HOMEライフスタイル タバコで煙を出す時代は終わり。煙も匂いも出さない「加熱式タバコ」とは?

タバコで煙を出す時代は終わり。煙も匂いも出さない「加熱式タバコ」とは?

飯塚勇人

2015/10/28(最終更新日:2015/10/28)


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タバコで煙を出す時代は終わり。煙も匂いも出さない「加熱式タバコ」とは? 1番目の画像
出典:frlcatherine.com
 嗜好品として多くの方がタバコを吸っている。一人で楽しむものであるのだが、タバコから出る煙は周囲の人にとっては害であり、タバコを吸う方は肩身の狭い思いをしていることだと思う。

 そんなタバコで肩身の狭い思いをしている方に朗報だ。今は煙の出ないタバコというものが存在する。その煙の出ないタバコとは、「加熱式タバコ」である。耳にしたことがある方もいると思うが、まだ使っていない方も多いのでは。そこで今回は煙の出ないタバコである加熱式タバコの正体に迫っていく。

加熱式タバコとは?

タバコで煙を出す時代は終わり。煙も匂いも出さない「加熱式タバコ」とは? 2番目の画像
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 タバコの常識を覆す加熱式タバコとは一体何なのか。まず加熱式タバコにおける最大の特徴は何と言っても副流煙が出ないこと、通常のタバコに比べてニオイが9割軽減されているという2点だろう。

 副流煙が出ないことでいわゆる「受動喫煙」を周囲の人にさせることもなく、ニオイで煙たがられることもないのだ。

 さらに通常のタバコに比べ、アンモニアやホルムアルデヒドといった有害物質が50%軽減されている。しかし、ニコチンの量は通常のタバコと変わらないので、加熱式タバコの味も今までのタバコと同じだ。
 
 決して体にいいという訳ではないが、煙やニオイで周囲の人に迷惑をかけることなく、自分にとっても有害物質が減らされているので、加熱式タバコは1度試して見る価値はありそうだ。

煙が出ない仕組みとは?

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 加熱式タバコが煙やニオイを出さないという事実は分かっていただけたと思うが、ではどうやって煙やニオイを出さないようにしているのだろうか。

 加熱式タバコは名前の通り、専用のカートリッジを専用のガジェットで加熱させることによって喫煙を可能にする。つまり火を一切使っていないので、煙はおろか灰すらも出さないのだ。さらに灰が出ないことは周りを汚さないだけじゃなく、タバコの灰によるボヤや火事の心配も一切なくなる。
 
 このように火を使わない加熱式タバコは、煙やニオイや健康だけでない様々な面でメリットが生まれるのだ。

加熱式タバコは現在2種類

 様々なメリットがある加熱式タバコは、現在JT(日本たばこ産業)と世界最大のタバコメーカーであるPhilip Morris(フィリップモリス)の2社から販売されている。

JT(日本たばこ産業)Ploom(プルーム)

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 JT(日本たばこ産業)から出されている加熱式タバコはPloom(プルーム)。このペン状のような機会にカプセルのような「たばこポッド」をセットすることで、煙を出さずにタバコのように喫煙できる。

 PloomではMEVIUS(メビウス)やPIANISSIMO(ピアニッシモ)など現在6種類のフレーバーを楽しむことができ、ネットでの注文、もしくは東京にある3つのお店で直接購入が可能だ。

Philip Morris(フィリップモリス)IQOS(アイコス)

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 世界最大のタバコメーカーPhilip Morris (フィリップモリス)もIQOS(アイコス)で加熱式タバコに参入している。この加熱式タバコは先ほどのPloomとは違い、従来のタバコのようなカーリッジを機会に挿すことで喫煙できる。こちらは口当たりも従来のタバコと同じだ。

 この加熱式タバコでは、レギュラーなど4種類のMarlboro(マルボロ)を味わうことができる。こちらは、各地にある旗艦店やコンビニでも購入可能だ。


 今までタバコの副流煙やニオイで、肩身の狭い思いをしてきた喫煙者の皆さん。加熱式タバコはいかがだっただろう。加熱式タバコであれば、今までのタバコに関する悩みが解決するのではないだろうか。

 もう副流煙や強いニオイを出すタバコの時代は、終わりを迎えているのかもしれない。これからは加熱式タバコの時代だ。

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