HOMEライフスタイル 【二日酔い対策】万全の対策で二日酔いを防ごう!悪酔いしないための9つの対策

【二日酔い対策】万全の対策で二日酔いを防ごう!悪酔いしないための9つの対策

高村理久

2015/12/04(最終更新日:2020/11/29)


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お酒を飲みすぎた後の朝に二日酔いで苦しんだことがある人も多いのではないでしょうか。特に平日の飲み会の後に二日酔いになってしまうと、仕事にも支障をきたしてしまいます。

二日酔いになりやすい人は、飲み会前から二日酔い対策をすることがおすすめです。

本記事では、飲み会前・飲み会中・飲み会後に分けて二日酔いを防ぐ方法を9つご紹介します。

絶対に二日酔いになりたくないという人はぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 二日酔い対策として飲み会前にしておきたい3つのこと
  • 二日酔い対策として注意したい飲み会中の3つのこと
  • 二日酔いを防ぐために最後にしておきたい飲み会後の3つのこと

 

二日酔いは「アセトアルデヒド」が分解できないことが原因

二日酔いの対策をご紹介する前に、なぜ二日酔いになるのかについてご紹介します。

そもそも二日酔いの原因は、「アセトアルデヒド」が原因なことを知っている人は少ないのではないでしょうか。

また「アセトアルデヒド」とは何かを知っている人も少ないでしょう。アセトアルデヒドは、体内でアルコールが分解するときに出てくる物質です。

まずは、アルコールが体で分解される過程をご紹介します。

アルコールは、胃で20%、小腸で80%吸収されます。吸収されたアルコールは、血液に溶けて肝臓に移動します。肝臓に移動したアルコールは、アルコール脱水素酵素によって「アセトアルデヒド」に分解されます。

アセトアルデヒドは、体に悪い物質で、二日酔いの特徴である頭痛や吐き気を引き起こすのです。

そのため、体はアセトアルデヒドを分解しようとします。アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素によって体に無害な酢酸に変換され、酢酸は血液によって全身に送られ、脂肪組織・筋肉で水や二酸化炭素に分解されます。

そして水や二酸化炭素は、呼吸や尿となって体の外に出されます。

二日酔いの原因であるアセトアルデヒドがすべて分解されると、二日酔いは起こりません。しかし、お酒を飲みすぎたり、アルコールを分解する力が弱かったりする人は、アルデヒドをすべて酢酸に変えることはできません。

分解できなかったアセトアルデヒドは、血液によって全身に送られます。体にある意味毒が流れているようなものなので、具合が悪くなります。

そのため、お酒を飲めるか飲めないかはアセトアルデヒド分解酵素によって決まります。

また、ほとんど遺伝的にお酒が飲めるか飲めないかは決まります

アルコールのパッチテストをしたことがある人もいるのではないでしょうか。アルコールのパッチテストはアセトアルデヒドを分解できる力があるかを調べるものです。自分がどのくらい飲めるか知りたい人は、アルコールパッチテストを試してみてはいかがでしょうか。

 

【飲み会前】二日酔い対策として飲み会前にしておきたい3つのこと

二日酔いの原因がわかったところで、飲み会前・飲み会中・飲み会後に分けて二日酔いの対策を詳しく説明します。

まずは、二日酔い対策として飲み会前にしておきたい3つのことをご紹介します。

飲み会前から二日酔いに備えてみてはいかがでしょうか。

 

1.前日からコンディションを整えておく

二日酔い対策として飲み会前にしておきたい1つ目のことは、前日からコンディションを整えておくことです。

体調が悪いときにお酒を飲んだとき、二日酔いでさらに体調が悪くなった人もいるのではないでしょうか。

体調が悪いときは、体の機能もうまく働いてくれません。そのため、うまくアセトアルデヒドを分解できず二日酔いになります。

飲み会の前日は、飲み会に備えて早く寝るようにしましょう。

また、具合がどうしても悪いときにお酒を飲むことはよくありません。具合が悪いときは「具合が悪いので飲み会を欠席させてください」のように告げて、飲み会を欠席したり、お酒を飲まないようにしたりするのも方法です。

 

2.適度な食事を事前に済ませておく

飲み会前から後まで、二日酔い解消術を徹底解説! 乳製品、チェイサー、寝る前の水で万全を期すべし。 2番目の画像

出典:www.kuki-info.co.jp

二日酔い対策として飲み会前にしておきたい2つ目のことは、適度な食事を事前に済ませておくことです。

空腹な状態の体内環境に、アルコールを摂取することは厳禁です。アルコールを過剰に吸収してしまい、血中のアルコール濃度が跳ね上がり、二日酔いの主要因となってしまいます。適度な食事をとり、胃を丈夫な状態に準備しておくことを覚えておきましょう。

またこの食事の際、水分もしっかり取っておくと、飲み会中の悪酔いを解消できます。

ただし、たくさん食べすぎると、飲み会でのおいしい食事が食べられなくなるので適度な量の食事を取りましょう。

 

3.二日酔い防止のドリンクを飲んでおく

二日酔い対策として飲み会前にしておきたい3つ目のことは、二日酔い防止のドリンクを飲んでおくことです。

「二日酔いのドリンクは二日酔いになった日に飲むのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。

二日酔い防止のドリンクは、二日酔い後でも前でも効果があります。

事前に飲んでおくことで、二日酔いを防げる可能性があるので、二日酔い防止ドリンクを飲んでみてはいかがでしょうか。

 

【飲み会中】二日酔い対策として注意したい飲み会中の3つのこと

飲み会前にしておきたい二日酔い対策についてご紹介しました。

二日酔いを防ぐために、いちばん大切なのはアルコールを飲んでいる「飲み会の最中」です。

以下では、二日酔い対策として注意したい飲み会中の3つのことをご紹介します。

いつも飲み会では無理な飲み方をしている人はぜひ参考にしてください。

 

1.大前提!一気飲みはNG!飲むペースは節度を保って

二日酔い対策として注意したい飲み会中の1つ目のことは、節度を守ってお酒を飲むことです。

盛り上がるからといって、一気飲みをしたり、自分の限界を超えたペースでお酒を飲んだりしたことがある人もいるのではないでしょうか。

一気飲みや自分のキャパシティを超えたペースでの飲酒は、二日酔いの原因になります。また、急性アルコール中毒になる可能性もあるので、アルコールを過剰に摂取することは辞めましょう。

お酒は飲み会の場を楽しくしてくれるものです。しかし、一気に飲んだり、自分の容量を超えたアルコールを飲んだりすると、最悪の場合命の危険にも繋がるのです。

お酒に飲まれるのではなく、節度を守って楽しくお酒を飲むようにすることをおすすめします。

 

2.チェイサーは自分の身体を守る最大のパートナー

飲み会前から後まで、二日酔い解消術を徹底解説! 乳製品、チェイサー、寝る前の水で万全を期すべし。 3番目の画像

by [cipher]

二日酔い対策として注意したい飲み会中の2つ目のことは、チェイサーを忘れずに飲むことです。

「チェイサー」って何?と思う人もいるのではないでしょうか。

チェイサーとは飲んでいるアルコールより度数が低い飲料のことです。ウイスキーのチェイサーとしてビールを飲むような人もいますが、本記事では一般的なチェイサーとして扱われる「水」についてご紹介します。

チェイサーを飲むことは、二日酔い解消へと繋がる要因のひとつです。アルコールには利尿作用があり、脱水症状へと導くことを知っている人もいるのではないでしょうか。

アルコールによる脱水症状の状態でアルコールをさらに摂取することが、二日酔いの深刻さを増す原因となります。

「少しチェイサーを飲んだところでそんなに変わらないだろう」のように考えずにチェイサーを飲むことをおすすめします。チェイサーこそ二日酔い解消へのキーアイテムです。

 

3.「脂肪」を含む食品を取るようにする

二日酔い対策として注意したい飲み会中の3つ目のことは、「脂肪を含む食品」を取るようにすることです。

飲み会で食べるメニューに気をつけたことがある人は少ないのではないでしょうか。

二日酔いの対策のために、牛乳・チーズなどの乳製品や、ドレッシングをかけたサラダを摂取することをおすすめします。

牛乳は胃に膜を張ってくれるので、アルコールをゆっくり吸収するようにしてくれます。

また、脂肪の含む食品は、肝臓のアルコール分解を助けられます。

食べ物を意識することで、二日酔い対策をしてみてはいかがでしょうか。

 

【飲み会後】二日酔いを防ぐために最後にしておきたい飲み会後の3つのこと

最後は、飲み会後にしておきたい二日酔い対策についてご紹介します。

楽しい飲み会の後でも、忘れずに二日酔い対策をすることをおすすめします。以下の3つの点に気を配ってみましょう。

 

1.寝る前に再度、コップ一杯の水を飲む

飲み会前から後まで、二日酔い解消術を徹底解説! 乳製品、チェイサー、寝る前の水で万全を期すべし。 4番目の画像

by Ktoine

飲み会後の二日酔いを防ぐために最後にしておきたい1つ目のことは、寝る前に再度、コップ一杯の水を飲むことです。

上記でご紹介したように、チェイサーは、二日酔い解消へ大きな役割を果たします。寝る前の水の摂取もまた、二日酔い解消のためには大切です。

また寝る前に飲む水は、氷水などの冷え切ったものより、常温に近いものをおすすめします。常温の水のほうが体内吸収率がいいからです。

 

2.しっかりと睡眠をとる

飲み会前から後まで、二日酔い解消術を徹底解説! 乳製品、チェイサー、寝る前の水で万全を期すべし。 5番目の画像

出典:jiangsu.china.com.cn

飲み会後の二日酔いを防ぐために最後にしておきたい2つ目のことは、しっかりと睡眠をとることです。

翌日に大事な用を控えている際は、二次会へ行きたい気持ちをグッとこらえ、睡眠をしっかりととりましょう。適度な睡眠は、二日酔い解消へと繋がります。

睡眠をとっている間は肝臓の働きが活発化するからです。肝臓をいたわって、ゆっくり寝ることをおすすめします。

 

3.迎え酒はNG

飲み会後の二日酔いを防ぐために最後にしておきたい3つ目のことは、迎え酒はしないことです。

二日酔いの解消に「迎え酒」が効くということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

迎え酒とは、二日酔いを治すためにお酒を飲むことです。

しかし迎い酒には、信頼できる根拠は一切ありません。飲んだ酒のアルコールによって神経が麻痺し、治ったように感じるだけなので、二日酔い解消には一切役立ちません。つらい二日酔いを一時的になくすだけです。

今までしていた……という人は正しい二日酔い解消をするために、これを機にやめたほうがいいでしょう。

 

コンビニでも購入できる!二日酔い対策におすすめの商品

飲み会前・飲み会中・飲み会後の二日酔い対策についてご紹介しました。

最近では、二日酔い防止のドリンクがコンビニでも売られています。

以下では、コンビニでも購入できる二日酔い対策のおすすめ商品をご紹介します。

二日酔い対策の商品がきになっている人は、ぜひ参考にしてください。

 

ウコンの力

まず、ご紹介するのが「ウコンの力」です。

ウコンの力は知っているけど、ウコンってなんだろうと思う人もいるでしょう。よくわからないものは飲みたくないと思っている人もいるのではないでしょうか。

実は、ウコンは気づかないうちに食べたことがある人も多い食べ物です。

ウコンとは、英語で「ターメリック」といいます。カレーのスパイスとしてよく使われるので、食べたことがある人が多いでしょう。また、たくあんの黄色の色の正体は、ターメリックです。

ウコンには「クルクミン」という成分が入っています。このクルクミンが肝臓の機能を助けてくれます

そのため、ウコンの力は二日酔い対策によいといえます。

しかし、ウコンの力を飲むときは、薬と併用をしないように気をつけましょう。クルクミンは薬の効果を強めすぎる効果があるからです。

 

ヘパリーゼシリーズ

次にご紹介するのが「ヘパリーゼ」です。

ヘパリーゼも多くの人が聞いたことがあるでしょう。ヘパリーゼシリーズには「医薬品」のものが多くあります。

医薬品とは、研究を行って効果があることを示されているものです。

コンビニに売っているヘパリーゼは、医薬品ではありません。

もちろんコンビニに売っているヘパリーゼも二日酔いに効果がありますが、医薬品であるヘパリーゼを購入したいのなら「薬局」にて購入することをおすすめします。

 

しじみのお味噌汁

「飲みすぎた次の日の朝はしじみのお味噌汁がいい」なんて聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

しじみには二日酔いによく効く、アミノ酸アラニンが多く含まれており、アミノ酸不足の身体をサポートしてくれます。

非常に飲みやすい味になっているので実用性もあり、二日酔い解消のために、多くの人々から重宝される商品です。
 
完璧に酔いを残したくない人や、朝まで飲む日に心強い味方となってくれるでしょう。

 

二日酔いを避けるためにできる限りの対策をしておこう

本記事のまとめ
  • 二日酔いの原因は「アセトアルデヒド」
  • 二日酔い対策のドリンクを飲んでおく
  • 一気飲みをせず、水を飲むことを忘れない

本記事では、飲み会前・飲み会中・飲み会後に分けて二日酔いを防ぐ方法をご紹介しました。

二日酔いを避けるためにも、お酒を飲みすぎないことを意識してください。

本記事を参考に、辛い二日酔いにならないためにも、できる限りの対策をしてみてはいかがでしょうか。

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