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一流執事が明かす、ビジネスが成功するVIPの法則:『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』

Mikako Sekine

2015/12/30(最終更新日:2015/12/30)


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一流執事が明かす、ビジネスが成功するVIPの法則:『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』 1番目の画像
by Alan Light
 大富豪に、みなさんはどんなイメージを持っているだろうか? 有り余ったお金や、大きな家、高級車を想像するのではないだろうか。しかし、大きな家や高級車を大富豪自身が直接管理している例は少ないだろう。そう、彼らには執事やメイドがいるからだ。大富豪は、自分自身でカバー仕切れない仕事を執事やメイドに任せているのである。

 本書『執事だけが知っている  世界の大富豪58の習慣』では、総資産50億円以上のVIPたちを365日24時間お世話してきた一流執事が、幸福な成功者になる方法を紹介している。大富豪になり、大富豪であり続ける人にはどんな法則があるのだろうか?

 今回は、「世界の大富豪のビッグビジネスのつくり方」についてかいつまんでお話ししたい。

大富豪の成功の法則1:派手な装いはしない

 映画や小説の中に登場するような大富豪は、派手な服装をしていたり、高級ブランド品を身につけていたりするイメージがある。しかし、本物の大富豪は違う。本物の大富豪に共通するマインドは、目立ちたくないということなのだ。

 大富豪の多くは、有能なビジネスマンであると著者は主張する。有能なビジネスマンは、ケバケバしい服装や、チャラチャラした持ち物が商談の際にプラスに働かないことを知っている。“服装のせいで自分に不利な印象を与えることがある”ということを理解しているのだ。

 著者曰く、有能なビジネスマンである男性の服装は、紺やグレーのダークスーツ、ワイシャツは白、ネクタイは赤。目を引くような柄はどこにもない。もちろん値段からして、決して安物ではないが、落ち着いたデザインを好むそうだ。

 大富豪は、いつでもどこでもビジネスの話ができるように服装には細心の注意を払っている。

大富豪の成功の法則2:偏りがまったくない

 大富豪は人間関係に敏感である。なぜなら、大富豪というだけで、他者からの反感を買ってしまう恐れがあるからだ。大富豪は誰にでも礼儀正しく接し、付き合うことができるように心がけている。

 仕事の進め方もステレオタイプではなく、その場その場で臨機応変にさばいていく。そして、どんな人の意見にも平等に耳を傾け、取り入れてしまう“傾聴力”を持っている。ビジネスのプロセスにも良い意味でこだわりがない。

 「こういうやり方でないとおかしい」といった考え方がそもそも好きではなく、1つのことにこだわらない柔軟性があるからこそ、ビジネスで勝ち抜き、生き残ってこれたのである。

大富豪の成功の法則3:失敗が上手

 今大富豪であるからといって、彼らのビジネスが成功尽くしだったわけではない。実際は失敗の方がはるかに多い。事業を起こしたら、9割がた失敗する。その割合を鑑みると、失敗することは恥ずかしいことではなく、当然のことなのだ。

 著者曰く、ビジネス成功者は失敗することがうまい。彼らは、もし失敗したとしても、成功しない方法を見つけるための実験とぐらいしか思っていないのだ。「成功しない方法」を1つずつ潰していき、残るものが「成功する方法」となる。

 だからこそ、成功するビジネスマンはネガティブな気持ちになりにくく、リスクを恐れて青ざめるようなことにもならないのである。


 前述の通り、大富豪は有能なビジネスマンのことである。成金のようにふわふわとした生活をするのではなく、彼らはきちんと地に足のついた生活を送っている。自分のこと、ビジネスのこと、他人のことをきちんと理解することができるからこそ、彼らは成功するのだ。

 是非、本書を手にとって、普段接することのできない「大富豪」がどのようなマインドを持って生活しているのか、のぞき見してみてほしい。

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