1. 仕事納めで司会を任された……。初めての司会のコツは「プログラム通りに進めないこと」

仕事納めで司会を任された……。初めての司会のコツは「プログラム通りに進めないこと」

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 「仕事納め」は年末の一大行事。「御用納め」などとも言われ、一年の仕事を締めくくる大切な企業イベントの一つだ。また、慰労会(飲み会)も同様の言葉で表されることがある。

 今回は一年間の仕事を労う飲み会「仕事納め」で司会を任されてしまった方に、飲み会を成功させ、さらには「デキる社員」と思われるための会の進め方、司会進行のコツをまとめた。

 司会として同僚の前に立って恥をかかないよう、あらかじめ準備しておこう。

仕事納めの司会は「デキる」印象を残すチャンス

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 一年に一度しかやってこない「仕事納め」。失敗をすると、残念ながら取り返すチャンスは来年まで来ない。そういう意味では、ミスをしても挽回のチャンスが常に与えられている普段の業務よりも難易度が高いものとも言えそうだ。

 仕事納めの失敗は取り返せないというと、「大袈裟だ」と思われるかもしれない。確かに日常の業務のように、失敗が自分の評価にダイレクトにつながるものではなく、万が一司会を失敗しても叱責されたり処分されたりすることはない。

 しかし、仕事納めの飲み会のような非日常的でイレギュラーな舞台ほど、「デキる」印象を残すには最適な場なのだ。なぜならば、「できてあたりまえ」の業務と、「あいつが適任だ」と指名された仕事納めの司会では、周囲の期待感が違うからである。

 誰にでもできることではなく、自分が適任として選んでもらっている立場だと思えば、なおさら仕事納めの司会に気合いが入るのではないだろうか。

プログラム通りは禁止! 「仕事納め」の進め方

 まずは、仕事納めの会を具体的にどう進めていくか見てみよう。仕事納めの一般的なプログラムは以下の通りである。

1.司会挨拶
2.開会の挨拶(上席の挨拶)
3.乾杯
4.歓談
5.余興
6.閉会挨拶
7.連絡事項

 このようなプログラムを作成しておくことに越したことはないが、正直そこまでプログラムにこだわる必要はないかもしれない。プログラム通りに仕事納めの会を進めるよりも、プログラム通りに進まないことに注意しなければならないからだ。
 
 大きなイベントには、不測の事態がつきもの。例えば、飲み会が始まってから初めて、「喫煙所がない」や「料理が人数分出てこない」といった問題に気付くことがある。こういったトラブルが起こった場合は、対処法を全体に伝えるのも司会の役割であり、時には会が止まらぬように新しいプログラムを考えなければならない。話の上手い社員を見つけ、その場をやり過ごせるようなトークをしてもらう必要もあるかもしれない。

 また、プログラムの最後に「連絡事項」とあるが、この「連絡事項」は必ずしも最後に話せばいいというわけではない。例えば二次会に関する連絡は、歓談や余興の前に話したほうが良い場合もある。仕事納めの会の最後、お酒が入って出来上がったメンバーには、司会の声が届きにくい。皆が席について落ち着いて聞けるときに話を切り出すなり、全体を見て適宜に司会の話を挟もう。

 初めて司会を任された場合、内容の充実や気の利いた挨拶などをすることばかりに気を取られがちで、周りが見えなくなってしまう。しかし、それではスムーズに仕事納めの会を進行したとは言えない。プログラム通りにいかないことが絶対に起こると考えて、柔軟に対応できるよう心構えを持っておくべきだ。

司会進行が上手くいく3つのコツ

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 続いて、実際にマイクを持って司会をするときのコツを3つ紹介する。

①場がどんなに盛り上がっていても、基本的に司会は冷静に

 司会をするとなると終始盛り上げなければいけないという気持ちが先行し、常にテンションが高くなってしまうこともある。しかし、司会はあくまでも仕事納めの進行役であり、主役ではない。司会は仕事納めの会がスムーズに進行できるよう、常に気を配らなくてはならないのだ。

 トークスキルが心配な上司が開会や閉会の挨拶をしなければならないときには、上司が緊張しないで挨拶できるよう、その場の流れや雰囲気を整えておく必要もある。先ほど述べたように、不測の事態が起きることも心得ておかなければならない。

 「誰よりも盛り上がって酔っぱらってしまった……」。司会を任されている以上、このようなことはあってはならない。

②「拍手」やかけ声を上手に使う
 
 「どんなに盛り上がっていても冷静に」とは言ったが、司会をしていれば自分自身で場を盛り上げなければならないときもある。

 効果的に仕事納めの会を盛り上げるには、拍手やかけ声を上手に使うこと。バラエティ番組で、出演者よりもスタッフの方が先に拍手をしている場面を見たことがないだろうか? それと同様に、司会は自分から率先して声を出したり拍手をしたりして、その場をディレクションすることが求められる。

③司会のトークは簡潔に

 仕事納めの会の始まりに、司会はちょっとしたトークを挟まなければならない。そのとき、次に控える上司からの挨拶よりもボリュームのあるトークをするのはNGだ。

「本日司会を務めさせていただきます、◯◯課◯◯係の◯◯と申します。今年で入社3年目でございます。初めての経験で至らないところがあると思いますが、何卒ご容赦ください。それでは乾杯の挨拶を◯◯課の……」

 こんなふうに自己紹介をしたい気持ちも分からないではないが、ここまで詳しく話す必要はない。

「司会を務めさせていただく◯◯部の◯◯と申します。本日の仕事納めをしっかり楽しみましょうね。それでは乾杯を……」

 集まった社員たちは早く乾杯したくてウズウズしているものなので、こんなふうに簡潔に挨拶を済ませよう。始まりの挨拶以外にも、司会の話は手短にすることが鉄則だ。


 初めて仕事納めで司会を任されたときは、誰でも上手くできるか不安な気持ちになるもの。しかし、気負うことはない。司会の仕事とは、全体の流れを見つつ、仕事納めを円滑に進めることだけ。余計なことをしようとせず、基本に沿ってリラックスして望めばいい。

 仕事納めをの司会を成功させれば、思わぬ形で評価されることとなるだろう。自分のキャラクターを活かしながら司会を成功させ、「デキる社員」の印象を勝ち取ってほしい。

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