1. “成果を必ず出す”時間管理のテクニック:『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』

“成果を必ず出す”時間管理のテクニック:『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』

出典:pixabay.com
 仕事のできる人と、できない人の差はなんであろうか? 生まれ持った能力や、出た大学の違い(学歴)だろうか? もちろんそれらも「仕事のできる人」の要素として少なからずあるかもしれないが、実は“時間の管理”も仕事ができるできないの評価につながる。時間の管理が上手いということは、仕事の優先順位を自分で理解し、進め方も心得ているということに繋がるからである。

 本書『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック』は、優先順位がめちゃくちゃであったり、集中力が足りなかったりする人に、仕事の効率の良い進め方について40年以上にわたり研究してきた著者が送る一冊である。

 今回は、「仕事のできる人」が考える“時間に対しての考え方”について紹介したい。

時間の確保は誰もが確実にできる

 多くの人々は、自分の時間をもっと効率良く消費することで、いろいろな仕事をすべてやり遂げられると思っている。大急ぎで仕事をすれば、すべて片付けることができると思ったら大間違いだ。急ぎすぎて重要な点を見落として問題を起こしたり、段取りや計画を事前にすることを怠ってしまったりする場合がある。単にスピード感を重視することでは、何も解決しないのだ。

 まず、どれだけ多くの仕事をこなしたとしても、仕事は絶対になくならないことを念頭におくべきだと著者は主張する。その次に、人間は何をするにも「充分な時間」を持つことがないとしっかり理解しておく。どれだけたくさんの仕事をこなしても、時間をかけるべき仕事は無くならないのだ。

 これを解決する方法は、最も重要な仕事を自分の中で把握しておくことだ。自分の中で重要な仕事を把握していることで、本当に大事な事柄に充てるべき時間はどんな時でもたっぷりあるという余裕が生まれる。

“時間管理=自分の自由を奪う”という誤解

 誰もが仕事で良い評価を得たいと考えているだろう。そして、良い評価をもらうには、当然人並み以上に成果を出さないといけない。人並み以上に成果を出すには、人よりも、効率的に時間を消費しなければいけない。人が与えられた時間は、平等であるのだから。

 だからこそ、人並み以上に仕事で成果を出す人は、時間管理というものに目を向ける。達成したいことがたくさんあり、そのための時間は人生においてわずかしかないことを知っているからである。

 時間は限りあるものだと理解している賢明な人々は、適切な計画と適切な時間管理で自分をコントロールすることができる。自分をコントロールすることが、自分にとって好ましい生き方で、希望を達成への近道であることを理解しているのだ。時間管理は自分を縛るものではなく、自分自身を自由に飛翔させることができる魔法であるのだ。

今から始める時間管理

 前述の通り自分をコントロールすることが好ましい生き方だとわかっていても、自分をコントロールするのは難しい。時間管理を行うということは、自分の習慣を変えるということだからである。そこで最初に、心の底から習慣を変える決心をしなければいけない。

 次に、自分のやりたいことや思っている「大きな目標」を書き出してみるべきだと著者は述べている。大きな目標をまた細分化して分類し、細分化された目標に到達するのに必要な行動を計画する。この計画に時間表などを作成し、今すぐ実行するのだ。

 このような仕事術は一見どこにでもあるものであるが、これらを今すぐ実行することで、最初から成果を上げることができると著者は主張している。


 初めは、仕事の優先順位をつけることが難しく感じられるかもしれない。しかし、様々な仕事を任され、こなしていくうちに、自分がどのような種類の仕事に時間をかけてしまうかがわかってくるはずだ。試行錯誤に試行錯誤を重ねて、自分の時間消費スタイルを確立していこう。

 本書では、10章にわたって仕事の優先順位のつけ方や、仕事計画の立て方について紹介されている。アメリカのロングセラーである本書を片手に、仕事に対するモチベーションを上げ、ぜひ時間管理の達人になってほしい。

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