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仕事は追いかけられるものではなく、追いかけるもの――。日本のトップ経営者たちが心に刻む教訓集

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2015/09/26(最終更新日:2015/09/26)


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仕事は追いかけられるものではなく、追いかけるもの――。日本のトップ経営者たちが心に刻む教訓集 1番目の画像
出典:www.philcooke.com

 「今日、会社休みたいな……。」と思っても、社会人はそう簡単に休みをとることができない。プロフェッショナルとして、仕事のストレスや憂鬱と戦っていくしかないのだ。

 そんなときは、先輩ビジネスパーソンの名言を“心のサプリ”として読んでみよう。きっと仕事の活力になるはずだ。

富士フイルムホールディングス会長・CEO 古森重隆

「仕事に前向きでないと疲れやすくなります。仕事に追いかけられるのではなく、追いかけると楽なもんです。」

 デジタル化の波に飲まれてフィルム事業を失いながらも、業態転換によって見事に回復を遂げた「富士フイルム」。その難事業を率いて成功に導いたのが古森重隆氏だ。

 古森重隆氏が語る仕事で疲れないコツは「仕事に追いかけられるのではなく、追いかける」こと。仕事に対して受身でいると、外部環境の変化に翻弄されてしまいがちだが、前向きになって仕事に取り組めば、次の展開が予測できるようになります。

 これは対人関係でも同じことがいえる。相手の出方を見ているよりも、自分から相手の懐に飛び込んでいってしまったほうがいい結果を招くことがあるのだ。慣れない環境だからといって怖気づくことなく、仕事に前向きになってみよう。

GMOインターネット会長兼社長 熊谷正寿

「食事、運動、睡眠、そしてポジティブシンキング。これが健康の基本です。」

仕事は追いかけられるものではなく、追いかけるもの――。日本のトップ経営者たちが心に刻む教訓集 3番目の画像出典:ir.gmo.jp
1990年代にいち早くインターネットビジネスに目をつけ、大成功を収めたGMOインターネット。トップとして様々な成功と苦難を経験してきた熊谷正寿氏は、何よりも健康を大切にしているそうだ。

 「今日会社休みます」とつい言いたくなる引き金は、体調不良であることが多いはず。なんだか身体だるい、頭も痛い……。仕事のストレスが体の不調に表れることもあるだろう。そんなときは、食事、運動、睡眠などの生活の基礎の部分がしっかりしているかどうかをチェックすべきだ。

 しっかり食べて、しっかり寝ることができていれば、多少のストレスには負けない。ポジティブシンキングも忘れないように。

ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正

「『燃える闘魂』を持っていれば人生はがらりと変わる。」

 「燃える闘魂」といえばアントニオ猪木のキャッチフレーズだが、国内外に約1300店の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏も、その言葉を大切にしているのだそう。

 わずか30年で零細企業を1兆円規模の会社に育て上げた柳井正氏だが、スタートは決して恵まれたものではなかった。柳井氏の実家は、廃れた炭鉱の町のシャッター通りにある小さな店。子どもの頃には、両親が夜中に苦しい資金繰りについて話し合うところを何度も聞いていたそうだ。父の会社を継いだ柳井氏を支えたのが「燃える闘魂」だという。

 柳井正氏は「闘魂」を「自分に期待すること」だと解釈している。自分に期待することとは、すなわち希望を持つこと。「希望を持つことで人生の回転が変わり、いい方向に進んでいく」と言う。闘魂を燃やせば、苦境にだって打ち勝つことができる。元気があれば何でもできる。今日も頑張っていこう。


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