1. ホリエモン「技術的には“既に銀行は不要”だよ」 ビットコインが貨幣システムに巻き起こす衝撃とは?

ホリエモン「技術的には“既に銀行は不要”だよ」 ビットコインが貨幣システムに巻き起こす衝撃とは?

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。堀江貴文のQ&A「銀行はいらない!?」〜vol.642〜』では、近年何かと話題のビットコインが貨幣制度に与える影響をホリエモンが解説。

 今回取り上げた質問は、「銀行の業務って、いずれBitcoinとクラウドファンデ­ィングで代替できると思うのですが、どうなっていくのでしょうか? 商社同様に、ブラン­ドと人材を活かして別の事業を展開していくのでしょうか。これから新卒で銀行に入社する価値はありま­?すか」という質問。

ホリエモン「ビットコインがあれば口座は不要になる!」

 ホリエモンは、「実質的にはそうだよね。しかし、多くの保守的な国民の世論が規制当局を動かしているので、銀行の既得権益はなかなか揺るがなさそうだけど、それでも銀行には特に価値はないと思うよ」と回答。

 仮想通貨であるビットコインは、銀行のような中央管理を必要とせず、ブロックチェーンという仕組みやユーザー同士の相互監視、信頼によって秩序が維持される。ホリエモンは、ビットコインが一般化することによる大きな変化を、口座を持つ必要がなくなることだと説明。
 ビットコインには特定の管理者がいないため、それを貯める「ウォレット」を誰だって好きなだけ持つことができる。ウォレットは銀行のような特定の組織によって管理維持されることもないので、送金作業にも手数料はかからない。「○○から△△へ」と入力するだけで、時間や場所を問わずお金の振込や支払が自由にできるのだ。

 ビットコインの世界では、お金のやり取りがネットの中でのみ行われるため、銀行での引き出し手数料やATMの時間外利用料がほとんど発生しない。これは平日日中に時間が取れないビジネスパーソンにとってはかなりありがたいはず。ビットコインを導入する大きなメリットのひとつが、「手数料ビジネス」と揶揄されることもある銀行のような巨大な管理者を介さなくても済むことなのだ。 

ホリエモン「技術的には、もう銀行は不要なんだよね」

 さらに、ビットコインでは同じような仕組みで資金調達も可能。最近のビットコイン制度では株式の公開もできるため、株式を発行すれば、事業に興味を持つ人がそれをビットコインで購入してくれる。つまり、IPOを仮想通貨の世界でも行えるということ。
 仮想世界ならどんなに小額でもIPOができるのも、ビットコインを導入する大きなメリット。これは、流行のクラウドファウンディングとかなり似ているシステムでもあり、今後はこれらが積極的に提携することで相乗効果を発揮していくとの予想も存在している。

 そもそも、株式の制度はビットコインに近い部分も多く、ビットコインの世界でも株式の値段は市場原理によって変化する。ここまで聞くとかなり万能に見えるビットコインだが、やはり心配なのはセキュリティ面。

 とはいえ、最近は仮想通貨の技術もかなり向上している。ホリエモンは「行政サービスでも、ビットコインのブロックチェーンテクノロジーが使われている」と説明。テクノロジーの面だけでいえば、既にビットコインは最高峰の安全性を確立しているのだ。
 「だから、本当に銀行はいらないんだよね」とホリエモンが繰り返すように、高度なセキュリティを持ちながらも手数料がほとんどかからないビットコインは、利用者が少し増えるだけで一気に普及していくはず。それでもなかなかビットコインがまだまだ一般的にならないのは、やはり多くの人が銀行システムを信頼していることと、銀行側が厳しく規制をかけているから。

 いくらビットコインがシステム上では便利でも、それだけで人々の心をつかむとは限らない。目に見えないネットの世界でお金のやり取りを完結させることには、まだまだ抵抗を持つ人も多いはずだ。貨幣に対する常識を一変させる力を持つビットコイン。いまはまさに、人々がそれを受け入れるかどうかを選択する過渡期の真っ最中なのだ。

 ホリエモンが最新のビットコイン事情について語った堀江貴文のQ&A「銀行はいらない!?」〜vol.642〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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