1. カカオで世界を変えるチョコレート専門店「ダリケー」:創業者のあくなき挑戦と「カカオ革命」に迫る

カカオで世界を変えるチョコレート専門店「ダリケー」:創業者のあくなき挑戦と「カカオ革命」に迫る

出典:www.ecoosfera.com
 チョコレートは普段どこで買っているだろうか?  近くのコンビニかもしれないし、百貨店かもしれない。チョコレートの味のバリエーションは違えど、使っている材料はそんなに変わらないのではないか、と思われている方も多いと思う。

 チョコレート専門店は、どこにでもあるようなコンビニやスーパーで売られているチョコレートとは一味も二味も違うチョコレートを販売している。味はもちろんのこと、製造過程やチョコレート作りに欠かせないカカオにこだわったりと、実に奥が深いのだ。

  今回は3/22(火)にテレビ東京で放送予定の「ガイアの夜明け」で特集されるチョコレート専門店「ダリケー(Dari K)」の取り組み、チョコレート作りにかける熱い思いについて考えてみることにする。

世界的なチョコレートの祭典にも出店したチョコレート専門店「ダリケー」とは

 ダリケーは、京都に拠点を構えるチョコレート専門店で、インドネシア産のカカオを100%使用した本格的なチョコレートを販売している。創業は2011年3月11日で、東日本大震災と同じ日であり、ダリケー代表の吉野氏も非常に思い入れのある日付だという。全てを失いかけたその日、登記を完了したダリケーは「カカオを通じて世界を変える」をコンセプトに掲げ、インドネシアと日本の架け橋となるチョコレート専門店としてスタートした。
 
 ダリケーの中でも、各フレーバーが楽しめる木箱付きのチョコレート詰め合わせや、インドネシア産カシューナッツを使用したカシューチョコはギフト用としても十分なものである。
 世界19ヶ国、約100のチョコレートブランドが集結する世界的なチョコレートの祭典であるサロン・デュ・ショコラに出展した際の商品がこちらのアソート詰め合わせだ。

 京都を感じさせる木箱のデザインは出展先でも日本を感じさせるものとして注目を集めていた。

 人気フレーバーの中から5種類を木箱に詰めることができ、ギフトにぴったりな商品である。
 こちらはインドネシア産のカシューナッツをこだわりのカカオから生まれたビターチョコレートでコーティングした少し大人向けの商品。

 特徴的なのは、何と言ってもカシューナッツの大きさ。こんなにも大きなカシューナッツとチョコレートの織りなす味のハーモニーは、絶品と言っても過言ではない。
 また以下の動画では、ダリケーを創業するきっかけとなった話を代表の吉野氏が語っている。カカオを取り巻くリアルな事情があるからこそ、その疑問点をクリアにし、世界を変えていきたい思いがひしひしと伝わってくる。

ダリケーのチョコレートに込められた思い

 ダリケーのチョコレートは、製造過程や原材料など全てにこだわりを持って丹精込めて作られている。それは現地生産者とのフェアトレードを通じて、インドネシア産カカオがもっと評価されるようにと吉野氏が願っていることでもある。
 
 というのも、インドネシア産カカオの出荷量はカカオで有名なガーナ産と比べ、わずか0.3%しかない。長い間インドネシア産のカカオは、チョコレートを作る過程で必須となる、カカオを発酵させる技術が生産者の間で確立されていなかったのだ。
 
 吉野氏はそこに着目。こんなにいいポテンシャルを秘めているインドネシア産のカカオを使ったチョコレートがあってもいいのではないかと考えた。吉野氏は長い年月をかけて現地生産者に向けて発酵技術の継承、啓蒙活動行い、自分たちのカカオは売れる、価値のあるものだと意識付けしていったのである。

ダリケーの名前の由来

 ダリケーという名前は、「Dari」が現地語で「〜から」という起点を表すもので、「カカオから世界を変える」というダリケーのコンセプトに繋がっている。

 また、インドネシア産カカオの代表的な生産地であるスラウェシ島が、地図上で見るとアルファベットの「K」に見えることと、本店を構える「京都」の頭文字を取り、「京都・インドネシアから世界を変える」という意味も込めて「Dari K」なのだ。

ダリケーはチョコレートだけじゃない! 広がるカカオの新たな可能性

出典:www.dari-k.com
 ダリケーでは何もチョコレートだけを売っているというわけではない。ご覧の図のようにカカオはリップクリームやお酒など、様々な用途に使えるのである。カカオ×○○という意外なコラボレーションが生まれるのには思わずワクワクしてしまうことだろう。

 ダリケーを創業した吉野氏が掲げる「カカオを通じて世界を変える」という思いは、チョコレートに留まらず、カカオと交わる可能性があるのものならどんどんチャレンジしていくという姿勢に表れている。

 
 世の中には、まだまだくすぶっているものがたくさんある。それを生かすも殺すも考え方次第でどうにだってなる、そんな思いがダリケーの理念からも伝わってくる。ダリケーの吉野氏に限らず、世の中にイノベーションを起こす者はみな同じようなマインドを持っているのではないだろうか。

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