1. なぜ多くの成功者は、学生起業をしているのか? 学生起業家だけに許された4つの特権  

なぜ多くの成功者は、学生起業をしているのか? 学生起業家だけに許された4つの特権  

出典:www.flickr.com

 学生起業からの成功者として代表的なのは、東大在学中に大学広告(現在のリクルート)を創業した江副浩正氏や、イーマーキュリー(現在のmixi)を創業した笠原健治氏があげられる。また、最近東証マザーズに上場したじげんの平尾丈氏のように、一度学生時代に起業し、その後就職し、再度起業して成功するというパターンも多く見られる。

 特に学生起業の経験なく就職をした場合、就職先企業から教えられたことを淡々と学んでいくだけで、ただの会社員になりがちだ。しかし、学生起業経験があると、経営者として自身の課題をある程度自覚していることもあり、学ぶポイントが明確であるため、いったん就職した場合も入社後の成長速度が早く、その後の起業はもちろん、単純に自身の能力を高めやすいのである。これこそ、大学生のうちに起業する意味だろう。

失敗が許されるのは学生起業家の特権

 どんな起業家も一度も失敗せずに成功した人は存在しない、どんなに優れたビジネスモデルでも、最初は必ず失敗する。挑戦をしては失敗をし、それをまた改善して挑戦し……という繰り返しの中で、ビジネスは大きくなる。ただ、この「失敗」が許されるかどうかは、年代に大きく左右されるのだ。

 例えば、高級なお寿司屋さんにおいて、20代の修行中の新人の失敗と30、40代の大将の失敗だったらどちらが許されないだろうか。おそらくそれは後者かと思われるが、ビジネスの世界においてもそれは同じなのだ。(年齢だけでなく、役職や生活も関係するが、そういったしがらみが学生には少ないというのも込みで)

 ではなぜ、学生起業家の失敗は許されるのか。それは学生起業家の失敗を、社会は「挑戦」と捉えがちだからである。20代の学生起業家の失敗に対しては「若いのに良く挑戦した」と社会は受け取る。こうして許されることは、転じて「チャンス」を与えられることになるのだ。そのため20代の大学生のうちに失敗はして、それを自身の糧にして、逆にそこで与えられたチャンスをモノにしていけば良いのである。

学生起業家に与えられた豊富な“体力と時間”

 社会人になるとなくなりがちで、大学生にはあるものとはなんだろうか。それはよく耳にする、青春18きっぷを使ったのんびり旅行や、世間のピーク時から時期をずらした格安レジャーなどからも分かるように、お金はなくとも体力と時間だ。

 実は会社を経営することにおいて、おそらく一番体力を使うのは起業をするまさにその時なのだが、そのここぞというタイミングに無理が効かなくなりがちな30、40代を迎えていれば、それだけで不利になることもあるだろう。また、もともと学生起業家は時間があるうえに、さらに体力があれば自身が長時間働くこともできるため、その結果さらなる労働時間を捻出することができる。こうして起業するまでの準備の日々や、そして起業してからの日々の1日1日の密度を濃くすることで、より早く学生起業家はその事業を軌道へ乗せることができるのだ。

 せっかく体力と時間があり、世の中の動向にアンテナを張る力もあるならば、正体のわからない友人の紹介のベンチャー企業で無給で働いたり、時間を切り売りするだけのアルバイトに学生時代の時間を割くのではなく、学生起業家となって自分のアイディアをアウトプットして形にしてみるのはどうだろうか。

一番クリエイティブな発想が出来るのは学生起業家?

 普通に就活をして会社員になってから、いつか起業をしようと考えている学生も多いはずだ。しかしながら、年齢を重ねる毎に年々しがらみは増えていく。

 年齢を重ねれば、いつか素敵な伴侶と出会い、その先には子供も……と家族を持つことになるかもしれない。また就職した会社でも、実力が認められ段々と重用なポストを任されるようになればなるほど、その会社を辞めるのは難しくなる。その一方で起業とは、あくまで初めはチャレンジであり、事業が安定してからも100%の保証はない。家族との生活を守らなければならず、失敗の許されない環境では、必然的に起業することは難しくなるだろう。

 それと比べ、まだ20代で何のしがらみのない身軽な大学生は、そのまっさらな学生起業家というステータスこそ武器になることもある。

 また、ビジネスの世界に長くいれば、いわゆるその世界の「常識」を知ってしまい、アイディアが浮かんだところで無謀であると思ってしまい、チャレンジしなくなってしまう。その結果、起業するにしても「常識」の範囲内に収まるような小さなビジネスになりがちだ。

 その点、大学生がゆえに無知だからこそできる無謀な挑戦がきっとあるはずである。そして、新しいビジネスのヒントはその誰も考えない学生起業家が持つ「非常識」にこそ、あることが多いのだ。

やんちゃできるのは、学生起業家だけ

 大学生は何でも決められがちである。大学の講義日程から、試験期間、卒業論文や卒業制作、そしてゆくゆくは就職活動……という具合に、基本的には社会の決めた仕組みに乗っ取って日々を過ごすことになる。でも、他人に色々決められ続けるのは単純で、つまらなくはないだろうか?

 ほとんどの大学生が取り組む「就職活動」と、0.03%の大学生しか取り組まない「起業活動」。実は自分は、周りの没個性的な人たちとは違うのではないか……と思っていたり、また何か少しでもアイディアがあるのならば……自分に、自ら期限を決めて学生起業してみるのはどうだろうか。


 学生起業がうまくいかなければ、どのみち訪れる就職活動というレールにいったん乗ることだって決して恥ずかしいことではない。まずは自分に、自分で作ったレールをあてがってみるのも一興かと思う。

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