1. 今日のアメリカを創った救世主・ルーズベルト大統領の名言に学ぶ「人を信じ、一歩を踏み出す仕事術」

今日のアメリカを創った救世主・ルーズベルト大統領の名言に学ぶ「人を信じ、一歩を踏み出す仕事術」

出典:www.westernjournalism.com
 第32代アメリカ合衆国大統領として、1933〜1945年という異例の長期政権を運営した人物・Franklin Roosevelt(フランクリン・ルーズベルト)。歴史の教科書になくてはならない存在であるフランクリン・ルーズベルトという名は、世界恐慌や第二次世界大戦と共にある。ルーズベルトは、今日のアメリカ合衆国を形作った人物といっても全く大言壮語ではない。

背負う荷物を軽くしてほしい、などと願ってはならない。
背負えるだけの強い背中にしてほしい、と願いなさい。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 そんなフランクリン・ルーズベルトがこの世を去ってから70年という月日が流れた。終戦を目前にしながらも惜しくもこの世に別れを告げた彼は、戦争という大禍の終わりを誰よりも望み、そして行動してきた人物だった。

 今回はそんなフランクリン・ルーズベルトの名言にフィーチャーしてみたい。ルーズベルトの名言に流れているのは「人を信じ、一歩を踏み出す仕事術」だ。

ルーズベルトの名言に学ぶ「人を信じる」

票は銃弾より強し。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 エイブラハム・リンカーンと並び“最高の大統領”と称されるルーズベルトの政治において欠かせなかったもの。それは「信頼」だ。これは信頼される大統領でいなければならない、という政治家としての月並みな信条ではない。誰かから信じられる人になるには、まずは誰かを信じなければならないということだ。

私はあなたに賭けてもいい。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 確かに政治家にとって重要なのは、有権者からの支持、信頼だ。どれだけの得票数を獲得できるか、これは政治家にとっての生命線だ。しかし、ただこちらを信じろと言ってもだれも信じてなどくれないことをルーズベルトは理解していた。特に、ルーズベルトが大統領を務めていたような混乱の時代においては。だからこそ、まずは人を信じたのだ。

私が自分だけのために働いているときには、自分だけしか私のために働かなかった。しかし、わたしが人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 ルーズベルトの人を信じる仕事術は、なにも有権者だけに向けたものではない。周りの閣僚や敵対する政治家に対しても同じことだ。

 筆者が誇大妄想をしていなければ、政治家の本分とは「誰かのために」働くことではないだろうか。とはいえ、あなたにも分かるだろう、それが如何に難しいことか。

 だが、ルーズベルトは語る。「人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ」。人を信じ、人のために働くことは、いつかその人の心をも穿つ。ルーズベルトはそうやって、自分の仲間を作っていった。これがルーズベルトの「人を信じる」という仕事術であり、彼が遺した名言がそれを物語っている。

明日の実現を妨げる唯一の壁は、今日抱いている疑いである。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

ルーズベルトの名言に学ぶ「恐れたことを恐れるな」

 フランクリン・ルーズベルトの功績の一つとして挙げられるのが「ニューディール政策」だ。世界恐慌への有効策を講じることができずに任期を終えた前任のハーヴァード・フーヴァーに対し、ルーズベルトの提唱した奇抜な施策・ニューディール政策は世界恐慌からアメリカを救うものとなった。

 ニューディール政策は時に「積極的な経済政策」とも呼ばれるもので、大胆かつ思い切った政策だった。なにしろ、国家が経済へ介入するのだ。失敗すれば、ますますアメリカ国民を追い込むことになりかねない。そして、このような考えをルーズベルトは名言の中で「恐れ」と呼んでいる。

恐れるべきものは、何もない。
私たちは、ただ、恐れを恐れているだけだ。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言
 
 人は恐れたという事実を恐れているのだ、と。自分のアクションによって何かマイナスなことが起こるのではないかという可能性を、自分の思考が考えてしまったことを恐れているのだ、と。

我々の恐れなければならないのは、恐れることそのものである。

出典:フランクリン - 名言

 確かに「恐れる」という行為そのものは、人間にとっては致し方ないことだ。動物にはできない思考というメカニズムが生んだものだからだ。

 ルーズベルトもマイナスとなる可能性を考えなかったわけではないだろう。仮に考えずに行動していたとしたら、それはただの阿呆だ。彼だって一政治家として、ニューディール政策のもたらす負の可能性も見ていたことだろう。

 つまり、ルーズベルトの名言が伝えたいのは、恐れたという自分に怖気付いてはいけないということなのではないだろうか。少なくとも、筆者にはそう感じられた。思考が回転する限り、恐れることは仕方ない。ただ、自分が恐れてしまったという事実に恐れてはいけない。それはあくまで可能性でしかないのだからーー。

ルーズベルトの名言に学ぶ「一歩前へ」

保守主義者は、完全な二本の立派な足を持ちながら、歩くことを学ぼうと断じてしない人である

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 ルーズベルトという人物に対して、保守主義者だったという見方も少なくない。というのも、ルーズベルトは第二次世界対戦に対して、好戦的な姿勢を見せることはなかったからだ。「他国の争いには介入しない」というアメリカの気風を作り上げたのは、何を隠そうルーズベルト大統領だったのだ。

汝は生命を愛するか、しからば時間を浪費するな。
時間こそ生命を作りあげている材料ではないか。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 しかし、彼を保守主義者と位置付けるのは少々お門違いではないだろうか。当時の世界情勢から鑑みれば、むしろ保守派は戦争をしようとする人間たちだったのではなかろうか。私はアメリカ人でもないのであまり詳しいことを述べる気はないが、戦争がアメリカにとっての覇権につながったというのはあくまで結果論に過ぎないのではないだろうか。

行動を起こし、今をつかめ。人は貝になるために創られたのではない。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

 要するに何が言いたいのかというと、人を動かすことのできる人間には、どんな逆風の中にあっても一歩前へ足を踏み出す勇気と意識が求められているということだ。自分には何ができて何ができないかを考えるのではなく、まずは今、目の前にある道を一歩ずつ踏み出していくこと。それがルーズベルトの名言が伝える、そして彼が実践してきた仕事術なのだ。


 ルーズベルトという大統領には「三本の矢」がある。それは、人を信じること、恐れたことを恐れないこと、そして行動することだ。ルーズベルトを一流の政治家に仕上げたのは、彼が内に堅く持ち続けたこの三本の矢なのではないだろうか。

明日しなければならないことがあったなら、今日のうちになせ。

出典:フランクリン・ルーズベルト - 名言

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