1. 消費税の増税によって保険料が影響を受けるって本当?

消費税の増税によって保険料が影響を受けるって本当?

出典:blog.smallbusinessadvocate.com
 2017年の4月から消費税が10%に引き上げられるということが決まったのはご存知だろうか。日常的に払っている消費税が引き上げられると当然生活にも影響が出てくるため、関心を持っている人も多いことだろう。ところで、この増税は保険料にも課されるものなのだろうか? と聞かれるとすぐに答えられない人もいるかもしれない。今回は、そんな保険料が課税か非課税か、また保険料を安くする工夫について見ていこう。

保険料は課税?非課税?

 まず、そもそも保険料とは課税か非課税かという問題がある。国税庁のホームページを見ると、消費税については預貯金の利子及び保険料を対価とする役務の提供等、預貯金や貸付金の利子、信用保証料、合同運用信託や公社債投資信託の信託報酬、保険料、保険料に類する共済掛金など、に関しては非課税として取引されると記載されている。

 つまり保険料は、生命保険料、損害保険料どちらも非課税であるということだ。しかし、これは保険料と消費税には何も関係がないということを表しているのではない。消費税の増税は保険料の値上げにつながる可能性があるのだ。

消費税の増税によって保険料が上がるのは本当?

 先述の通り保険料には消費税がかからない。しかし、消費税の増税が保険料と無関係であるとは言い切れないのだ。2014年の消費税増税の際、様々な会社の自動車保険の保険料が平均0.9%~2.5%値上げされた。自動車保険、つまり損害保険も非課税対象であるはずなのに、なぜ消費税と同じタイミングで値上げが行われたのかと疑問に感じる人も多いことだろう。

 この値上げの理由としては、保険料以外にかかる消費税という問題が挙げられる。どういうことかと言うと、確かに保険料自体は非課税であるものの、保険料に含まれている保険料代理店への手数料や自動車の修理代、怪我を負わせてしまった被害者の交通費といった経費には消費税がかかるのだ。つまり保険料には消費税がかかっていなくても、保険料に含まれる経費にかかる消費税を考慮した上での値上げということだ。これは生命保険にも同じことが言える。

 保険の契約者から受取る保険料は消費税の影響を受けないため上がらず、しかし保険料に含まれている諸経費については消費税がかかるため、値上げの必要が出てくる可能性があるということだ。生命保険に関しては2014年の値上げがなかったものの、2017年に消費税が10%まで引き上げられると値上げが行われるかもしれない。

保険料を安く抑えるための工夫は?

 このように保険料は、たとえ非課税であっても消費税増税の影響を受けるかもしれないものである。しかし値上げに関わらず、できることなら保険料は安く抑えたいものだろう。保険会社は実に様々な種類がある。

 もちろんその内容や金額も多種多様であり、自分や家族のライフスタイルに適したものを選んで加入することが大切なのである。そうして選んだ保険でも、数年経てば他の保険会社がさらに自分に合った料金プランを用意しているかもしれないし、また自分たちの生活にも変化が出ているかもしれない。

 どんな保険があるのかチェックし、より適した保険を見つけることが保険料を安く抑えるためのポイントと言えるだろう。また広告を見るだけではなく、具体的な説明が載っている資料を見ていくつかの会社を比較するのも有効である。


 消費税の増税が、非課税であるはずの保険料にも影響を及ぼしたり、及ぼす可能性があったりするということは案外気がつきにくいことかもしれない。お金とお金の意外な繋がりを知ることで、より賢くお金のやりくりをすることができるだろう。様々な情報をキャッチできるよう心がけていきたいものだ。

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