1. 「なぜ“バーキン”の資産価値はあんなにも高いのか?」 ブランド鑑定士に聞いてみた。

「なぜ“バーキン”の資産価値はあんなにも高いのか?」 ブランド鑑定士に聞いてみた。

by Wen Cheng Liu (Busy)
 「Birkin(バーキン)」とは、高級アパレルブランドである「Hermès(エルメス)」が展開する女性向けバッグのことである。女性ならば、一度は憧れを抱き、男性であれば、いつか大切な人にプレゼント出来たらと考えている人は多いのではないだろうか。

 そんなバーキンであるが、実際に手に入れることは非常に困難だという。なぜ、バーキンは世界中で愛されているのか? なぜそれほどまでに資産価値が高いのか? 今回は、前回に引き続き、ブランド品オークション「スマオク」の顧問鑑定士を務める本島大介氏に話を伺った。

選ばれた人間だけが手にできる、それがバーキン

by Wen Cheng Liu (Busy)
―――なぜバーキンの資産価値は高いんですか?

本島 商品の絶対数が少ないというのが根本的な要因ですね。そのため、フラッとお店に入ってもまず購入することはできません。

 長期化してしまった在庫なら少しは可能性があるかもしれませんが、新商品や人気商品だとほぼ不可能ですね。そういった商品は、これまでも定期的にバーキンの商品を購入してきた、いわゆる“優良顧客”に優先的に販売される仕組みになってるんですよ。

 店頭にも並ばない、購入のハードルが非常に高い、だからバーキンのバッグは資産価値が高いんです。

―――どうしたら優良顧客になれるんですか?

本島 年間で数百万程度、バーキンを購入していることが条件になります。それも1年間だけではなく、数年間継続して消費を続けなくてはならないので、一般の人にはかなり高い条件になりますよね。

 ただ、社会的なステータスなどはあまり関係なくて、極端な話をすると、一度もバーキンの商品を購入したことがない大金持ちと年収は数百万でも何度もバーキンの商品を購入したことがあるサラリーマンなら、後者のほうが優先的に案内されるんです。どれだけバーキンが、継続性というものを重視しているかが分かりますよね。

―――バッグというと消耗品のイメージがありますが、値崩れなどはしないんですか?

本島 バーキンの特徴として、メンテナンスが比較的容易にできるんですよ。さっきの話にもつながるんですが、絶対数が少ないため、万が一壊れてしまっても職人の手できれいに修理してくれるんです。

 そのため、他のメーカーに比べて値が極端に下がるということはあまりありませんね。あとは、例え使用感があったり多少の傷がついてたりしても、それでも欲しいという人がいることも値崩れしない理由のひとつですね。

 やっぱりバーキンってそれぐらい特別な存在なんですよね。「少しくらいの傷なんて気にしないから、とにかくバーキンが欲しい!」って人が世界中にたくさんいるんですよ。

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 数ある高級ブランドが展開するどんなバッグよりも、特別な輝きを放ち続けるバーキン。高嶺の花だと頭では理解していても、それでもなお手を伸ばしてしまうのは、その希少性だけに留まらない、確かな理由が存在するはずだ。

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