1. 1億円の現金より、たった1人の信頼をとれ――。元メガバンク支店長が語る『信頼残高の増やし方』

1億円の現金より、たった1人の信頼をとれ――。元メガバンク支店長が語る『信頼残高の増やし方』

by Russell Lee Photography

 「信頼残高」とは、信頼関係の程度を銀行口座の残高にたとえたもの。あなたの周囲からの「信頼残高」はどのくらいだろうか。
 
 「1億円の現金より、たった1人の信頼をとれ」。この言葉に集約されているように、「お金」ではなく、人からの「信頼残高」を増やしていった先に、成功した人生が待っているそうだ。

 今回は、人から信頼される人間になるための内容が詰まった本、『一生お金に困らない人生をつくる―信頼残高の増やし方』をご紹介したい。

 著者の菅井敏之氏は、元メガバンク支店長であった経験から、『お金が貯まるのは、どっち!?』『家族のお金が増えるのは、どっち!?』などの数々のお金にまつわるノウハウ本を執筆しており、今注目されているお金のソムリエだ。

信頼残高の増やし方①:手取りの2割を貯金する

 人から信頼される人間は、コツコツと「貯金」をする習慣を持っている。とはいえ、貯金はそう簡単にはできない。菅井敏之氏は、無理なく貯金をするためには、「手取りの2割を貯金する」と考えるべきだと話す。

 22歳で大学を卒業し、年間平均手取りが300万円、10年間勤務したと仮定しよう。その場合、300(年間平均手取り)×10(働いた年数)×0.2(2割)の計算によって、600万円の貯金が目安となる。

 今の自分の手取り額から換算した目標貯金額を下回っていたら、支出が多すぎることを意味している。20代、30代は、自分を成長させるための自己投資にお金をかけるべきとよく耳にするが、いくら自己投資に回して良いのかを考える上でも「手取りの2割を貯金」という目安を設けるといい。

信頼残高の増やし方②:仕事を任せられる人間になる 

 「信頼」というのは、文字通り「この人には仕事を頼れる、できると信じられる」という意味である。だから、「信頼残高」を積み上げる上で、「自分自身が仕事のできる人間になること」が大事だ。では、仕事ができる人間とはどういう人なのか。

仕事の優先順位を組み立てられる

 仕事ができる人は、とにかく仕事が早い。その秘訣は、しっかりと仕事の優先順位を組み立てて、やるべきことから遂行しているからだ。スピードに加え、仕事をミスなく完遂できていることも条件であり、この2つが揃ってはじめて、周囲はこの人に仕事を任せようとするのである。

周囲に「ありがとう」を伝える

 仕事ができる人間は、同時に人間としてできている人を指す。自分がお世話になったことに対して、どんな小さなことや仕事に直接関係ない人に対しても感謝を伝える姿勢が大事である。人は自分が意識していないところをよく見ているので、お礼といった小さな行為が大きな評価に繋がるのは間違いない。

信頼残高の増やし方③:「自分を大きく見せたい」を捨てる

 信頼される人間になるためには、「自分を大きく見せたい」という見栄を捨てなければならない。

 可愛い後輩や大好きな彼女の前では、つい見栄を張ってしまい身の丈以上の物を買ってしまったり、目立つ行動を取ってしまったりしがちだ。しかし、見栄からくる購買行動は、自分にとって必要な買い物ではなく無駄にお金を浪費しているのに過ぎない。


 ここまでご紹介してきた信頼できる人間の条件に共通して言えるのが、「お金に堅実に向き合い、コツコツと働くこと」。そういった日々の努力と積み重ねが、周囲からの「信頼残高」を増やしていく唯一の方法なのだろう。
 
 本著『一生お金に困らない人生をつくる―信頼残高の増やし方』は、実践的なお金の使い方がのった本ではないが、これからお金とどう向き合っていくか、どうすれば貯金できるのかと悩んでいる人には、是非読んでいただきたい一冊だ。

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