1. 世界的カリスマ編集長・アナウィンターの4つの名言。『プラダを着た悪魔』のモデルが語る仕事の哲学

世界的カリスマ編集長・アナウィンターの4つの名言。『プラダを着た悪魔』のモデルが語る仕事の哲学

出典:www.aww.com.au
 1988年米版VOUGE《ヴォーグ》の編集長に若干38歳で就任して以来、長年その座を勤め続けている女性・Anna Wintour《アナウィンター》。今や彼女の名は、彼女が編集長を務める世界的ファッション雑誌ヴォーグと同等に名高いものだ。

 頑固一徹、「鬼」と呼ばれようとも決して自身のスタイルを譲らない彼女が、なぜ数十年もファッション業界のトップに君臨し続けられるのだろうか。また、彼女の何が人々を魅了し、その破天荒なカリスマ性に惚れこませてしまうのだろう。

 カリスマと呼ばれる現・ヴォーグ編集長、アナウィンターの名言から、彼女の仕事に対する哲学を学んでいきたい。

米版ヴォーグ編集長を長年務める「アナウィンター」という人物

出典:en.wikipedia.org
 1949年、ロンドンの比較的裕福な家庭に生まれたアナウィンター。雑誌編集者とハーバード大学教授という両親の職業柄、食卓で常時アカデミックな会話が飛び交うような環境で生まれ育った。

 彼女のトレードマークといえば、14歳から変わらないというそのヘアスタイルと、皆が彼女を「生きる伝説」と呼ぶほどの、数々のエピソードだ。

 ヴォーグの編集部へ面接に行った際「どんな仕事に就きたいのか」と編集長に問われれば「あなたの仕事に就きたい」と答えたり、初めて雇ったアシスタントの仕事は“アナのデート中に他の男性から電話がかかってきたら、上手に言い訳をする”ことであったり。

 兎にも角にも、決して自分を曲げずに生きる、アナウィンターの冷徹なまでの一貫した姿勢は、人々から畏怖と尊敬の対象となり、世界的カリスマ編集長として現在もその名を馳せている。
 

現・ヴォーグ編集長、アナウィンターの名言①

What people hate the most is indecision. Even if I’m completely unsure, I’ll pretend I know exactly what I’m talking about and make a decision.

出典:10 quotes that prove Anna Wintour is a born boss - Telegraph

 「最も嫌悪することは優柔不断なこと。たとえ全く確信が持てなかったとしても、私は私が話していること、決定することを正確に分かっている。」

 アナウィンターがしばしば“鬼”と呼ばれるのは、その冷酷なまでの決断力によるところも大きい。

 雑誌の編集スタッフが心血注いでまとめた記事であっても、自身の信念や求めるものにそぐわないと判断すれば、彼女は迷うことなく即座に切り捨てていく。彼女曰く、その記事をまとめあげる苦労がわかるからこそ、決して情などにほだされずに“NO”を突き付けていくのだそう。

 リーダーという立場なら、決断に迫られる場面は常にあるだろう。仕事や部下に対して真剣だからこそ、優しさではなく厳しさをもって決断を下していく。アナウィンターはそんな姿勢を徹底して貫いている人物の一人だ。

現・ヴォーグ編集長、アナウィンターの名言②

It’s always about timing. If it’s too soon, no one understands. If it’s too late, everyone’s forgotten.

出典:27 Remarkable Anna Wintour Quotes | NLCATP.org

 「全てはタイミングなの。もし早すぎれば、誰も理解してはくれない。もし遅すぎれば、人々は既に忘れ去っているでしょう。」

 アナウィンターがカリスマと呼ばれる根拠の一つには、その類まれなる先見性がある。若い頃から、名もないブティックに入っては「ここには何もないわ。」と吐き捨て数多の顰蹙を買ってきた彼女だが、彼女に才能を見出されて世界という大舞台へ羽ばたいた若手デザイナーも数多い。

 上記の決断力の話と通じるものがあるが、アナウィンターは、ここぞというタイミングを決して逃さない。ファッションの流れを読み、次に“来る”ものは何かということを常に考え、必要な才能を見出していく。

 タイミングの重要性というのは、何もファッションだけに限らない。いかなるビジネスを成功さるためにも、時としてタイミングが全てを決めることもある。その「ベスト」なタイミングを逃さないためにも、高い先見性と、強い決断力が必要なのである。

現・ヴォーグ編集長、アナウィンターの名言③

I wasn't academically successful. Maybe I've spent a lot of my career trying to make up for that.

出典:10 quotes that prove Anna Wintour is a born boss - Telegraph
 「私は学歴としては大した事ないわ。それを補うために、わたしはキャリアの多くを費やしてきたのかもね。」

 アナウィンターは、制服をミニスカートにアレンジすることが認められないというこれまた彼女らしい理由で、高校を中退している。

 有能な両親のコネクションを使って仕事を得ていた時期もあったが、やはり学歴の壁は彼女にとっても厳しいものだったよう。カリスマといえども、彼女も一人の人間なのだ。彼女の他人に対して厳しさの裏には、彼女自身が経験した途方もない努力が隠されている。

現・ヴォーグ編集長、アナウィンターの名言④

If one comes across sometimes as being cold or brusque, it's simply because I'm striving for the best.

出典:10 quotes that prove Anna Wintour is a born boss - Telegraph
 「もし人が私を冷酷とか無愛想だと思うのなら、それは単に私がベストを尽くすために奮闘しているからよ。」

 アナウィンターはもちろん世界的に有名なカリスマ編集長として知られているが、その冷酷さゆえに彼女のやり方に反感を持つ人々も少なからずいる。

 そういった人々からの批判に対して彼女は、それこそ自分がベストを尽そうとしていることの証だと言う。批判を恐れていては成功はない。彼女は自身が思うベストを作り出すために、いかなる逆風も恐れないのである。


 アナウィンターの放つ言葉は、どれも奔放な彼女らしいものばかり。けれど、名言と呼ばれる言葉たちは、彼女がそんな自身の信念を武器に世界と向き合ってきた実経験から生まれてきたもの。

 力強い彼女の名言だからこそ、心に響くものがある。どれか一つでも、彼女の仕事にたいする哲学を、あなたの参考にしてみてはいかがだろう。

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