1. 「毎回もらう薬に処方箋が必要って、おかしいよね?」 ホリエモンが“薬局業界に厳しい喝”!

「毎回もらう薬に処方箋が必要って、おかしいよね?」 ホリエモンが“薬局業界に厳しい喝”!

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「付加価値が大事!?」〜vol.637〜』では、ホリエモンが変わり続ける医療業界の中で苦戦している薬局に厳しい喝を入れた。

 今回取り上げた質問は、「病院の横にある薬局、いわゆる門前薬局についての質問です。­門前薬局は主に目の前にある病院からの処方箋をうけとり、国が定めた診療報酬にしたが­って報酬を受け取ることで経営が成り立っています。10数年前までは病院内で薬を渡す­院内処方が大部分を占めていたのに対して、国が施策を進めた今では院外処方が大­部分を占めるようになりました。

 しかし、院外の方が高くつくといったコストの問題や、いちいち院外に出て薬局にいかなければいけないこと、薬剤師の質から見た費用対効果、薬局が儲けすぎなど多方面からの意見により門前薬局業界も厳しくなることが予想され­ます。そんな中、コンビニを併設した薬局や駅の中でも処方せんの薬をもらえ­る駅ナカ薬局など、他業種とコラボした薬局もどんどんでてきました。今後、病院の前に­薬局をつくらず、このような他業種とコラボした薬局が増えていくのか、門前薬局が異なる形へと変化するのか、考えを教えて下さい」という質問。

ホリエモン「薬局って、よく分からない規制が多すぎるよね」

 ホリエモンは、「他業種とのコラボや、将来的にはネット経由の宅配も増えていくんじゃないかな」と回答。

 現状では処方箋の記述通りに調剤しているだけで、豊富な知識が活かされていないように見える院外薬局の薬剤師。薬剤師が生き残るとすれば、他業種とのコラボなどによって彼らの価値を有効活用する必要があるだろう。
 しかし、あらゆる場所での活躍を想定したときに、「薬局って、変な規制がたくさんあるよね」と指摘するホリエモン。例えば、常備薬として何年も服用している薬であっても、処方箋がなければ薬をもらうことができない点。

 休日にうっかり常備薬を切らしてしまったとき、その足で薬が置いてある薬局に行ってもそれだけでは薬は処方されない。いくら薬局が長時間営業していても、病院がしまっていたら処方箋をもらえないからだ。平日は仕事で手一杯のビジネスパーソンなら、こうした不便さにいらだちを覚えたことがあるのではないだろうか。

 最近では、デリバリー薬局やコンビニでの処方など少しずつ利便性を高めている薬局・薬剤師業界。とはいえ、プレイヤーがどんなに努力しても、そもそもの制度が変わらなければ大きな改革を起こすのはなかなか難しそうだ。

ホリエモン「ユーザーに価値を提供しなきゃ、意味がない!」

 しかし、現行の制度が必ずしも問題ばかりとは限らない。例えば、常備薬の処方についてホリエモンが「抗生剤に処方箋が必要なのは分かるけどね」というように、患者に求められるままに処方していては、利便性よりリスクの方が高くなる薬も存在する。

 抗生剤は特定のウィルスや細菌に効果を及ぼす薬だが、使いすぎると菌が薬に耐性を持ってしまう。使用しすぎることで、薬が効かなくなってしまうのだ。例えば、第二次世界大戦中に大活躍したペニシリンは、いまではほとんど処方されていない。ペニシリンに耐性を持っている菌がたくさん登場したため、以前ほどの効力を発揮できないからだ。
 ところが、それすらも一昔前の話で、「最近、またペニシリンが効くようになってきたんだよね」と話すホリエモン。ペニシリン耐性菌の蔓延でペニシリンがほとんど使われなくなったので、逆に最近のウィルスはペニシリンの耐性を持たなくなってきているのだという。

 このように、技術や制度面以外でも医療業界は常に変わり続けている。そんな中で多様性を許容しない制度にこだわってばかりいれば、薬剤師業界の衰退は必然だろう。最後にホリエモンは、「ユーザーに寄り添ったサービスを提供しなきゃいけないよね」と結論。
 今回の質問で問題点が挙げられている門前薬局は、まさにその典型。門前薬局それ自体では、ユーザーには何の恩恵もない。体制維持ばかりを気にしてどんな価値を提供するかを考えないようでは、すぐさま後発の価値あるサービスに取って代わられてしまうだろう。

 ホリエモンが薬局業界について語った堀江貴文のQ&A「付加価値が大事!?」〜vol.637〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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