1. 幸福を説いた哲学者「ウィリアム・ジェームズ」の名言に学ぶ“行動論”:「心が変われば行動が変わる」

幸福を説いた哲学者「ウィリアム・ジェームズ」の名言に学ぶ“行動論”:「心が変われば行動が変わる」

  • 6708views
  • 0fav

by seeveeaar
 ウィリアム・ジェームズはアメリカを代表する心理学者であり哲学者。プラグマティズム研究の第一人者として有名で、「行動」を重要視したウィリアム・ジェームズが遺した名言は、「成功」や「幸福」と結びつけて語られることが多い。

 ところで、「プラグマティズム」とは何だろう? これは19世紀後半に登場した哲学の新潮流。それまでは、頭で考える哲学が主流であったのだが、ウィリアム・ジェームズらは行動を重視することを主張した。我々が思考を通して理解できることは限られており、考えることに集中するよりも、まず行動し、そこから得られる結果をもとに意思決定をするほうがよいと言うのだ。

 我々は、経験してもいないことを考えることはできない。実に現実的な思想ではないだろうか。このウィリアム・ジェームズの思想は、あの夏目漱石に影響を与えたとも言われている。

 ウィリアム・ジェームズは「思考」で得られることには限界があると言う。それよりも自然に感じるこころの反応を大切にすること、実際に行動することが重要であると説くのだ。何か行動を起こすとき、散々悩んでなかなか始められなかったことでも、実際やってみたら、意外と簡単にできたというような経験があなたにもないだろうか。

 そうはいっても、なかなか、行動を起こすことは難しい……と思っている、そこのあなた。さっそく行動を起こして人生を変えたくなる、ウィリアム・ジェームズの名言をご紹介しよう。

ウィリアム・ジェームズの「人生を変える」名言5選

出典:ja.wikipedia.org

ウィリアム・ジェームズの名言1:「自分次第で人生は変えられる」

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

出典:ウィリアム・ジェームズ 名言
 ウィリアム・ジェームズが言うように、全ては自分次第。厳しくも聞こえるが、全てが自分次第、ということは、全ては自分で変えられるということだ。そう考えると、なんだか前向きな気持ちになってこないだろうか。

 我々は、悲しいから泣いて、怒るから愚痴を言っているのではない。実は、泣くことで悲しくなり、愚痴を言うことで怒りの感情を高ぶらせているのだ。最近、脳科学の分野でも言われていることだが、悲しいときに口角を上げると、脳が「自分は幸せだ」と思いはじめるらしい。実は人間は、行動の刺激によって、意識や感情を変えていけるのである。

 ちなみに、このウィリアム・ジェームズの名言は、あの松井秀喜氏が星稜高校時代に野球部の山下監督からおくられた言葉としても有名である。意識の持ちようで、人生は変えられる。この名言はそんなことを教えてくれる。
ウィリアム・ジェームズの名言2:「限界を設けるな」

われわれの持つ可能性に比べると、
現実のわれわれは、
まだその半分の完成度にも達していない。

われわれは、肉体的・精神的資質の、
ごく一部分しか活用していないのだ。

出典:ウィリアム・ジェームズ 名言
 我々は、気がつかないうちに自分に制限をかけていることが多い。「私はこういう性格だから」「経験がないから」など、実はやってもいないのに、自分にはできないと決めつけて諦めていることがあなたにもないだろうか。

 ウィリアム・ジェームズは裕福な家庭に生まれ、父は学者だった。家族の期待に応えるべく医学を学び医者になったが、実はウィリアム・ジェームズは医者になりたかったわけではなかった。次第に精神を病み、うつ病を経験。そうしてようやく、医学を諦める決心をし、心理学と哲学の道を歩むことになる。

 周りの意見や期待を退け、自分の希望を貫く勇気を持てたことで、ウィリアム・ジェームズは成功できた。あなたも、周りの意見や視線が気になるようなことがあったら、ウィリアム・ジェームズのこの名言を思い出してみてほしい。

 ウィリアム・ジェームズの名言3:「全てを受け入れるところから始めよ」

物事をあるがままの姿で受け入れよ。
起こったことを受け入れることが、
不幸な結果を克服する第一歩である。

出典:ウィリアム・ジェームズ 名言
 ウィリアム・ジェームズは、何か起こってしまったことに対して、「もし、こうしていなければ」「ああしていれば」というように思考することに意味はないと考えていた。確かに、過去に対してどれだけ後悔してみても、その反省を活かして、さらに行動しなければ、未来は変わらないのだ。

 ウィリアム・ジェームズはこうも言っている。

自分の偏見を組み立て直しているに過ぎないのを、
「思考」していると勘違いしている者が、非常に多い。

出典:ウィリアム・ジェームズ 名言
 耳が痛い名言である。そうなのだ、後悔や反省は「思考」ではない。後悔や反省を次へつなげるためにどうするかーーそう考えることこそが「思考」なのである。

 まずは受け入れること。そうして、そこから得た学びを次へ活かすことができれば、確実に人生は変わっていくだろう。 

ウィリアム・ジェームズの名言4:「自分を信じろ」

できるかどうか分からないような試みを、
成功させるただひとつのものは、
まずそれができると信じることである。

出典:ウィリアム・ジェームズ 名言
 ウィリアム・ジェームズが人生において、大きな方向転換を果たし、哲学者として成功したことは先に述べた。ウィリアム・ジェームズがこのような大きな決断ができたのはなぜだろうか。

 精神を病み、自分には医学が向いていないことを痛感したことも理由のひとつかもしれないが、そのような状態にあっても、ウィリアム・ジェームズ自身が、「自分には哲学ができる」と信じることができたからこそ、自分の人生にとって価値のある選択と行動ができたのである。

 我々には、無限の選択肢がある。そこから取捨選択し、その選択の積み重なりが人生を形作っていくものであるが、その「選択」を正しく行えるかは、自分を信じられるかどうかにかかっている。「できるかどうかわからないなら、まずやってみろ」ーーこの名言からは、ウィリアム・ジェームズのそんなメッセージが伝わってくるようだ。

ウィリアム・ジェームズの名言5:「人生には価値がある」

人生は価値あるものだと信じなさい。
そうすればあなたのその信念が、
人生は価値あるものだとい
事実を生み出すでしょう。

出典:ウィリアム・ジェームズ 名言
 実に、未来が明るく思える名言だ。先に紹介した「心の持ちようが人生を変える」名言とも通じるところがある。「自分の人生には価値がある」「自分にはやりたいことをやれる能力がある」。そう信じるところから全ては始まるのだ。

 「人生には価値がある」と信じられれば、その価値にそぐう行動ができる。そのような行動を積み重ねることで、人生も価値あるものになっていく。ウィリアム・ジェームズは自分を信じて行動することの重要性を伝えているのだ。


 ウィリアム・ジェームズの「行動を起こしたくなる」名言、いかがだっただろうか。もし、ぼんやりとでも、何かやりたいことがあるのであれば、まず何でもいいから一歩踏み出すことをお勧めする。

 ウィリアム・ジェームズが言うように、悩んでいる時間があったら、その時間を行動にあてよう。悩んでいる時間は、あなたをどこへも連れて行ってくれないが、行動は必ず、あなたに何かしらの発見をもたらしてくれるはずだ。

 やってみるか悩んだときは、ウィリアム・ジェームズの名言を思い出そう。自分を信じて踏み出した一歩は、決してあなたを裏切らない。ウィリアム・ジェームズの経歴がそれを証明済みだ。全ては自分次第。あなたは自由なのだ。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する