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君は雑談が得意か、苦手か。ビジネスを成功させるまでの“雑談力”を手に入れるなら『超一流の雑談力』

Erika Muranaka

2016/01/11(最終更新日:2016/01/11)


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君は雑談が得意か、苦手か。ビジネスを成功させるまでの“雑談力”を手に入れるなら『超一流の雑談力』 1番目の画像
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 君は雑談が得意だろうか?  それとも苦手だろうか? 雑談が苦手だからビジネスシーンにおいては雑談を避けて、専らビジネスの話だけですませているなんていう君。とてももったいないことをしているぞ。

  雑談をただの雑多な話の時間で終わらせず、ビジネスにうまくいかせるための潤滑油にしていくべきだ。『超一流の雑談力』を読むと、雑談がいかにビジネスシーンで役立つかが分かってくる。また『超一流の雑談力』には雑談が苦手な人のために、具体的にビジネスに役立つ雑談をするためのコツが書いてある。

 雑談が得意だと即答したあなたも、実は君が雑談が好きなだけであって、ビジネスパーソンとして、雑談をビジネスに有効につなげられていないかもしれない。『超一流の雑談力』から、雑談力を磨くためのコツをいくつか紹介する。雑談が苦手な君はもちろん、得意と答えた君にも参考になるだろう。

苦手な雑談を克服しよう! 雑談のコツを伝授

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 雑談が苦手だと感じている君。雑談の何が苦手なのかを考えたことがあるだろうか。苦手を克服するには、まず苦手なものを徹底的に分析することが重要だ。雑談の何が苦手なのかが分かれば、対策も立てやすい。

 『超一流の雑談力』から、それぞれ、雑談において苦手に感じてしまうポイント別に雑談のコツを紹介していこう。

何から話していいか分からなくて、雑談が苦手な君

 雑談が苦手だという人は、そもそも雑談として何を話していいかが分からないということが考えられる。そんな君はまず「自己開示」をしていこう。初対面の人からの評価は、最初の1〜4分で決まるといわれる。良い印象を与えるには自分を知ってもらい、距離を縮めるための自己開示が必要なのだ。

 自己開示では自分を知ってもらい、自分に気安さをもってもらうため、会話のきっかけになるような自分の軽い失敗談を話すことをすすめる。相手に話してもらう時間をつくるためにも、短くまとめたエピソードを話そう。

最初の話題をチョイスできなくて、雑談が苦手な君

 会話には、タテの軸(会話の深さ)とヨコの軸(何を話題にするか)がある。タテ軸が深ま ると相手との距離を縮めやすい。ヨコ軸展開でさまざまな話題をふりながら、どんな話題で会話が深まるかを探り、相手が話にのってきたら、タテ展開でその話題を深めていく。

 ヨコ軸として何をチョイスしていいか分からないから雑談が苦手だという君に、コツを教えよう。最初の話題はあたりさわりのないものから選べばいいのである。気候、相手の会社情報、ファッション、最近のニュース、出身地のような、誰にでもあてはまるものを話題にすればいい。

最初の話題から広げていけなくて、雑談が苦手な君  

 あたりさわりのない内容の話題まではできるけれど、それから広げることができなくて雑談は苦手だという君。上記でいえば、タテ軸を深めることができていないということであるが、つまり相手がのってくるような話ができていないということである。

 会話のタテ軸を深めるためには、相手が興味を持つようなおもしろい話をする必要がある。それは笑い話のようなおもしろさではなく、「気になる、もっと教えてほしい」と思うようなおもしろさだ。

 健康ネタやあまり知られていないイベントやサービス、話題のスポットなど異なるジャンルで常に5〜6個ネタを持っておくと、幅広い人に対応できるようになるだろう。

話し方に工夫ができなくて、雑談が苦手な君

 話自体はしているんだけど、いまいち盛り上がらない。上手に話すのが苦手だ、という君には話し方のコツを紹介しよう。話し方に苦手意識がある君は、あったことを全て伝えようとしてはいないだろうか。全て説明しようとすると、話にしまりがなくなる。

 全て説明せずとも、ちょっと話を盛ることができれば、話は抜群におもしろくなる。ちょっと盛るとは、表現を大げさにするということだ。「昨日、お店に美人店員がいて」というのを「昨日、お店に二度見するくらいの美人店員がいて」と表現すれば、それだけでおもしろく感じるものだ。

 話し方の苦手意識は練習することでも改善できる。一文を短くする、リズミカルに話す、オノマトペを活用して臨床感のある話にする、などを心がけることで、相手に分かりやすく、伝わりやすい話し方ができるようになる。

話すのは完璧のはずなのに、雑談が苦手な君

 自分が話していることも、話し方もいい感じのはず。なのに、なんだか雑談が盛り上がらない、なぜか苦手だという君。君はもしかしたら、話の聞き方に問題があるのかもしれない。雑談をうまく広げていくためには、聞き方も重要になってくる。

 話す量の目安は、自分2相手8を目指すとよい。話をきちんと聞くことで相手は安心し、嬉しい気持ちにもなる。よく使われる「なるほどですね」「そうですね」というリアクションは不快感を与えることもあるので、相手が思わず話したくなるような相づちを心がける。相づちのコツは、自分がどう感じたかが分かるようなものにすることだ。

 話をきちんと聞いていることを示すため、うなずくことも必要だ。うなずきのテンポは言葉数多い人には小刻みに、間が多い人にはうなずきを深くするといったように、相手に合わていく。反応のバリエーションも多めにしよう。

 上手くうなずくのが苦手だという君は、上司のいる飲み会などで相手に敬意を持って真剣に聞く練習をするとよいだろう。

雑談が苦手じゃない君も、さらなるちょっとした工夫を

 雑談は苦手じゃないという君にも、さらなるちょっとした工夫ポイントを紹介しよう。多くの人は、一度会った人に再度会うとき、せっかく前に縮めた距離をまた元に戻してしまいがちだ。そしてせっかく築きかけていた関係性をリセットしてしまう。

 二度目に会うときは、最初に会ったときに話したことに必ずふれることが肝心である。それをふまえて自分がしたこと、感じたことを話す。さらに「また教えてほしい」という言葉を加え、相手と今後も関係を継続していきたいという意思を見せることでさらに距離を縮めることができる。

 雑談が苦手じゃないと答えた君も、ここまでの工夫をしていただろうか? ここからはさらに、ビジネスシーンで雑談を役立てるための工夫を紹介しよう。雑談が苦手な君はもちろん、得意だと答えた君も、一流の雑談力とは何かを追求することでワンランク上のビジネスパーソンになれるだろう。

雑談が苦手じゃなくても、ビジネスに役立てるまでの工夫を 

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 雑談が苦手だった君も、これまでに紹介したコツをうまく使っていけば、良い雰囲気で雑談ができるはずである。ビジネスに雑談を役立てるまでもう一歩だ。雑談で良い雰囲気が出来上がったら、そのまま本題に入ろう。

 「ところで本日は〜」と本題の前に間をつくってしまうと、会話の流れを断ち切ることになってしまう。「今の話で思い出したのですが〜」「お話を伺ってお力になれると思ったのですが〜」と自然に本題に入れるフレーズを使おう。

 雑談から本題への自然な移行のコツは、あくまでも雑談からヒントを得た体で本題を切り出すことである。準備万端といった体で切り出すより、「そういえば役に立つものがあった」というスタンスの方が話を聞いてもらえる。

 そのためには、事前に自分がしたい本題にもっていくまでの流れを考えておく。本題に関連するキーワードと相手の言葉をリンクさせるようにシュミレーションしておくのである。


 ここまでの工夫ができれば、君の雑談力も一流に近づいたといえるだろう。『超一流の雑談力』にはここでは紹介しきれない数多くの雑談のコツ、さらには人をタイプ別に分け、それぞれにどのような雑談をしていけばいいかなど実際的具体的に学べることが書いてある。

 雑談が苦手だった君はもちろん、得意だと思っていた君も『超一流の雑談力』を読めば得るものが多くあるだろう。ぜひ手に取って、超一流の雑談力を身につけ、一流のビジネスパーソンへ近づいてほしい。


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