1. 世界では生活費がいくらかかるのか。世界で最も生活費の高い上位10都市

世界では生活費がいくらかかるのか。世界で最も生活費の高い上位10都市

出典:www.flickr.com
 君はいくらの生活費で過ごしているだろうか。世界の人々はいくらの生活費で過ごしているのか気になったことはないだろうか。

 イギリスの経済誌・EIUが、「世界の主要都市ではいくら生活費がかかるか」を調査し、世界生活費指数という指数で比較したランキングを発表した。各都市の物価をドルに換算して生活費がいくらかかるかの指数で比較したランキング結果である。生活費が最も高い10都市を紹介しよう。

世界ではいくら生活費がかかるのか? 生活費の高い上位10都市

1位:シンガポール(シンガポール)

by DeeMakMak
 シンガポールは金融、貿易の中心地であり、教育、医療、経済競争力において、世界ランキングでは必ず上位にランクインする。一人当たりの国民所得も世界第3位を記録している。生活費がいくらかかかってしまうのは当然の都市、国なのである。

 まず、シンガポールでは生活費の多くが住宅費にかかってしまう。いくらかかるのか。シンガポールでは90%以上の人が持ち家だといわれているが、郊外の一般的な水準のマンションでも5000万円はかかるのである。賃貸だといくらだろうと思うかもしれないが、それでも月に20万円以上は必要なのである。

2位:パリ(フランス)

by Luc Mercelis
 フランスの経済の中心地、パリは、世界屈指の経済都市でもある。パリで生活費がいくらかかるかを考えるなら、基本的な物価が全て高いと考えたほうがいい。東京でランチが1000円を超えると、いくらか頑張り過ぎたな、といった感じになってしまうが、パリでは最低でも2000円近くかかってしまうことを覚悟したほうがいいのだ。
 
 日本では100円のノートもパリでは3倍の値段になる。庶民的な日本人の感覚では、パリでは生活費がいくらあっても足りないとった感じになってしまうだろう。

3位:オスロ(ノルウェー)

by Miradortigre
 ノルウェーの首都、北欧でも最大の世界都市とされるオスロでは生活費がいくらかかるだろうか。オスロは世界で最も物価の高い都市の一つである。いくらくらいなのかというと、基本的には日本の3倍くらいの物価と考えるとよい。

 日本では、オスロより高い価格で売られているもののあるが、それよりも安い選択肢を選ぶことができるのが特徴だ。オスロは基本的に全てが高い。君はペットボトル1本にいくら払えるだろうか。オスロでは500円以上払わなければならない。

4位:チューリヒ(スイス)

by szeke
 スイス最大の都市チューリヒも世界で最も物価の高い都市の一つだ。世界で最も生活の質の高い都市、居住するのに適した都市としての評価もある。治安、教育水準、各種インフラが整っていて、生活費がいくらかかろうとも、みんなが住みたいと思う都市、それがチューリヒなのである。

5位:シドニー(オーストラリア)

by szeke
 オーストラリア最大の人口、南半球を代表する世界都市がシドニーである。南半球の金融センターの役割を果たしていて、やはり物価が高く、コーラ一本に400円を払うことに日本人ならまず面食らってしまうだろう。

6位:メルボルン(オーストラリア)

by alandot
 メルボルンはオーストラリアで、シドニーに次ぐ人口の都市であるが、近代的な大都市といったイメージのシドニーに比べると、歴史的建造物も多く、のんびりしたイメージで最も暮らしやすい世界都市ランキングで1位を獲得したこともある。それでも東京よりいくらか生活費がかかることは間違いない。

7位:ジュネーブ(スイス)

by Falcon_33
 ジュネーブは、4位にランクインしたチューリヒに次ぐ、スイス第2の都市である。第二次世界大戦前には国際連盟の本部がおかれ、現在も国際機関が所在する世界都市である。

8位:コペンハーゲン(デンマーク)

by romanboed
 デンマークの首都、コペンハーゲンは「北欧のパリ」と称されることもある世界都市である。北欧では物価の高さ、税金の高さがあっても、充実した福祉制度の恩恵を受けることができる。医療費や学費は生活費としていくらもかからないのだ。

9位:香港

by pamhule
 香港は世界有数の金融センターであり、香港ドルは世界第8位の取引高を有する。世界有数の一人当たりの所得となっている。また世界有数の人口密度の高い都市でもあり、高密度な空間は高度に発達した交通網へとつながり、公共交通機関の利用率が90%を超える都市でもある。

 交通費はいくらもかからないで利用できる。生活費においても税金や、各種公共料金は日本に比べ、いくらもかからないといっていい。政府から補助が出ることもあるのだ。
 
 ただ、香港の不動産価格は以上に高騰している状況だ。人口密度を考えると、仕方ない部分もあるが、生活費において、住宅費がいくらかかっているかを考えるとぞっとする状況になっている。収入の半分は家賃になってしまうという人も少なくない。

9位:ソウル(韓国)

by Stuck in Customs
 香港と同立で韓国の首都、ソウルが9位となっている。東京は11位にランクインしていて、実はこのあたりはドルとの関係で変動がおきやすい関係である。日本の東京に住む我々と、いくら生活費がかかっているかの感覚は案外変わらないかもしれない。 

いくらも生活費がかからない!? 生活費の安い上位10都市

 以上、世界の都市ではいくら生活費がかかるか、上位10都市を紹介したが、生活費の安い都市、上位10都市も紹介しよう。

1位:バンガロール(インド)

2位:カラチ(パキスタン)

3位:ムンバイ(インド)

4位:カラカス(ベネズエラ)  

5位:チェンナイ(インド)

6位:ニューデリー(インド)

7位:ダマスカス(シリア)

8位:テヘラン(イラン)

9位:カトマンズ(ネパール)

10位:アルジェ(アルジェリア)


 以上、世界の都市ではいくら生活費がかかるのか、EIUの調査したランキングから紹介した。生活費がいくらかかるのかは、基本的には物価によって決まる。しかし、住宅事情や交通事情、税金や福祉制度によって、生活費のうち、何にいくらかかるかが変わる部分も大きい。

 いくら生活費がかかっても、それに見合う収入が得られる国であれば困らない。生活費が高いことは必ずしも悪ではないのである。それが証拠に、生活費がかかる上位10都市の多くが、住みたい都市、環境の良い都市としてランキングの上位の常連でもあるのだ。

 生活費がいくらもかからないからといって、生活費の安い都市に住めばいいというものでもない。そこで稼げる金額には限度があるからだ。いくらの収入を得て、いくらの生活費をかけるか。そのバランスが大切なのである。

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