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美味いだけではない「コーヒー」の効果・効能。コーヒーを飲むべき6つの理由

Taketo Watanabe

2016/02/06(最終更新日:2016/02/06)


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by Daniel Y. Go
 食後や仕事の休憩中など、カラダをリラックスさせたい時には欠かせないコーヒー。芳醇な香りと、大人のほろ苦さがカラダに安らぎを与えてくれる。コーヒーに魅せられて一日に何杯も飲んでしまう方も多いはずだ。

 コーヒーにカフェインが含まれていることは知っての通りだと思うが、だからこそ「身体に悪影響があるのでは?」と考えていないだろうか。もちろん飲み過ぎはよくはないが、実は、そんなコーヒーには驚くべき効能・効果があるのだ。

 コーヒーは昔から、胃・頭痛・心臓など様々な薬として利用され、最近ではそれら効能・効果が科学的にも証明されてきた。また、女性は特に気を使いたい美容にも良い効果があるとされているコーヒー。まさに「良薬口に苦し」とも言うべきコーヒーの驚きべき効能・効果を紹介しよう。

コーヒーの効能・効果 #1 リラックス効果

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by pedrosimoes7
 記事冒頭でも書いたが、コーヒーはカラダをリラックスさせたい時には欠かせない飲み物。それが科学的にも証明されているのだ。

コーヒーの香りのリラックス効果

 日本の研究者によると、コーヒー粉末、レモン油、蒸留水を用いて、リラックスした時の脳波であるα波を比較。コーヒーの香りをかいだ時に最も多くα波が現れることがわかった。

 リラックス効果は、焙煎の仕方によっても変化し浅煎りと深煎りでは、深煎りの方が高いとのことだ。

コーヒーに含まれるカフェインのリラックス効果

 別の日本の研究者によると、ヒトはストレスを受けると、脳内で様々な神経伝達物質が放出される。そこで、ストレスを与えた実験用ラットの放出物質を調べたところ、生理食塩水ではストレス反応の減少は15%だったのに対して、コーヒーでは63%、カフェインでは66%、ストレスの原因となる物質が激減した。

コーヒーの効能・効果 #2 ダイエット効果

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by SiroGraphy
 予め断っておくが、“ただコーヒーを飲めば痩せる”ということではない。あくまでコーヒーを飲むことによって、“より効果的なダイエットになる”ということだ。

コーヒーに含まれるカフェインのダイエット効果

 脂肪燃焼を促進する効果があるカフェインは、運動の20分~30分前にコーヒーを摂取すると、効率的に脂肪を燃焼させる効果がある。カフェインが血中の脂肪酸濃度が上昇させ、脂肪を燃焼しやすくするのだ。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸の効果

 クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、主にコーヒー豆やじゃがいも等に含まれている。肝臓内には脂肪を燃焼させてエネルギーに変換する器官と、その器官に脂肪を運ぶ酵素がある。

 コーヒーに含まれるのクロロゲン酸は、この酵素を活性化させる働きを持ち、結果、コーヒーのクロロゲン酸を摂取すると脂肪燃焼を促進することに繋がるのだ。また、クロロゲン酸は糖尿病や肥満のためのサプリメントなどに利用されている。

コーヒーの効能・効果 #3 二日酔い対策効果

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by mislav-m
 二日酔いが辛いのは毎度承知しているのに、どうしても飲みすぎてしまう方も多いだろう。二日酔いの頭痛の原因は、肝臓で分解されずに残ったアセトアルデヒドと呼ばれる物質が原因。この物質を排出し、脳の血液の循環をよくすれば、辛い頭痛から解放されるのだ。その際に効果的なのがカフェインだ。

コーヒーに含まれるカフェイン効果

 アセトアルデヒドによって拡張された血管をカフェインが収縮させ、また利尿作用により体外に排出を促す効果がある。

肝硬変による死亡率がダウン

 シンガポールの研究者によると、1日にコーヒーを2~3杯飲むことによって、非ウイルス性肝炎を原因とする肝硬変で死亡するリスクを、66%も減らせる可能性があると発表された。

コーヒーの効能・効果 #4 口臭予防効果

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by dklimke
 他人と会話をしていて気になるのが自分の口臭。臭いのキツイ料理を食べた後や、お酒を飲みすぎてしまった翌日など、特に気になるはずだ。コーヒーにはそんな口臭予防効果もあるのだ。

コーヒーで悪臭の元となる原因を殺菌効果

 イスラエルの研究者によると、口の中から採取しただ液に、同国やアメリカのメーカー数社のコーヒーを混ぜておき、発生する臭いなどを調べた。その結果、コーヒーには口臭の原因となる細菌の働きを抑える効果があることが分かったという。

コーヒーが原因の口臭を取り除くには?

 コーヒーに含まれるポリフェノールのが舌に付着することで、口腔内のph値を下げ、それが原因で、本来は唾液で抑制されている悪臭の元が口内に残留する。これがコーヒーによる悪臭となる。

 この予防法は、単純に水を口に含んで、舌を口の天井などにこすりつけたりして洗えばいいだけだ。コーヒーを飲んだあとの口臭の原因は、舌に付着したコーヒーの成分によるものなので、この方法が一番効果的と言える。

コーヒーの効能・効果 #5 美容効果

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by Giacomo Carena
 女性ならずとも、男性も気になるシミやシワ。そんなシミやシワにはポリフェノールがいいのはご存知かと思う。そして、前記の通りコーヒーにはそのポリフェノールが豊富に含まれているのだ。

 実は、100ml当たりのポリフェノール含有量はコーヒーが200mgと、一般的な飲料の中では最も多い。緑茶や紅茶、野菜ジュースよりも多いのだ。

コーヒーに含まれるポリフェノール効果

 ポリフェノールには“抗酸化作用”があり、この抗酸化作用によって活性酸素の働きを抑え、細胞の老化を防止してシミやシワ、たるみから肌を守るのだ。

コーヒーに含まれるカフェインでデトックス効果

 発汗による老廃物の排泄はたったの約3%と言われ、実は、尿によるデトックスが一番効果的と言えるのだ。コーヒーに含まれているカフェインの利尿作用がいいと言われる理由はそんなところにあるのだ。

コーヒーの効能・効果 #6 とにかく万病に効果的なコーヒー

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by e_haya
 コーヒーにはまだまだコーヒーにはその秘められたチカラがある。現在、確認されているコーヒーの効能・効果の事例をざっと上げてみたい。

■肝臓ガン、大腸ガン、胃ガン、乳ガン、子宮ガンの発生リスクを下げる効果

■うつ病の発生率を下げる効果

■血糖値を下げる効果

■動脈硬化の予防効果

■偏頭痛を抑制する効果

■目の健康効果

1日2杯飲んでおけば死亡率が下がる効果

 『米国立ガン研究所』が発表したデータによると、1日2杯以上コーヒーを飲む男性は死亡リスクが10%低く、4~5杯飲む女性は16%低かった、という報告もある。
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by bitzcelt
 

 美味しいだけではないコーヒーが持つ潜在能力は、お分かりいただけただろうか。もちろんコーヒーが健康維持に効果的だからと言っても、飲み過ぎは禁物だ。

 飲みすぎによる“カフェインの過剰摂取”や、鉄分の吸収を妨げる効果によって引き起こされる“貧血”など、確かにコーヒーにはデメリットもある。しかしそれらは、よほどがぶ飲みをしなければすむ程度の問題だ。

 これを機にコーヒーを見つめ直し、コーヒーの効能・効果について勉強するのも悪くないだろう。

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