1. 年金手帳を手元に持つメリットとは? 会社に預けている人は要チェック!

年金手帳を手元に持つメリットとは? 会社に預けている人は要チェック!

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 国民年金や厚生年金といった公的年金の加入者であることを証明する年金手帳。基本的にはなくしてはいけない大切なものであり、個人の代わりに企業が社員全員の手帳を管理していることも多い。しかし、個人で年金手帳を持っていることで得することもある。そこで今回は、年金手帳を手元に置いておくことのメリットとデメリットについて紹介していく。ぜひ参考にしてほしい。

年金手帳を会社が預かる理由とは?

 現在日本では、多くの企業が社員の年金手帳を会社で保管している。こう言った現状から、年金手帳は企業で預からなければいけないというものだと思うかもしれないが、実は法律上年金手帳は個人で管理しなくてはいけないものなのだ。では、なぜ法律に反してまで企業が社員の年金手帳を保有しているのだろうか。

 ふつう社会人は、20歳前半で就職して、長い人なら同じ会社で、65歳で定年を迎えるまで40年以上同じ会社で働くことになる。その期間も年金手帳はずっと保有し続けていなければいけないので、当然その期間中に個人でずっと保有していたならば紛失する可能性は非常に高くなる。転職や定年などで社員が退職するたび、紛失した年金手帳の再発行の手続きを行っていては、個人としても企業としても大変だ。そのため、社会保険に加入している社員の年金手帳を企業が保管して、退職の際に個人に返還する、という形態をとっている企業が多い。

 また、一般的な人は人生の半分以上を社会人として過ごすだろう。その中で結婚による氏名の変更や住居の変更は当然起こりうるだろう。そうした時にも企業が年金手帳を保有していれば、社員の情報変更をスムーズに行うことができる。

 企業が社員の年金手帳を管理しているのは、結果としてそちらのほうがより確実に手帳を保有し続けられるからなのである。

年金手帳を手元に持っておくメリット・デメリット

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 一般的に企業が年金手帳を保有する理由とそのメリットについては前項で触れた。ここでは、個人で年金手帳を保有しておくことのメリットとデメリットについて紹介する。

 メリットとしては、第一に年金手帳に記載されている個人情報が外部に漏えいする心配がないということが挙げられる。企業が管理するということは個人情報の保護を外部に委託するということだから、外部の人によって管理されている以上、そこには常に漏えいの危険性が付きまとう。個人で所有しているならばそのような心配をする必要はない。

 デメリットとしては、先ほどにも述べたように紛失の可能性が会社に受けた場合と比べてずっと高くなる。年金手帳の再発行は可能だが、再発行には手間がかかる。また、結婚や引っ越しの際に、手帳に記載されている名前や住所の変更の手続きは自分で行わないといけなくなる。

 年金手帳を個人で保有すると、個人情報保護の面では会社に管理してもらうよりも優れているが、その分管理面での負担はずっと大きくなる。

年金手帳の活用方法

 年金手帳を個人で保有しておいたほうがより安全であるということは先ほどにも述べたが、実はそれ以外にも年金手帳を個人で持っておくことで、さまざまな恩恵を受けられることがある。ここでは年金手帳の意外な活用方法について紹介していこう。

 年金手帳には個人情報が記載されており、加えてかつては日本国政府によって発行されていた公的書類であることもあり、身分証明証としての効果を持っている。顔写真はないが、保険証と同等の役割を持ち、多くの場所で身分証明に有効である。また、年金手帳を持っていることで、大規模年金保養地であるグリーンピアや、国民年金の宿といったいくつかの施設で割引を受けられ、安い値段でそうした施設を利用することができる。こちらも覚えておくと得することがあるだろう。


 以上のように、年金手帳を個人で保有しておくと、安全面やサービス面では会社に管理してもらう場合より優れていることが分かる。一方で、紛失のしにくさや、面倒な各種申請を省くことができる点では、会社に年金手帳を管理してもらう方法も選択肢としてある。どちらを選ぶかは個人の裁量によるが、情報が飛び交い、転職も多いこの時代、やはり個人で所有しておいたほうがいいだろう。

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