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ホリエモン「“譲れない”ものがある人は、すぐに鼻を折られるよ」 アイデアの実現に必要な姿勢とは?

野口直希

2016/02/24(最終更新日:2016/02/24)


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ホリエモン「“譲れない”ものがある人は、すぐに鼻を折られるよ」 アイデアの実現に必要な姿勢とは? 1番目の画像
 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.611〜実践あるのみ!?〜」では、ホリエモンがアイデアを実現させる方法についてアドバイス。

 今回取り上げた質問は、「以前、絶対需要があるアイデアを思いついたのに資金が全くなく、素材などを決めて実験を繰り返さないと行けないのでクラウドファンディングも難しいときのアドバイスを求めたら、『そういうアイデアは世界で1万人くらい思いついているよ。能力がないならできる人を見つけるしかない』と回答を貰った者です。

 では、そういう能力がある人を見つけるためにはど­のような方法があるでしょうか? 堀江さんのメルマガを読んでいるのでだいたいは想像つくのですが、可能であれば具体的­な手段を教えてください」という質問。

ホリエモン「とにかく人に見てもらわなきゃ!」

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 ホリエモンは、「例えば、クラウドファンディングの会社に直接問い合わせてみたり、『DMM.make』みたいなところに相談してみれば?」と回答。

 事業のアイデアはあるものの、実行する資金や能力がない場合での仲間の見つけ方を尋ねた今回の質問。これに対してホリエモンは、とりあえず自分のアイデアを誰かに披露してみるようアドバイス。DMM.makeは、クラウドソーシングや3Dプリンターを用いて、モノ作りに挑戦したい人をサポートするサービスだ。
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 今回のゲストで溶接や木工など多彩な設備でモノ作りをサポートするTechShop Japan代表 有坂庄一氏も、「まずは(実際に)作ってみて人に見てもらうのが肝心」と話す。とりあえずモノを作ればアイデアの問題点が浮き彫りになり、それを改良してくことでプロダクトの出来はグングン良くなる。

 一人で悩み続けたり、何もしないで協力者を探したりしても効果は薄い。実際に手を動かしてみるのが現状打破の一番の近道なのだ。

ホリエモン「『自分はすごい』と思ってる人は大抵、鼻を折られるよね」

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 ここでホリエモンは、今回の質問者に「『自分のこういうところ(今回ならばアイデア)は譲れない!』『自分はすごい!』って人が多すぎるよね」と苦言を呈す。たしかに、質問者はアイデアには絶対の自信を持っており、ここを曲げるという考えは微塵もないようだ。

 「たぶん、実際にやってみると鼻を折られる」と辛らつな言葉を投げかけるホリエモン。前回の質問に「同じことを考えている人は1万人くらいいるんじゃないかな」と答えているように、一人で生み出したアイデアはそこまで画期的ではないことがほとんどだ。
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 世に受け入れられたアイデアの多くは、沢山の非難やアドバイスを受けて、少しずつブラッシュアップを繰り返している。こうしたプロセスを経ずに協力者を探すだけでは、なかなか手を差し伸べてくれる人は現れないだろう。

 そのためホリエモンは、とりあえず他者に自分のアイデアを打ち明けてみるようアドバイスする。もちろん、この段階でこれまで想定もしていなかったような指摘や反発が飛んでくる場合もあるだろう。いまの質問者の様子では、そうした反応に耐えられない可能性もあるとホリエモンは考えているのだろう。

 一方で、手厳しい指摘や反発はアイデアをブラッシュアップさせる絶好のチャンスでもある。反対者にも納得してもらえるようにアイデアを修正したり、プレゼンの方法を変えてみたりすれば、それだけ多くの人に賛同してもらえる可能性が高まるだろう。
 
 おそらく、どんなアイデアも一度は他人の厳しい批判にさらされてきたはず。一人で悩むだけでは、多くの人に支持されるサービスは生まれない。誰かに話して批判されて、それを糧にしていくことで少しずつ協力者は増えていくのだ。
 
  ホリエモンがアイデアのブラッシュアップについて語った「堀江貴文のQ&A vol.611〜実践あるのみ!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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