1. 残業が辛い! 残業する人は、定時に帰る人の段取り術を学べ:『定時に帰る人はまるで働き方が違う』

残業が辛い! 残業する人は、定時に帰る人の段取り術を学べ:『定時に帰る人はまるで働き方が違う』

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 あなたの周りには、辛い残業をしないうえに着実に成果を挙げ、上司の覚えがめでたい人というのが少なからずいるのではないだろうか。残業をまったくしない彼らは一見完璧で、魔法でも使っているようなトンデモ人間かと思ってしまうこともしばしば。

 しかし、実際のところ、トンデモ人間の一部は、5分の息抜きさえも惜しんで仕事をしているタイプで、全く「残業回避」という問題の解決になっていないのだ。それでは、根本的に辛い残業を回避するには、どうしたらいいだろうか?

 本書『定時に帰る人はまるで働き方が違う ーー今夜もまた残業する人との差はここにあった!』は、辛い残業の日々から抜け出し、仕事と生活のバランスをとることを目指した一冊である。

 今回は、本書の第1章で紹介されている「定時に帰る人の段取り術」についてお話ししたい。

朝イチでやるべき仕事とは何か?

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 午前中に企画書作成などではなく、一通りの事務仕事を終わらせてしまう人は多い。そして、企画書作成を後回しにした結果、残業という辛い手段で終わらせなければならなくなるのだ。

 しかし、それではとても効率が悪いと著者は主張する。企画書作成のような重要な仕事は、しっかりと時間を取れるように優先的に始めることが正解。午後から企画書に取り掛かると、どうしても締め切りを気にしてしまい、大慌てで仕上げて完成度の低いものが出来上がってしまうだろう。

 大事なことは先に終わらせておいた方が安心だ。それは誰でも同じだろう。1日の疲れがどっと出る夜に企画書を作成すると、良いアイデアも出ないはずだ。人間は簡単な仕事に先に手を出しがちだが、無意識のうちに楽な方へ流されないように注意しよう。先に楽してしまうと、後で辛いのは自分なのだから。

仕事のランクづけをしよう

 新入社員にありがちだが、上司に「急ぎで」と言われてしまうと、その仕事の作業ばかりしてしまう。上司の「急ぎ」という指示通りにばかり動いて、肝心な仕事に手をつけていないという問題を生じさせないためにも、仕事の種類、状況に合わせて優先順位をつけることを忘れないようにしよう。

 はずせない連絡や報告はもちろん最優先だ。そして、客観的に見て、たいして意味もないような作業は、時間切れになってできないかもしれないところまで順位を下げる。

 仕事を分類してみるのもいいだろう。重要性と緊急性を軸にし、「重要で、緊急性が高いもの」「重要だが、緊急性が低いもの」「重要性が低いが緊急性が高いもの」「重要でなく、緊急でもないもの」に分けるのだ。

 してもしなくてもいい事柄を切り捨てる勇気を持てば、ランクづけの達人になれるはずだ。ランクづけマスターになれば、辛い残業も徐々に減っていくだろう。

重要な仕事は“全体の2割”

 「重要な仕事に時間をかけたら、他のことがやれなくなる」と思った人に、是非とも覚えておいてもらいたい法則がある。重要度のランクづけで、上から2割までの仕事をきちんと終わらせれば、全部をやり遂げた場合の成果の8割まで得られるという「パレート」の法則だ。呼び方は様々であり、「80対20の法則」「二八の法則」とも言われる。

 この法則に則って、重要度が高く優先順位が上の仕事から取り組んで、確実に価値を生み出していけば、下位の仕事まですべて終わらせなくても、成果の面では大きな問題にならない。仕事を100%やり遂げられることの方が珍しいのだから、下位の仕事を切り捨てる覚悟で仕事にのぞむべきなのだ。

 重要な仕事を最優先し、質を高めることで、高評価や大きな収穫が得られる。簡単な仕事から取りかかり、肝心な仕事を後回しするのはもうやめにしよう。


 仕事と生活のバランスを上手にとるということは、今の日本の社会全体の問題でもある。ノー残業デーを設けるなど企業も工夫をしているが、残業をする人は減らない。辛い残業を少しでも減らすためには、ちょっとした手間を惜しまずに仕事に工夫をすることが鍵になってくる。あなたも仕事に優先順位をつけて、今日から徐々に辛い残業をなくしていこう。

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