1. 今までの時間管理術では学べない、“時間”の真実:『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』

今までの時間管理術では学べない、“時間”の真実:『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』

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 「時間はそもそも足りないものだ」ということを確信せずに、本当に満足できる時間管理術などあり得ない。――ビジネス書作家の佐々木正悟氏は、著書『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか? ~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術』でそう語っている。

 世の中に多く出回る“時間管理術”。タスクを書き出し、優先順位を決め、スキマ時間を利用して効率を上げよ!などという時間管理術は、これまでに数多聞いてきたことだろう。

 しかし、上記のような時間管理術を行っているにも関わらず、どうにもタスクや仕事が終わらない......なんてことはなかっただろうか。実はあなたには、「時間はない」という認識が欠けているのだ。佐々木氏の著書を紐解きながら、今一度「真の時間管理術」について学んでいこう。

今までの時間管理術では、時間が足りなくなるワケ

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原因①:無駄にできる時間がないことに気づいていない

 「時間がない」ということは、つまり「締め切りがある」ということだ。ここに、多くの人が見落としてしまうポイントがある。それは「締め切りを守るための締め切り」だ。

 例えば、飛行機の出発時刻という締め切りがある。だが、逆算していくと締め切りを守るための締め切りは多々あるもの。起床時間、家を出る時間、電車や車に乗る時間など、全ての締め切りを守らなければ飛行機に乗り遅れてしまう。

 このように、一見スケジュール上では余裕があるように見えても、本来の締め切りを守るために無駄にして良い時間は、存在しないものなのだ。時間管理術に疎い人は、その点に気づいていないことが多い。

原因②:割り込み仕事に対応してしまう

 タスク管理をしていても、同僚から仕事を頼まれたり、上司から急な仕事をまかされたりと、割り込み仕事は尽きないものだ。

 割り込み仕事が奪っていくもの、それはあなたの集中力である。仕事をきちんとこなすには、毎度相応の集中力が必要だ。タスクが重なっている時ほど、一回の集中を高めて素早く終わらせたいもの。

 子供の面倒を見ながら家事をこなす主婦の例が分かりやすいかもしれない。どんなに計画を立てたとしても、思うように家事は進まないだろう。仕事の場でも、それは同様である。

原因③:完璧主義が過ぎる

 この点は、完璧主義な面があると自覚している方なら要注意。完璧を求めるあまり、締め切りよりも仕事の完成度を優先してしまいがちだからである。

 「2:8の法則」というものが存在するように、どこもかしこも完璧に施すのは無理だ、ということをきちんと念頭においてタスクをこなしていきたいものだ。

心から満足できる、“本当の”時間管理術:タスクシュート時間術

 根本的に、時間は“ない”ものだ。佐々木氏は「スキマ時間すら本来存在しない」という。そんな佐々木氏が皆さんにおすすめするのが、「タスクシュート時間術」という時間管理術だ。

タスクシュート時間術

  • 本日1日分の仕事を1シートで管理する
  • これからやる/ここまでにやった仕事のリストを一元管理
  • 1分以上時間のかかる仕事は全て管理する
  • すべての仕事の「見積もり時間を」出す
  • すべての仕事が終了すれば何時になるかを予測し、常に仕事の終わる時間を把握する
 佐々木氏いわく、スケジュール帳やカレンダーでは時間不足の解決には不十分なのだそうだ。時間管理を単純に突き詰めようとすれば、「早く取りかかるべき」などという精神論的解決に辿り着いてしまう。

 仮にカレンダーなどを利用した解決法があったとして、もしそれが真に成功した時間管理術なのであれば、既に世の中の大半の人が上手に時間を管理できているはずである。

 タスクシュート時間術は、一枚のシートで上記5つの点を把握しながら行う時間管理術である。「仕事ができる」と言われる人であっても、試してみると自身がいかに時間を管理できていないかに驚くようだ。

 著書には、時間管理術の初心者であってもこのタスクシュート術を取得する方法が丁寧に論じられている。時間を管理できている、なんて自負のある人も、一度試してみてはいかがだろう。

時間管理術の敵:「時間ない病」から抜け出す技術

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 時は金なり。なんて言葉があるほどに、時間は大切なもの。金銭や地位などと違い、時間は唯一、一人ひとりが平等に与えられた資産なのだ。

 上記で紹介したような「割り込み仕事」に振り回されないようにする技術や、面倒なことを先送りにしてしまう癖から脱却する方法が、この本には記載されている。

 「時間がない」なんて言い続けている状態は、もはや病気と言っていいほどのものなのだ。しかるべき時間管理術を体得して、「時」という資産を有効的に運用したい。


 「時間管理術」と呼ばれる術は星の数ほどあれど、「時間の“なさ”を痛感せよ」と解いてくれる術はこの時間管理術だけである。限られたものだからこそ、より有意義に利用した者が成功する。

 時間というものに対する日々の姿勢を、今一度見直してみてはいかがだろうか。

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