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日本人の英語の発音が下手くそな5つのワケ:英語の発音を矯正できる勉強方法

粕谷満子

2016/01/28(最終更新日:2016/01/28)


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日本人の英語の発音が下手くそな5つのワケ:英語の発音を矯正できる勉強方法 1番目の画像
出典:visualhunt.com
 「日本人は、英語の発音が苦手」という話を聞いたことはないだろうか。果たして、本当に日本人は英語の発音が苦手なのだろうか。答えは、その通り。一見、英語がペラペラに見えるような人でも、実は発音がネイティブではないために、ネイティブたちに誤解を生んでいることもしばしばあるそうだ。発音の違いによる誤解や勘違いは、ビジネスにおいては特に致命傷になりかねない。

 英語が全く話せない人も、自分ではうまく話せているつもりの人も、もう一度ネイティブな英語の発音を学んでみて欲しい。是非、今の英語の発音を矯正して、日本人でもネイティブな英語の発音をマスターしよう。

日本人が英語の発音を苦手としているワケ

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  日本人が英語の発音を苦手としている理由は、主に5つあると言われている。まず、日本人は英語をカタカナ英語で読もうとするため、実際の英語に触れた時に発音ができないのである。ネイティブな発音は、決してカタカナで表すことができない。有名なものだが、特にRとLの区別が難しいとされる。

 そして似た理由として、英語には日本語に存在しない音があるという点が挙げられる。Rの発音ですら、日本人は普段発音することがない。また、VとBの発音の違いも日本語にはないため、この音が含まれる単語を話すときは注意しなければならない。次の理由は、そもそも英語を発音する際の口の筋肉の使い方が違う点だ。

 つまり、普段からネイティブな発音をしない日本人にとって、急にネイティブな発音をすることは、筋肉が追いついていないため不可能なのである。その日本人の英語の発音を矯正するためにも、英語を正しく発音するための筋肉をつける必要がある。単語のアクセントと抑揚も、日本人が英語発音を苦手とする理由の一つだ。日本語ではある程度アクセントが違う箇所になってしまっても、だいたいの場合は意味が通る。

 しかし、英語の場合、アクセントは決して変わることがないため、より気をつけなければならない。最後は、文章中での音の強弱だ。英語では、強調する単語と強調しない単語の差がはっきりしている。日本人はそれと真逆で、すべての単語を同じ強さ、速さで読んでしまう。

練習すれば矯正できる!  発音練習

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  発音練習にはいくつか方法がある。その内の一つをここで紹介しよう。まず基本的なことからだが、A〜Zまでの発音から練習し直すという方法。地道だが、これができなければネイティブな英語は話せないだろう。そして発音練習に便利なものが電子辞書である。単語を調べられるだけでなく、その単語の発音を実際に聞くことができるのが魅力だ。また、英語発音の教材も数多く存在するため、それを利用するのもいいだろう。

日々の学習で矯正したい!  英語の勉強のコツ

 日本人がネイティブな発音を身につけるには、自分が話す英語とネイティブが話す英語で何かが違うという違和感に気づくことが大切だ。気づいて初めて矯正しようという気が起こるからである。日頃から聞こえてくる英語の音と自分の発音の違いを比較する訓練が必要なのだ。 

  また、腹式呼吸が非常に有効な方法としても有名だ。といっても、腹式呼吸を意識しすぎることはなく、簡潔に言えば声を大きくすることが大切だ。そう考えると外国人は、確かに日本人に比べて声が大きい人が多いはずだ。また、英語の数字1〜10までの発音を完璧にマスターすれば、それだけで発音がぐっとよくなっているだろう。


  日本人が英語の発音が苦手なことは、ある程度仕方のないことだろう。しかし、決して矯正できないわけではない。矯正の方法はいくらでもあるのだ。英語を話す機会が多い人はもちろん、話す機会が少ない人でも、ネイティブな発音を学んでおいて損はないだろう。

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