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1位は年収700億円越え! 世界のミュージシャン年収ランキング:彼らの年収を跳ね上げるものとは?

大倉怜士

2015/10/11(最終更新日:2015/10/11)


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出典:www.thedaisycutter.co.uk

 世界にミュージシャンは数多くいるけれども、その年収に関する実態はなかなか公表されない。これには正確な金額を掴むのが難しいという点があり、特に日本のミュージシャン(事務所?)は年収を公開しないことから、なかなか身近には感じられない数字かと思う。

 経済誌・フォーブスの恒例番付ともなっているランキング「THE WORLD'S TOP-EARNING MUSICIANS 2014(世界で最も稼ぐミュージシャン2014)」は、そんな世界のミュージシャンの年収を調査し、それを明かしている。彼らの年収は桁外れだろうか。それとも納得だろうか? 今回はそんなミュージシャンの年収ランキングを、10位から順に発表していこう。

ミュージシャンの年収は桁外れ? それとも納得?

第10位 Toby Keith(トビー・キース):年収77億円

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 カントリーミュージック界を代表するミュージシャンであるToby Keith(トビー・キース)の年収は77億円で、世界トップ10に見事ランクイン。カントリーミュージックは日本人にはあまり馴染みがないので、彼の名を知らないという人も少なくないだろうが、トビーは自身のレコードレーベルやレストラン経営者としても才覚を見せている多才なミュージシャンなのだ。

第9位 Calvin Harris(カルヴィン・ハリス):年収78億円

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 2014年の年収ランキングで最も意外性を誇っていたミュージシャンが、EDM界からのご登場・Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)だ。近年大きな盛り上げりをみせるEDM・DJ業界。そのDJ界の年収ランキングでもトップを獲得した彼が、ミュージシャン全体のランキングでも年収78億円で、第9位をマークしている。


 EDM・DJ界の盛り上がりを感じさせる彼のランクイン。最近はTaylor Swift(テイラー・スウィフト)との熱愛も発覚するなど、懐だけでなく夜もお熱い様子。

第8位 Paul McCartney(ポール・マッカートニー):年収84億円

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 トップ10の中で最高齢の73歳であるPaul McCartney(ポール・マッカートニー)の年収は84億円で、年収ランキングの第8位につけている。この年収には、2014年に行われたワールドツアーの影響が強く出ている上、ビートルズ時代の印税もまだまだ衰えていない模様。

第7位 One Direction(ワン・ダイレクション):年収89億円

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 世界各国に膨大な数のファンを有すアイドルグループ・One Direction(ワン・ダイレクション)。その年収は89億円をマークしたが、今年3月にメンバーの一人であるゼイン・マリクが脱退。今は世界的アイドルグループとして、正念場を迎えているといっても過言ではないだろう。

第6位 Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー):年収95億円

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 何かと問題の多いミュージシャン・Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)。今ではむしろ問題を起こせば起こすほど、お金が入ってくるという状態ですらある彼。しかし、若干21歳でありながら年収95億という大金を稼ぐのは、彼ほどのカリスマ性がなくしては決してできないことだろう。


 8月末に発売され、彼にとって初の全米チャート1位となった曲「What Do You Mean?」。ビーバーほどのミュージシャンであっても、全米1位をそれまでは取ったことがなく、2012年の「Boyfriend」の2位が最高順位だった。

第5位 Bruce Springsteen(ブルース・スプリングテスティーン):年収96億円

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 上の若年層とは打って変わり、第5位には年収96億円をマークした66歳のBruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)がランクイン。アメリカを代表するロックン・ローラーとして、ファンから呼ばれる愛称は「ボス」。社会的なテーマを音楽に取り込む、まさにアメリカのロックン・ローラー。

第4位 Bon Jovi(ボン・ジョヴィ):年収97億円

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 アメリカを代表するロックバンド・Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)の年収は97億円で第4位。日本でも開催されたワールドツアー『Because We Can』では2億5000万ドルの興行収入を稼ぐなど、今でも現役のロックミュージシャン。

年収トップ3は「100億越え」が当たり前?

第3位 The Eagles(イーグルス):年収136億円

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 年収136億円をマークし、第3位の座に輝いたのが、1971年デビューのロックバンド・The Eagles(イーグルス)。トータルセールスは1億3000万枚を越え、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第75位も獲得している。今季は2013年から続くワールドツアーの収入が大きかった模様。

第2位 Beyonce(ビヨンセ):年収136億円

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 ミュージシャン年収ランキングもいよいよ大詰め。その第2位にランクインしたミュージシャンは、年収136億円を叩きだした身長170cmの歌姫・Beyonce(ビヨンセ)。「最も才能に溢れたシンガーソングライター」とも称される彼女も今ではもう34歳。

 しかし、34歳といえど、彼女のミュージシャンとしての実力は少しも衰えてはいない。今季はワールドツアーにサプライズアルバムのリリースなど、精力的に活動。それが年収136億円につながったとされている。

第1位 Dr. DRE(ドクター・ドレー):年収733億円

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 そして、世界のミュージシャン年収ランキングの第1位に輝いたミュージシャンをご紹介しよう。その人物こそ、ラッパーであり音楽プロデューサーであり、実業家でもあるDr. DRE(ドクター・ドレー)だ。その年収はダントツの733億円。

 2位のビヨンセとの差、約600億円。そんな筈はない!と異論を出したい方も少なくないだろうが、実はこれには彼の立ち上げたヘッドフォンブランド「ビーツ・バイ・ドクター・ドレ」が大きく関係しているのだ。

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 そう、2014年にドレーはこのブランドをApple(アップル)に売り渡したのだ。その時の取引額は約20億ドル(約2,400億円)ともいわれており、その影響もあって彼はミュージシャンとして史上最高額の年収を得るに至ったのだ。


 世界のミュージシャン年収ランキングトップ10の年収は、最も低いトビー・ケイスでさえ年収77億円。これが世界のミュージシャンのトップ10人だと考えれば、妥当とも言えるし、それにしても稼ぎすぎてはいないか?ともいえる。

 年収トップクラスのミュージシャンの年収ランキングを見ていて感じるのは、ワールドツアーでの収入が非常に強く影響しているという点だ。ワールドツアーなどの規模の大きなショービジネスで成功するか否かが、ミュージシャンの年収を大きく左右するのかもしれない。

 音楽業界で今後の動向に注目したいのは、やはりEDM業界・DJ業界のミュージシャンたちだ。音楽の新しいムーブメントともいえる彼らが、今後どのような影響を与えるのか。今年のランキングにも注目しておこう。

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