1. 分配金のランキングはあてにならない? 投資信託を買うときに気を付けるべきこととは

分配金のランキングはあてにならない? 投資信託を買うときに気を付けるべきこととは

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出典:visualhunt.com
 最近は様々な金融商品が登場し、保有する資産の形を選択するのは非常に難しい。今回は最近注目を集めている投資信託に迫り、投資信託の分配金や購入のポイントを紹介する。

投資信託の分配金とは?

 分配金とは、株式でいう配当金に相当する。投資信託が投資した資産から生まれた利益の一部が分配金となる。投資信託は、株式や債券など様々な資産に投資している。それらから発生する配当や利子である「インカムゲイン」と、価格が変動する資産を売買することで得られる値上がり益である「キャピタルゲイン」が投資信託によって得ることができる利益である。

 株式の場合、配当金が支払われないことは業績不振を意味するが、投資信託の分配金は必ずしもそうではない。投資信託の分配金は、運用成績に関係していることは間違いないが、利益を分配金として放出するか内部留保して再投資の資金にするかはファンドの方針次第である。

 また、配当金が支払われる際も、再投資が行われる際も、利益分の所得税と地方税が引かれる。しかし、一度、分配金を受け取ってしまうと、そのお金で再び投資信託を買う際に、買い付け時の手数料とそれにかかる消費税の支払いが必要となる。

 そのため、中期的に資産形成を図るなら、分配金ゼロで全額再投資するか、分配金を自動的に再投資するものを買うべきである。

投資信託の人気ランキングはあてにならないって本当?

 人気ランキングは見ないほうがいい。それは、「人気の高い投資信託を買うとまず失敗する」からだ。そもそも人気ランキングとは「よく売れているランキング」であるため、必ずしも「利益を享受することができるランキング」ではない。

 さらに、現在、人気の高い投資信託はほとんどが「毎月分配型」というタイプである。毎月分配型とは、分配金を毎月受け取るしくみの商品で、運用元本が増えないため、資産をなかなか増やせない。年金生活の人ならいいが、資産形成を目指す現役世代には向かないタイプだ。また、人気の高い投資信託はすでに値段が高く、高値掴みになりやすい。

 自分の思惑通りの利益をあげるためには自分の将来設計をしっかり確認したうえで、どのような期間で利益をあげる投資信託を手にするべきか見極めるのが最低条件である。

 また、初心者の場合は安心できる金融機関で買いたいと思うだろう。しかし勧められるまま、内容のよくわからない投資信託を買ってはいけない。金融機関は、「販売手数料」や「信託報酬」が高い商品を販売したがる傾向がある。それはもちろん、運用成績の優れた「よい投資信託」というわけではない。投資信託を買うときは「金融機関に相談しよう」と思わないこと。そこで利用したいのがネット証券だ。ネット証券なら、セールストークに惑わされることなく、自分でゆっくり情報を集めて、納得できる商品を選ぶことができる

 いずれにせよ、自分で情報を判断して商品を選ばなくてはならない。
(記事参照元:http://president.jp/articles/-/12674

投資信託を選ぶ際に気を付けるポイントは?

 現在、数多く流通している投資信託の中から自分に見合うものを見つけるにはいくつかポイントがある。

・目標を決め、大まかに投資信託のタイプを決める 
 投資信託を購入する前に、自分の投資目標を決めておく必要がある。投資信託で得た利益の使用用途や使用時期によって必要とする金額は異なるうえ、運用の安全性の程度も変わる。 投資信託は様々な金融商品を組み合わせて運用するため種類も非常に豊富である。どのタイプが自分に合うのか注意しよう。また、商品を決める際に見るべきポイントは運用成績とコストである。

1.運用成績 

・3年以上の運用状況を確認する
 投資信託の運営成績は市場の景気に左右されるため、短期間の比較で正確な判断は下せない。運用成績を比較する場合は、3年以上の運用状況を確認しよう。 

・ベンチマークや似ているファンドと比較する
 ベンチマークとは、投資信託の成績を比べるための指標のことである。この指数は、その投資信託が投資している資産の市場全体の動きを表しており、この収益率よりも高いか低いかで市場全体よりも運用が良かったか悪かったかが判断できる。
また、ライバルファンドの運用成績と比べるのも、運用の良し悪しを確認する一つの方法である。

・投資信託の値動きの大きさもチェックする
 投資信託の値動きの大きさは「標準偏差」で把握できる。数値の大きい投資信託ほど値動きが大きい。基準価額の動きが大きい投資信託は、リスクが高く、長期的に安定して高い収益が出せない可能性が高い。

2.コスト(費用)

 投資信託は購入時、換金時、保有時にも費用がかかる。購入前に、購入から換金までにかかる費用を比較することが重要だ。


 投資信託は、株式などへの投資である一方で、未来の自分への投資である。そのため、最適な金融商品を手にするには、確かな将来設計が不可欠である。投資信託を考えることは、現在の自分を見直し、将来の進路をしっかりと見据える契機となる。

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