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日本のイベントは海外よりつまらない!? ホリエモンが考える、最近の「祭」の問題点とは?

野口直希

2015/10/13(最終更新日:2015/10/13)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.552〜小規模から始める!?〜」では、日本の祭が海外より地味に見えてしまう理由をホリエモンが解説した。

 今回取り上げた質問は、「日本の祭はどこもありきたりで、数も少ないと思います­。トマティーナのような馬鹿馬鹿しい祭を都内で開催したいのですが、誰もやったことがな­いので、宣伝や集客、場所の確保、そもそも法的に許可は出るのかなど、何から手をつけたらいいのかわかりません」という質問。

ホリエモン「東京タワースタジオを借り切った『すごい豆まき』もカラオケボックスから始まった!」

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 ホリエモンは、「とりあえず、小規模に身内でやるといいよ。例えば、『すごい豆まき』はカラオケボックスで始めたらしいけど、今や東京タワースタジオを借り切って大規模にやっている」と回答。

 2015年には3トンの豆と豪華なコスプレで開催された「すごい豆まき」。900人以上を動員した大熱狂のイベントだが、その歴史はまだたったの4年。こんな大規模なイベントも、最初はカラオケボックスという小さなスケールから始まったのだ。

 「思い立ったら即実行」を大切にするホリエモンだが、始めから完璧な形にする必要はない。小規模で不完全であっても、まずはとりあえずやってみるべきとアドバイスを送る。

 今回の質問者は、場所の確保や集客など何から手を付けるべきかすらわからない状態だが、小規模での決行なら具体的にやるべきことも見えてくるはず。

 実際にやってみることで、新たな課題や修正点、逆に思ったほど困難でないことも見えてくる。

 「新しい祭を作ろう!」と意気込むと大変そうだが、まずは身内で気軽に楽しめるイベントをやろうと思えばハードルも高くない。運営のノウハウやウケる企画が何かを体感して、少しずつステップアップさせればいいのだ。

ホリエモン「規制が入るとどうしても盛り上がらなくなるよね」

 今回のゲストでLiNK-UP株式会社などの創業者 小田吉男氏は、質問者がいうほど日本の祭はありきたりではないと考える。新潟の「ほだれ祭」のように、他にはない趣旨を持った催しはたくさんあるのだ。

 とはいえ、海外ほどはっちゃけた祭はあまりないことも認める小田氏、「日本は規制が厳しいから、海外よりありきたりに見えるんだよね」と話す。

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 海外の祭は死傷者が出るのもしょっちゅうだが、日本では死者が出るほどになると規制がかかることが多い。小田氏は、「例えば、大阪の『だんじり祭』ではメインの岸和田市以外ではだんじりの走行は規制されたよね」と話している。

 ホリエモンも、「歴史が長いとそうでもないけど、死者が出ると規制が入るよね」とこれに同意。祭に限らず、トライアスロンなども競技中の死者が問題視されることは多い。

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 もちろん規制に賛否はあるにせよ、小田氏が「普段真面目な人が年に1回はっちゃけられる場所なのに」というように、祭は日常とかけ離れているからこそ価値があるハレの場だ。そこに普段の常識を持ち込み過ぎれば、どうしても盛り上がりに欠けてしまうだろう。

 ホリエモンも指摘するように、こうした風当たりは歴史が浅いものに対して特に強い。新しい祭を企画する質問者は、小さいスケールから徐々に拡大していくことでこうした周囲の評価との付き合い方を理解していく必要もありそうだ。

 ホリエモンが日本と海外の祭を語った「堀江貴文のQ&A vol.552〜小規模から始める!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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