1. 大企業だけが選択肢じゃない! 転職者が知るべき中小企業の魅力

大企業だけが選択肢じゃない! 転職者が知るべき中小企業の魅力

出典:www.flickr.com

 転職する時にまず自身の今のキャリアを考えたうえで、大企業が良いのか、はたまた中小企業が良いのか、これは誰もが迷うところかと思う。転職の際に仕事を選ぶ時に大きな判断材料になりうる、会社の規模や知名度。「せっかくなら、規模が大きくて、誰もが聞いたことのあるような会社で働きたい」と考える転職者も多いのではないだろうか?

なぜ今、中小企業ではなく大企業に転職するのか?

 高度経済成長期あたりの日本においては、大企業に勤めれば一生安泰と言えた。しかし今はその保証はどこにもない、大企業の募集人数は減ってきているため、誰しもが大手企業の選考を通過して内定を得られるというものでもないのだ。おそらく転職の希望が叶わず、大手企業を諦め中小企業へ選択の幅を広げて……という人ももちろんいるだろう。その点、中小企業は優秀な人材をいつでも求めている。

 では、なぜ中小企業は転職者の第一志望になりにくいのだろうか。転職者の第一希望に中小企業がなりにくいのは、おそらく中小企業にも大手企業で働くことに勝るメリットがあることを、転職者の人たちが知らないからかと思う。

 実際に今この瞬間も、中小企業で毎日イキイキと働いている人たちがいるにも関わらず、中小企業で働く魅力を知らずに転職に臨むのはもったいないことだ。またそうしたイキイキとした人たちが中小企業にいることこそ、中小企業に魅力がある理由でもある。大手企業ばかりに人気が集まる転職マーケットの潮流に流されるだけでなく、中小企業の魅力を覗いてみよう。

【転職者が意外と知らない】中小企業のボーダーライン 

 まず、中小企業とはどの程度の規模の会社を指すのか転職者のみなさんはご存知だろうか。意外と中小企業のボーダーラインは知られていない事が多いようで「中小」という名前がついていると、せいぜい20人程度の会社を中小企業と思っている転職者が多いのかも知れない。

 しかし、中小企業の定義としては、中小企業庁のHP を参考にすると、「中小企業法」で実は定められているのだ。中小企業庁のHPによると中小企業の定義は、製造業や建設業、運輸業などの場合は「資本の額や出資が3億円以下の会社」「常時使用する従業員が300人以下」ということになっている。また卸売業の場合は「資本の額や出資が1億円以下」「従業員は100人以下」と定められている。同じようにサービス業では「資本金500万円以下」「従業員は100人以下」、小売業では「資本金500万円以下」「従業員は50人以下」の会社を、中小企業と呼ぶと定められているのだ。

 このことから実は従業員が20人程度の会社は中小企業とは言わずに、小規模事業者、または零細企業と本来は言う事になる。製造業などにおいては従業員が300人以下となっているため、なかなか大きな会社でも人数によっては中小企業と呼ばれることになる。そしてこの中小企業が日本の企業全体に占める割合だが、2013年発表の中小企業庁の調査によると、中小企業数(会社数+個人事業主数)は約385万社、そして全企業数に対する割合はなんと99.7%となっている。つまり国内のほとんどの企業は中小企業なのだ。

転職で中小企業を目指す4つの魅力

 中小企業は確かに、規模や知名度、給料などでは大手企業には及ばないことも多いかもない。しかし、大企業には無い中小企業ならではの良さもあるのだ。

転職者が知るべき中小企業の魅力1:責任のある仕事

 大企業と違いもともとの従業員数が少ないため、若くても実力次第では、責任のあるポストに抜擢される可能性は十分だ。大企業では若いうちには経験できないような、様々なプロジェクトを企画しては推進していき、その過程でメンバーをマネジメントする力などが、実戦の中での実践を通じて養われることだろう。

転職者が知るべき中小企業の魅力2:経営陣との近い距離

 大企業であれば社長をはじめとした経営陣と1ヶ月はおろか、何ヶ月も顔を合わせないこともあるが、中小企業であれば社長が同じ部屋で仕事していることも珍しくはない。経営者のすぐ側で、考え方や物の見方だけでなく、会社の未来を担う判断や次の一手の打ち方を学べることだろう。

転職者が知るべき中小企業の魅力3:幅広いキャリア

 それなりの大手企業であれば、だいたいは業務が細分化されているため、基本的には限られた仕事にしか携われないことも多いようである。その点中小企業であれば、一人が様々な役割を担うため自然と、多彩な業務スキルを身につけられるのだ。

転職者が知るべき中小企業の魅力4:自分の仕事が見える

 中小企業は人数が少ないため、自分の仕事の結果はよくわかり、そのため自分の会社への貢献度合いも実感しやすいはずだ。自分の仕事における、活躍も失敗もダイレクトに感じられるのは中小企業ならではだろう。だからこそ、こじんまりとしていても従業員同士が仲が良く、チームワークを感じながら楽しく働けるのではないだろうか。もちろん、業績が良い時だけでなく、不景気の時もあるが、そのような時も社員が一丸となって乗り越えようと頑張る……こうしたところも中小企業の良いところだ。


 どうであろうか、どうせ一度きりの人生。自分の価値を最大限に引き出してくれる中小企業へ転職すれば、人生がもっと楽しくなりそうではないか?

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