1. ゲーテの名言集「なんじの一生は、実行また実行であれ」:天才と謳われた偉人を突き動かした人生哲学

ゲーテの名言集「なんじの一生は、実行また実行であれ」:天才と謳われた偉人を突き動かした人生哲学

出典:ja.wikipedia.org
 ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した文豪・ゲーテ。18、19世紀という波乱の時代を生きた彼だったが、その言葉からは現代を生きる私たちも学べることが多い。

小さい夢は見るな。
それには人の心を動かす力がないからだ。

出典:ゲーテ - 名言

 彼は詩人であり、劇作家であり、小説家であり、自然科学者であり、政治家でもあった。このように沢山の肩書きをその身に背負い生きたゲーテを突き動かしたモノはなんだったのだろうか? 今回はそんなゲーテの遺した名言を紐解きつつ、彼の人生哲学を学んでいこう。

ゲーテの名言に学ぶ人生哲学「自分を信じる」

自分自身を信じてみるだけでいい。
きっと、生きる道が見えてくる。

出典:ゲーテ - 名言

 U-NOTE内でも取り上げている歴史の偉人たちに共通していること。それは「自分を信じる」という姿勢だ。大事を成せる人間は、自分というひとりの人間を信じていた。それは決して驕りではない。自分の行く道を信じていたのだ。

自分を買いかぶらない者は、本人が信じているよりもはるかに優れている。

出典:ゲーテ - 名言

 自分の能力を過大評価するのではなく、自分自身を信じること。そうしなければ、道の途中で挫けてしまうとは思わないだろうか? 例えば、新しいスタイルのビジネスをプレゼンテーションで提案する際。その企画を自分が信じ切れていないのに、果たして説得力のあるプレゼンテーションができるだろうか。

この動揺する時代に自分までぐらつくのは災いを増すばかりだ。おのれの志を守ってゆずらぬ者だけが世の中を作り上げて行くのだ。

出典:ゲーテ - 名言

 そういう時、信じられるのは「自分」だけだ。自分が出した企画だからと、未来の結果という可能性を恐れずにプレゼンすること。そういった自分を信じる姿勢を持てる、いや、持ち続けられる人間こそ、歴史の地平を切り開ける人間なのではないだろうか。

 ゲーテも文学者だ。自分の書いた作品が必ずしも世で支持されるとは考えていなかっただろうし、周りからのプレッシャーや不安もあったことだろう。人間は思考する生き物ゆえに、そういった不安に襲われるのは致し方ないことだ。その中でゲーテが見つけたひとつの答え。それが自分を信じるということだったのではないだろうか。ゲーテの名言からはそんなゲーテの思考が感じられる。

ゲーテの名言に学ぶ人生哲学「後悔先に立たず」

焦ることは何の役にも立たない。
後悔はなおさら役に立たない。
焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔をつくる。

出典:ゲーテ - 名言

 ゲーテの人生哲学として挙げられる重要なワードに「後悔」という言葉がある。人間の海馬が記憶を保管しておいてくれることは、人間の進化の賜物だといえる。綺麗な記憶は思い出と呼ばれ、いつだって私たちの脳にある。

 しかし、とある記憶が「後悔」や「トラウマ」とった言葉で表現されるとき、そういった記憶は時に足枷になりかねない。「あの時の失敗が……」という過去の遺物が、現在にいるはずの私たちの足を止めてしまうのだ。

本当に不幸なのは、できることを未完のまま放り出し、理解もしていないことをやり始めてしまう人々だ。彼らがやがて嘆くのも無理はない。

出典:ゲーテ - 名言

 そういった後悔に対して、ゲーテは「役に立たない」ものだと名言の中で残している。ここでこういった話を出すのは如何なものかと我ながらに思うが、ゲーテは恋多き男性でもあった。14歳の時の初恋も、大人になってからの人妻との恋も、どちらも失恋に終わっている。それでもゲーテは恋することをやめなかった。

 「後悔先に立たず」という言葉がある。これほど人間の記憶と現在を明確に突いた言葉はないと筆者は思っているのだが、人にとって過去に囚われてしまうということは決して逃れられるものではない。過去には過去としての普遍的な価値があるのもまた事実。

 とはいえ、そういった過去の事象を変えることは、タイム・マシンでもなければ無理な話。であれば、過去に囚われて今を踏み出せな人ほど、愚かしい人間はいないのではないか。ゲーテの名言は、我々に後悔からの脱却を訴えている。

ゲーテの名言に学ぶ人生哲学「行動する人間であれ」

生きている間は、なにごとも延期するな。
なんじの一生は、実行また実行であれ。

出典:ゲーテ - 名言

 「自分を信じること」、そして「後悔先に立たず」という二つの人生哲学に加えて、ゲーテは「今」というものに対する名言も数多く残している。前項の「後悔」の内容と共通する部分もあるが、自らも多くの大事を成し遂げたゲーテにとって、「行動する人間」こそ真の人間像だったのかもしれない。

人間は現在がとても価値のあることを知らない。ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている。

出典:ゲーテ - 名言

 相田みつをの名言集でも述べたように、現在・今というものは潤沢なものであると考えられがちだ。しかし、よくよく考え直してみて欲しい。意識できていないだけで、実は現在というものは、絶えず私たちの手をすり抜けていく希少なモノではないだろうか。

毎日を生きよ。
あなたの人生が始まった時のように。

出典:ゲーテ - 名言

 あまりに潤沢すぎる朝のベッドを出たときの気だるさ。1年間、365日を襲うこの気だるさもまた、1日また1日と消費する希少な時間と経験に過ぎない。今朝のけだるさはもう二度と戻ってはこない。同じ朝は二度と来ない。

 無論、そこまで大げさに構える必要はないのだが、現在という瞬間の価値に人々はもっと気付くべきだ、ゲーテの名言はそういった想いをこれらの言葉にのせているのでないだろうか。毎日の労働に忙殺されていてようとも、目の前の一瞬一瞬を大切にしてみてほしい。それが大事を成す人間の登竜門なのだ。

何をなすべきか、いかになすべきか、をのみ考えていたら、
何もしないうちにどれだけ多くの歳月がたってしまうことだろう。

出典:ゲーテ - 名言


 目の前の決断を先に延ばした先に待っているのは現在の消失と、後になって訪れる後悔しかない。ならばいっそ後悔を恐れず、自分を信じて目の前の一歩を踏み出す方がよっぽど人生は楽しいのではないだろうか。ゲーテの名言からはそんなゲーテなりの人生哲学が伺える。

 結びに、そんな偉人・ゲーテの遺した名言をひとつご紹介しておこう。あなたもゲーテのように、行動する人間であれ。

人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。

出典:ゲーテ - 名言

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