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日焼け止めの落とし方、知ってますか? 旅行前に絶対知っておきたい「3つの紫外線対策」

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2016/04/27(最終更新日:2016/04/27)


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 今年のゴールデンウィークは、2日有休を取れば10連休という大型連休だ。旅行やレジャーなどで紫外線に当たる機会もきっと増えることだろう。5月はまだ紫外線対策を本格的に始めている人が少ない時だからこそ、一年で最も危険な時期だと言われている。

 皆さんは紫外線対策、始めているだろうか? 今回は、紫外線対策から是非知っておいてほしいことを3つ選んで紹介していく。

まずは知っておきたい「紫外線豆知識」

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 紫外線は波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cに分けられる。このうち、UV-Cはオゾン層に阻まれ、地上に届くことはない。地上に届くのはUV-AとUV-Bの2種類の紫外線である。
 
 皆さんもご存知の通り、紫外線に当たると日焼けする。だが、ひとえに日焼けと言っても波長によってその症状は異なるのだ。

シワ・たるみ・シミ・肌老化の原因:UV-A

 紫外線に当たって、すぐには肌が黒くならないのでその影響に気が付きにくいのだが、実はUV-Aはジワジワと肌の奥深く(真皮)まで届き、DNAを傷つけたり、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンも破壊し、シワたるみなどの肌老化の大きな原因になる。

 また、既にできているメラニン色素を酸化させて日焼けを促進し、シミの原因にもなりうる。UV-Aは地上に届く紫外線の95%を占めていると言われ、波長が長く窓ガラスや雲も突き抜けるため、曇りの日や室内でも注意が必要なのだ。

 例えUV-Bによる火照りや赤味がおさまっても、肌内部ではUV-Aによるダメージは続いているので油断は禁物である。

 日焼け止めに表示されているPA(Protection Grade of UVA)は、UV-Aの防止効果を表すもので、強い方から++++、+++、++、+の4段階。

赤味・炎症・シミ・そばかすの原因:UV-B

 紫外線に当たってから数時間で、赤味や炎症をおこすほどエネルギーの強いUV-B。UV-Bは肌の浅い部分(表皮)に影響を与え、肌の細胞を傷つけて火傷の様な炎症を起こしたり、免疫低下の要因となったりするので、皮膚がんシミ・ソバカスの原因になる。日焼けを始める時に影響するのがUV-Bなので、「レジャー日焼け」と言ったりもする。

 UV-Aに比べると波長が短い為、オゾン層や雲に遮られ地上に到達する量は紫外線全体の量の5~10%だが、炎症を起こす力はUV-Aの約1,000倍と言われている。日焼け止めに表示されているSPFは、このUV-Bに作用するのだ。

 SPFは、日焼けが始まるまでの時間をどれくらい遅らせることが出来るかの目安のこと。SPF40の場合、「20分×40=800分=13時間20分」という計算になる。

旅行前に知っておいてほしい「3つの紫外線対策」

①食事で日焼け予防

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 実は、食材を選ぶことでも日焼け予防が期待できると言われている。ここでは、紫外線による肌の酸化や老化を体の内側から予防し、修復するために有効と言われている食品から、普段の食事に取り入れやすものとその代表的な含有成分をいくつか抜粋した。

日焼け予防が期待できる食材たち

  • トマトやその他の赤い果物(リコピン・カロテノイド)
  • サツマイモやにんじん(βカロチン)
  • ブロッコリーやその他葉菜類(葉酸・ビタミンA,C,E)
  • 魚(オメガ3脂肪酸)
  • 緑茶(没食子酸エピガロカテキン)
  • ダークチョコレート(ポリフェノール・カテキン)
  • アーモンド(フラボノイド)
 食材を選ぶのが難しいという方は、サプリメントで必要な栄養を補うのも良いだろう。規則正しい食生活を送ることが大前提ではあるが、もしサプリメントで摂るのであれば、抗酸化作用が期待できる、ビタミンC・ビタミンD3・肝油や、アスタキサンチンなどがオススメである。

②日焼け止めの落とし方

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 日焼け止めを塗ることは、紫外線対策としてとても効果的である。最近では、男性も日焼け止めを使用する人が増えてきているが、まだまだ落とし方に関して認識している人は多くない。せっかく肌に負担をかけないように日焼け止めを使ったのに、落とし方を誤り肌に負担をかけてしまっていては、本末転倒である。

 日焼け止めは製品によって落とし方が異なるので、記載されている使用方法をしっかり確認して正しい落とし方を行ってほしい。落とし方を間違えると、肌に残ってトラブルや毛穴の黒ずみ、角栓の原因になってしまう。

お湯で落ちる日焼け止め

  • 「お湯で落ちるタイプなら洗顔料はいらない」と思われがちだが、肌の表面には日焼け止めの他に、空気中の塵やホコリ、皮脂、汗など様々な汚れが混在している。これらはお湯だけではキレイに流しきることはできないので、お湯で落ちるタイプの日焼け止めでも洗顔料を使用することをお奨めする。

クレンジング不要、又は洗顔料や石けんで落ちる日焼け止め

  • 基本的には洗顔料や石けんで落とすことが出来るが、稀に洗顔料との相性で日焼け止めの成分が肌に残っている場合もある。もし洗顔後、不自然に肌が水を弾くような場合は落ちていない可能性があるので、クレンジングを使用するようにしよう。

クレンジングで落ちる日焼け止め

  • 「専用クレンジング不要」「クレンジングで落とせます」と記載のある日焼け止めは、基本的には通常女性がメイク落としで使用するクレンジングで落とすことが出来る。

    専用クレンジング不要とは、洗顔料だけで落とせるという意味ではないので注意が必要。「日焼け止め専用のクレンジングは必要ないですが、メイク落としのクレンジングは必要です」という意味である。ややこしいが、間違いのないよう気を付けてほしい。

    汗や水に強いウォータープルーフタイプの日やけ止めは、耐水性と耐久性に優れているため、クレンジングがないと完全に落としきれないものが多い。

専用クレンジングが必要な日焼け止め

  • 「専用のクレンジングで落としてください」と記載のある日焼け止めは、特に落ちにくい処方なので、洗浄力が強い日焼け止め専用のクレンジング使うようにしよう。但し、専用クレンジングを使う必要のない普通の日焼け止めを専用クレンジングで落としてしまうと、肌への負担が大きく、肌トラブルに繋がる可能性が高いので避けるようにしてほしい。

    専用クレンジングが必要な日焼け止めは、炎天下のスポーツや海水浴などの時以外は使用しないように気を付けよう。

③日焼けしてしまった後のケア方法

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 日焼けは、直後のケアが最も大事である。まずは、少しでも早く冷やしてほしい。例え症状が軽くても、日焼けは火傷だ。火傷をしたら1秒でも早く冷やそうとするだろう。それと同じで、日焼けも1秒でも早く冷やして、まずは炎症の熱を鎮めよう。

日焼けの冷まし方

  • シャワーで冷水を浴び、冷やし続ける
  • タオルを冷やした氷水につけて、軽く絞って幹部に当てる
  • 保冷剤を薄い布で包んで患部に当てる
  • 冷えピタなどを貼る
    ※氷を直接当てると凍傷の原因になるので控えよう
 次に必ず行ってほしいのは、保湿である。日焼けした肌は、紫外線と皮膚の炎症による発熱で水分が奪われているので、肌は砂漠状態だ。水分は、肌の再生やバリア機能の働きにとってとても重要な役割を担っている。水分が足りないまま放置すると、新陳代謝が乱れ肌の回復が遅れたり、肌トラブルに繋がったり、ゴワゴワした固い肌になってしまう場合もある。

 健康的な肌機能に戻すためにも、必ずしっかり保湿するようにしよう。但し、シャワーの水ですら染みるような、我慢できない痛みが生じている場合は、皮膚科の受診をお奨めする。

 また、水は平気でもスキンケアが痛くて染みる状態の場合は、ある程度痛みが治まるまでは薬局などの軟膏を使用したほうが良いかもしれないので、薬剤師さんに相談してみよう。

 痛みや炎症を伴わない日焼けの場合はスキンケアを入念に行ってほしい。痛みはなくても紫外線に当たれば、肌の内部は確実にその影響を受けている。いつも以上にしっかりと化粧水と乳液で保湿しよう。集中ケアをする為にパックをするのも良いだろう。

 この時、肌はいつもより敏感な状態なので、清涼剤やアルコールなどの刺激になり得る成分が入っていないものを選ぶことをオススメする。


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 紫外線による光老化は、肌の老化の一番大きな原因と言われている。将来のシワやシミを予防し健康的で若々しい肌へと繋げるために、是非参考にしてほしい。それでは、楽しい連休を。

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