ。また、本はダメ上司と違って、聞いても嫌がらない他、具体的な内容が盛りだくさんである。また、実績のある人は、ダメ上司との付き合い方も心得ている。ダメ上司特有の無責任な面や部下をバカにする面との付き合い方を、教えてくれるだろう。


 以上、ダメ上司への心得とその対処法を紹介してきた。本質としては、どんな状況でも自分ごととして捉え、自ら変わっていくことでそれを成長の糧にするべきだという意見である。他にも様々なダメ上司への対策が、著者の豊富なダメ上司の経験を通して、ユーモラスかつビビッドに記述されている。是非、本書を読み進め、ダメ上司の下でも成長できるビジネスマンとなって欲しい。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード