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株式市場って何種類あるの? 初心者でも分かる株式投資

粕谷満子

2016/11/29(最終更新日:2016/11/29)


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by Dick Thomas Johnson
 株を始めてみたい。だけどそもそも株で投資するとはどういうことなのだろうか? そんな疑問を解消することをテーマに説明していこう。

そもそも株式市場は何種類あるの?

 日本の株式市場は東京証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所の4つの証券会社によって扱われている。
それぞれ、
東京証券取引所・・・1部・2部・マザーズ・ジャスダック・上場投信信託(ETF)・不動産投資信託(J-REIT)
名古屋証券取引所・・・1部・2部・セントレックス
札幌証券取引所・・・上場株式市場・アンビシャス
福岡証券取引所・・・上場株式市場・不動産信託銀行(J-REIT)・Q-Board
の株式市場を扱っている。この中でも東京証券取引所は最も大きく、日本の株式市場イコール東京証券取引所といっても過言ではない。

 以上に挙げた証券取引所のうち、東京証券取引所は6つにわかれている。

1部

 東証1部と呼ばれ、厳しい基準を満たした大企業だけが上場でき、有名企業の大半はここに上場している。厳しい審査を通って東証1部に分類された企業は企業の認知度、信頼度が大きく上がり、一種のステータスにもなる。

2部

 東証2部と呼ばれ、東証1部より少しランクが下がる市場で、主に中堅企業が上場している。

・マザーズ
 主に「大企業の卵」といえるベンチャー企業が上場する市場で、ベンチャー企業のステップ的市場とも言える。

・ジャスダック(JASDAQ)
 先に挙げたマザーズと同趣旨のベンチャー向け、新興企業向けの市場で、IPOを経て初めて上場する企業の大半はジャスダックかマザーズへ上場するといっても過言ではない。

・上場投信信託(ETF)
 投資信託の一種の上場型投資信託であり、一般の投資信託は非上場だが、これは株と同じように買うことができる。

・不動産投資信託(J-REIT)
 投資信託の一種で上のETFと同様、上場型投資信託である。不動産関連の投資信託のみで、ETFよりも投資対象が限られている。

実際株の投資ってどうすればいいの?

 どうして株を始めてみたいのだろうか。それはいわずもがな、株によって資産を増やしたいからである。株によって破綻するという話はいたるところで聞いているかもしれないが、株で成功した人ももちろんいる。では、どうやったら株の投資で成功するのだろうか。

 株の投資の動機は人それぞれである。一口に資産を増やすといっても程度やタイミングなど必ずしも他人と全くの同義というわけではない。動機が違えばアプローチの仕方も変わってくる。だから株の投資によって見えてくる未来も人それぞれなのである。

 ではそもそも株とは何か。一言で言ってしまえば会社の一部である。会社は資金調達のために株券を発行し、配る。つまり、株券を買ったら会社のオーナーのうちの1人になるのである。また、持ち株の多さによって会社経営まで変えてしまう可能性がある。
株式市場が開いている時間に直接株を取引することができる。朝の9時から11時半が前場、12時半から15時が後場と呼ばれ、その間は取引が行われるので株価が動く。

 株価に影響を与える主な人物は個人投資家、機関投資家、外国人投資家である。個人投資家は一般的な投資家で売買価格も少ないため、価格変動に大きな影響は与えない。

 機関投資家は、国内にあるプロの投資機関で、主に銀行などの金融機関や一般企業の投資部、投資信託会社などが該当する。売買単位が非常に大きい為、株価に与える影響はかなり大きい。

 外国人投資家は国外の資金を使って日本株を買う。両替価格で価値も変わってしまうため、円高になると株が売られる。外国人投資家は、個人だけでなく機関投資家でもあり、売買単位が大きく、株価に大きく影響を与える。また、それぞれの銘柄にある株主欄に外国投資家の比率が載っている。

株のリスクって?

 当然株をやるうえでリスクがあることは誰もが想像つくことだろう。では一体どんなリスクがあるのか。リスクには大きく分けて3種類ある。値下がりリスク、流動性リスク、倒産リスクである。

 大体名前から想像つくだろうが、説明する。値下がりリスクは株価の価格が変動し、下がることである。流動性リスクは株を現金に換金するまでのリスクであり、売り手がつかなくて現金に換金できなかったとき最悪の事態では安い値で売らなければいけないこともある。また実際に売ってから現金に監禁するにはだいたい4営業日必要である。
最後の倒産リスクは会社が倒産してしまい、もっている株券が紙くずになってしまうことをいう。

 以上が主なリスクであり、この中で最も身近に起こりやすく気を付ける必要のあるのが値下がりリスクである。株を選ぶ時点で値下がりにくい銘柄を選ぶのが良い。


 初心者にとって株は大損する可能性がありなかなか手が出しにくい、しかし周りがどんどん始めているから気にはなる、そんなものであろう。しかし、自分に合った投資方法を模索し、無理をしない程度から始めれば適度に楽しめ、お小遣いを稼ぐことのできる絶好の場となることだろう。


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