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初心者必見! FX取引の基礎を勉強しよう

粕谷満子

2016/11/30(最終更新日:2016/11/30)


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出典:www.youtube.com
 株への投資や不動産売買など、世の中には多くの資産運用の方法がある。そういった資産運用の中で、最近話題のFX取引というものをご存知だろうか。名前は聞いたことがある人が大半であると思うが、逆にFX取引をしていない人は名前しか知らないことがほとんどだろう。今回はFXに興味はあるが、どういうものか知らないという初心者の方のために、FX取引について説明していこう。

FX取引の舞台は外国為替市場

 まず、FX取引がどんなものなのかを説明していこう。そもそもFXとはforeign exchangeの略称で、FX取引の正式な和名は外国為替証拠金取引である。つまりFX取引とは、ドルやユーロといった外国為替の売買や、交換することによって利益を得ることを目的とした取引の方法のことである。

 例えば、円とドルの為替レートが1ドル=100円の時に円をドルに両替して、その後1ドル=110円の時に今度はドルを円に両替したとする。この時両替によって、10円分の利益が発生するのである。これが基本的な為替で利益を得る際の構図であるが、これにさらに元金を25倍で運用するレバレッジと金利の差額によって得られるスワップポイントというFX独特の特徴が付加されたものがFX取引の仕組みになっている。

FX取引の特徴や魅力は?

 FX取引の基本的な仕組みに関しては理解していただけただろう。ここからは、FX取引の特徴や魅力について説明していこうと思う。まず、先ほど出てきたFX独特のレバレッジとスワップポイントについて説明する。レバレッジとはもともとはてこの原理のことで、少額の資金で大きな取引ができることをあらわしている。具体的には、FX取引では日本円をそのまま入金して取引するのではなく、元金の25倍までの取引が可能になる。

 例えば、1ドル=100円の時に10万ドルの取引をしたい場合、日本円で1,000万円の元金が必要になるが、レバレッジを利用すると、その25分の1である40万円で同じ取引を行うことができるのである。

 またスワップポイントについてであるが、スワップポイントとは簡単に言えば、利息のようなものだと考えてよい。FX取引では低金利の通貨を高金利の通貨に交換することによって、その金利差に該当するスワップポイントを得ることができる仕組みになっている。説明した通りに低金利のものを高金利のものに交換すれば、スワップポイントがたまるが、逆の取引をしてしまうと、スワップポイントを支払うことになるので、注意が必要である。

FX取引のリスクについて知ろう

 さて、ここまでFX取引の仕組みについて説明してきた。ここからは、FX取引において注意すべきリスクについて説明していこうと思う。まず、レバレッジを利用して、証拠金の何倍もの取引を行っていることから、利益が大きい分当然リスクも大きくなっていることを認識しなければならない。FXは為替相場の変動によって取引しているので、為替相場が想定と異なった動きをした場合損失が出てしまう

 さらにFXはレバレッジによって最大25倍の取引を行うため、数円の値動きによっても大きな損失になりかねないというリスクがある。逆に大きく儲けることも可能なので、ハイリスクハイリターンであるといえるだろう。

 また、FXはスワップポイントが金利に依拠していることから、金利の変動によっても左右されるので注意が必要である。さらに、取引をする際に、必ずしも円滑な取引が行える保証はなく、取引相手がいなければ、当然取引することができない。これを流動性のリスクという。


  以上、FX取引を始めたいという初心者のためのFX取引の簡単な説明であったが、いかがだっただろうか。投資には当然リスクが付きまとうということを意識して取引した方がいいだろう。しかし、リスクが大きい分リターンも大きく望めるので、当たれば大きく収益を得ることができるのもFX取引の魅力だろう。


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