1. 投資信託とは? 初心者でも分かる投資信託入門

投資信託とは? 初心者でも分かる投資信託入門

出典:visualhunt.com
 最近注目を集めている投資信託。どのような金融商品なのか、実際に理解している人はそれほど多くないだろう。現在は、資産を保有する形が多様化しているため、投資信託の知識を身につけておくことは必要不可欠である。今回は、初心者が気になるポイントに重点を絞って解説していく。

投資信託とは?収益はどのように生じるの?

 投資信託とは、投資家から集められた資金を1つにまとめ、運用の専門家が、国内外の株や債権、不動産などに分散投資する金融商品のことである。 小さな額の資金を集めて運用するため、小資金では投資できないもの、例えば証券会社では取り扱っていない新興国株式や、個人の資産運用ニーズを組み込んだデリバティブ金融商品等に投資をして、資産運用することが可能になり、投資対象の選択肢が広がる。

 一般に、投資家から集められた資金をもとに、投資信託の販売窓口である「販売会社」、集めた資金の運用法を決定する「運用会社」、資産の保管・管理を行う「管理会社」の三者が役割を分担し、効率的に運用されている。

 投資信託は、投資した株式や債券、不動産などから発生する配当や利子である「インカムゲイン」と、市場価格が変動する資産を売買することで得られる値上がり益である「キャピタルゲイン」によって収益をあげている。よって収益率は、運用の仕方によって異なり、どのような有価証券を組み入れるかによって左右される。

初心者が知っておくべき投資信託のメリット、デメリットは?

 いかなる金融商品にも、メリット・デメリットは存在する。以下のメリット・デメリットを把握して、投資信託が自分の資産運用に果たして最適なのか見極めよう。

メリット

・小額からの投資が可能であること
 通常、日本株を買う場合、20万程度のお金が必要だが、投資信託なら日本株にも1万円ぐらいから投資が可能である。

・分散投資が可能になること
 日本株の場合、20万円の株を買った場合には、1銘柄で終わってしまい、もし、その1銘柄が倒産したりすると、すべてが0円になってしまう。 しかし、投資信託なら、広く銘柄を買うことが可能である。こうして、分散投資をすることで倒産や等のリスクをコントロールすることができる。

・専門家に任せることが可能であること
 通常は専門家を自分だけのために雇うことはできないが、投資信託では、専門家に運用を任せることができる。個別の有価証券の選定や入れ替えを自分で考えなくてもよいのだ。

・対象商品が広く選べること
外国の調査をして、株を買うことは大変ですが、投資信託なら世界的に投資することが可能である。

デメリット

・コストがかかる
  投資信託の場合、「販売手数用」と資金の運用管理に必要な費用である「信託報酬」を支払わなくてはならない。また、運用の専門家を雇うお金もかかる。加えて、投資信託は購入時、換金時、保有時にも費用がかかる

・運用成績が落ちるものがある
  このデメリットは主にアクティブファンドについてだが、アクティブといいながら、インデックスとあまり変わらない銘柄の場合がある。この場合は、高い信託報酬を払った分だけ損だということになる。また、仕組みが複雑なものになるとリスクをとっている割には、リターンが期待できないものもあるため、よく研究してから投資信託を購入する必要がある。

初心者でも始めやすい投資信託とは?

 先述した「インデックスファンド」と「アクティブファンド」について説明しよう。

 「インデックスファンド」とは、日経平均株価などの市場の指標に連動する運用を行う投資信託で、信託報酬が0.5%程度と割安だ。しくみがわかりやすく、値動きの情報が得やすいというメリットもある。「アクティブファンド」とは、市場の指標を上回る運用を目指せるが、託報酬が1~2%と高く、内容が千差万別で選択が難しい。

 そのため、「インデックスファンド」の方が、初心者でも始めやすい。インデックスファンドを買うなら、日本株では日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)に連動するもの、海外株式ではMSCIコクサイ指数(日本を除く先進国)、新興国株式ならMSCIエマージング指数に連動するものがいいだろう。

 さらに気を付けなくてはならないポイントは以下の3つである。

1.積み立てできるものを選ぶ

 資産形成を目的とする投資信託の買い方として、お勧めしたいのが積み立て購入。これは毎月金額を決め、価格が高い月は少しだけ、安い月はたくさん買うことで、長期的に安定したリターンを得ることが可能だ。また、投資に時間をかけられない忙しいサラリーマンでも、自動引き落としで毎月買えて手間のいらない積み立て購入は最適の方法だ。

2.投資は分散させる

 初めての投資では、一気に資金をつぎ込まないこと。投資先を分散し、購入のタイミングも何回かに分けて時間分散すれば投資リスクを軽減できる。

3.長期運用を心がける

 教育資金など5年以内に使う予定のあるお金は投資しないこと。最低10年は寝かせておける資金で長期運用を目指すことで利益を上げやすくなる。


 インフレを目指している現在の金融政策では、銀行の預貯金だけでは心もとない。老後の資金を貯蓄する目的で、長期に運用するのが一般的な投資信託の例の1つである。金融商品を購入する際は、自分の求める利益の目的・その利益が必要な時期もあわせて考える必要がある。金融の知識をつけると同時に、将来設計を行うことも重要なのである。

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