1. “失敗を恐れない”絶対に上手くいく人の4つの思考ツール『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』

“失敗を恐れない”絶対に上手くいく人の4つの思考ツール『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』

出典:careerbright.com
 「学生は失敗しても良い、失敗を恐れずに挑戦しよう」と、社会人が学生を鼓舞する言葉をよく耳にする。この言葉の裏を読むと、「社会人は失敗できない、だから挑戦せず、無難にやろう」という思考になってしまわないだろうか。実際、社会に出て今もなお挑戦し続けている人がどれほどいるのだろうか。

 ここが仕事では難しいところなのだ。上司は自分に何を期待して、この仕事を任せてきたのだろうかと、困惑したことはないだろうか。多くの人が陥ってしまう思考は、とりあえず失敗しないように、無難にこなそうとする思考である。確かに、仕事を失敗せず、無難にこなすことは社会人として間違っていない姿勢と言えるだろう。しかし、それでは、周りと何ら差のない平凡な思考を持った人間になってしまう。

 そこで今回は、小関 尚紀氏の『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』から、リスクを恐れず、4つの思考ツールを習得し、即判断できるだけの決断力を鍛えよう。この思考ツールを用いれば、間違いなく人生は上手くいく方向へ変わっていくだろう。

1つ目の思考ツール:トレードオフ

 トレードオフは、二者択一の選択で常に判断しようとする思考ツールである。多くの人が何か決断に迷った際に、すぐに決断できない原因は、二者択一の思考になることができないからだ。つまり、両立することを第一に考えてしまうので、決断への思考が遠回りしてしまっているのだ。

 何かを得るためには、何かを捨てなければならないのだ。実際に、両立できないことの方が多数を占めていることを、実は肌で感じている人も多いのではないだろうか。このトレードオフという思考ツールを何度も用いることで、即判断することができる。二兎を追おうとする思考は今すぐ捨てて、ただ一兎を得ようとする思考に切り替えるべきだ。

2つ目の思考ツール:ツリー化

出典:godsofadvertising.wordpress.com
 トレードオフが二者択一の選択で思考するツールであったのに対して、ツリー化は複数の選択肢を明確にするための思考ツールである。一見、選択肢を増やす思考ツールのように見えて、矛盾しているのではないかと思われるかもしれない。しかし、実際は悩みの種に対して、どのような選択肢があるのかを明確にするという思考はあくまで、ツリー化という思考ツールの過程にすぎない。

 一度、どのような選択肢があるのか明確にしてしまえば、それら選択肢はどのポイントに重点を置いて、分かれたものであるのかも明確にすることができる。あとは、そのポイントに集中した思考をすれば、多くあるように見えた選択肢はかなり絞られてくるだろう。このように、悩みの種を解決する手段を模索する前に、その解決手段を選ぶポイントが何であるのかを把握することが、決断への近道なのだ。

3つ目の思考ツール:絞り込み

 多くの企業は万人受けする商品やサービスを作りたいと日々、思考を巡らせているのだないだろうか。しかし、ここでターゲットを万人ではなく、ある特定のターゲット層へ絞り込むという思考をして、成功してきた企業も多くあるだろう。そのような企業が用いた思考ツールがこの絞り込みである。絞り込みは競争相手がいる時に用いるため、失敗すれば不利益を被ることは間違いないが、競争を勝ち抜くならば、どこが勝負所なのか絞り込むべきである。

 前述のように、ここがまさしく失敗するか否かの分岐になりやすい思考ツールなのだ。勝負所を絞り込むには、当然、勝つための戦略を思考する必要がある。勝つための戦略を決めるには、最小のリスクで挑戦できる答えを探すツールを用いる。そのツールとは、縦軸と横軸である。つまり、4つのボックスに選択肢を分けて、その中でより失敗するリスクが低いものを選択肢として残すということだ。この思考ツールを用いることで、他社より早く動き出すことができるのだ。

4つ目の思考ツール:駆け引き

出典:www.jeffbullas.com
 決断力が必要となる最大の山場がこの駆け引きである。駆け引きが必要となるケースは、競争相手の動きが大きな影響を与えてくるというケースだ。つまり、競争相手の動きを予測し、その動きから生じる影響力などを見越した上で、合理的な思考を重ねる過程から結論を出すのだ。まるでゲームのようである。

 このゲームにおいて、大事なことは勝とうとする姿勢ではない。負けないことを考えることが大事なのだ。無理に相手に勝とうと競争を激化させてしまえば、気付いたら自分が損をしていたなんてことがあったりする。こうなるくらいだったら、一定の利益を獲得し続けられるように、相手の動きと連動することに努めた方が賢いだろう。


 ただ思考するというだけでも、多種多様な思考ツールがあることを感じられたのではないだろうか。普段何気なくしている思考に、新たな思考ツールを用いてみてはどうだろうか。そうしてみると、不思議な事に、今まで見えなかったものが見えてきて、自分がどうするべきなのか、ということを思考することすら無意識にできてしまうのでないだろうか。そうなってしまえば、もう失敗など恐るるに足らんようになる。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する