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ホリエモン「宿泊サービスなら東京近郊がオススメ!」——Airbnbが話題の宿泊サービスの現状は?

野口直希

2015/10/30(最終更新日:2015/10/30)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.559〜東京近郊ならチャンスあり!?〜」では、ホリエモンが宿泊サービスを始めるなら東京近郊がオススメだと明かした。

 今回取り上げた質問は、「外国人バックパッカー向けのゲストハウスを開業す­べく、物件探し中です。ビジネスホテルでは味わえない宿のオーナーとの交流や旅行者同士­の交流ができて、かつ自然体で安く泊まれる宿が基本方針。

 ドミトリーで1人3000円くらい、2~3名の個室も1~2つ用意し、満室で­宿泊者15人。稼働率50%で月商は70万円。粗利が16万円で、最終的には稼働率70%以上をキープ。宿は100­㎡以下の物件を賃貸し、自費で改装。改装費予算は4~5百万円、賃料は15万以内が目標です。

 上記の目的が達成されるならどこでも良いのですが、堀江­さんならどの地域で開業されますか? 予算的に都市部は厳しいと考えています」という質問。

ホリエモン「いまは外国人向けの宿がとにかく不足している!」

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 ホリエモンは、「やはり東京周辺がベストかな。東京に電車1本で行ける北関東や南関東の古い物件のリノベーションなら十分できると思う」と回答。

 外国人向けゲストハウスの展開場所として、ホリエモンがおすすめするのは東京近郊。「その辺りでやるなら、予算内でも十分可能かな」とかなり好感触だ。
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 ホリエモンによれば、いまは外国人が泊まる宿がとにかく不足している。訪日外国人は2015年に過去最高を記録し、今後も増加が予想される。

 今後数年の訪日数増加に拍車をかけるのが、2020年開催予定の東京オリンピックだ。この頃には都心を訪れる外国人は一気にふくれあがるはず。ホリエモンが東京周辺での開業をすすめているのも、それが原因だ。

 また、その辺りならリノベーションできる物件も十分見つかるはず。リノベーションというと田舎ばかりを考えがちだが、都会を少し離れれば家主を待っている家は様々な場所にあるのだ。

Airbnbは下火になる可能性も!?

 旅行者向け宿泊サービスとしてまず挙がるのは、自宅や別荘を一時的に宿泊施設として貸し出せるシェアサービス「Airbnb」だが、ホリエモンはAirbnbが以前の予想ほどは盛り上がらない可能性を示唆。

 Airbnbの問題点は、旅館業法と照らし合わせると必ずしも合法とはいえない点だ。旅館を運営する際には、非常灯や消火器の設置などの所定の設備を有するよう法律で定められている。
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 一般の民家を貸し出すAirbnbでは、旅館業法がほとんど守られていない。現状についてホリエモンは、「国家レベルでは規制緩和が始まっているけどね」と話している。

 問題は、この規制が条例レベルですぐに広まるかどうかだ。自治体レベルの対応がまだまだ追いついていないため、現状ではAirbnbが普及する素地はできあがっていない。

 これが東京オリンピック開催の2020年までにどれくらい変わるかは未知数だ。この5年でAirbnbが一気に普及すれば訪日外国人の宿泊問題が一気に好転する可能性もあるだろう。

 とはいえ、自宅の貸し出しに嫌悪感を持ちがちな日本で、こうした文化が一気に根付くとはあまり考えにくい。そこまで考慮すれば、やはり今後数年間は東京近郊を対象にした宿泊サービスはかなりの需要がありそうだ。

 ホリエモンが宿泊サービスの現状を語った「堀江貴文のQ&A vol.559〜東京近郊ならチャンスあり!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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