HOMEビジネス 社会人が働きながらできる資格勉強法とは?合格者が実践している5つのポイント

社会人が働きながらできる資格勉強法とは?合格者が実践している5つのポイント

Tobayashi

2018/08/27(最終更新日:2020/09/25)


このエントリーをはてなブックマークに追加

「忙しいけど資格を取りたい」と思っている社会人も多いのではないでしょうか。

本記事では、忙しい社会人のための資格の勉強方法や資格を取る際に注意すべきポイントをご紹介します。

スキマ時間を使って資格を取って、スキルアップしたいビジネスパーソンはぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 社会人が資格の取得をするときに重要な5つのポイント
  • 働きながら資格を取得するには「効率」が重要

 

社会人が資格の取得をするときに重要な5つのポイント 

社会人になると自由に使える時間も減り、資格の勉強をしにくくなっている人も多いでしょう。

働きながら資格を取得するためには、覚悟と体力が必要です。

まずは、資格の勉強を始める前に、資格を取得すると見出し 3きに重要な5つのポイントを確認していきましょう。

 

1.「なぜ資格を取得するのか」目的を明確にする

社会人が資格の取得をするときに重要な1つ目のポイントは、「なぜ資格を取得するのか」目的を明確にすることです。

なぜ資格を取りたいのかを明確にしておかないと、忙しさや他の趣味のために、資格を取るための勉強がついつい疎かになってしまいます。

「ITパスポートの資格をとる!」ではなく、「ITの基礎知識を身に着けて、抵抗感なくパソコンを使えるようになる」など、本来の目的を明確にしてみてください。

目的を明確にし、ぶれない気持ちを作ることで、資格を取るモチベーションが落ちてしまうことを防げます。

また、資格を取得した後の自分をイメージすることで、より達成欲も高まるでしょう。

途中で勉強している目的を忘れないためにも、紙や手帳に目的を書いたり、周りの人に宣言しておくことがおすすめです。

 

2.資格の取得だけを目標にしない

社会人が資格の取得をするときに重要な2つ目のポイントは、資格の取得だけを目標にしないことです。

弁護士や税理士のような難関資格でなくても、社会人にとって資格を取得する意味はあります。

資格を取ることは、残念ながら転職に直結したり、給与や社内評価に影響したりしないケースもあるでしょう。しかし、資格を取るために勉強することで、新しい仕事ができるようになったり、新しいことに興味を持つきっかけになったりするメリットがあります。

資格試験に向けて系統立てた勉強をすると、その分野の基礎的な知識を身に付けることもできます。

社会人としての基礎的な知識が増えれば、仕事をする際に調べ物をする手間が格段に少なくなり、注意事項に対してアンテナを張りやすくなります。

時間短縮や安心感にもつながり、精神的にも仕事がしやすくなるでしょう。

また、数年後、資格の勉強が思わぬ場面で役立つこともあります。

しかし、資格の習得だけを目標にすると、勉強をすることが嫌になったり、資格は持っているのに使う知識がないという状態になったりします。

資格を取る際は、資格を取るまでの過程が今後の仕事に活かせるものにすることをおすすめします。

 

3.勉強する時間とエネルギーを確保する

社会人が働きながらできる資格勉強法。職場以外で使うエネルギーがあなたの仕事を向上させる 4番目の画像

出典:www.theguardian.com

社会人が資格の取得をするときに重要な3つ目のポイントは、勉強する時間とエネルギーを確保することです。

社会人が資格を勉強する際大きなハードルになるのが、勉強時間エネルギーの確保です。

仕事やプライベートが忙しい中、資格の勉強のために時間を取ることは難しい人も多いでしょう。

通勤電車や昼休みを利用したり、起床時間を少し早めるなど、勉強時間を確保することが第一関門です。

また、エネルギーを確保することも重要です。

「職場で全力投球し、残りの時間は休むことしかできない」という働き方では、仕事のクオリティを上げていくのは難しくなります。職場以外で過ごす時間に勉強して身に付けたものは、必ず仕事の質を上げてくれます。

仕事に関係ないことでも意識的に勉強すれば、自分の仕事に役立つ多くのヒントを得られるはずです。

仕事以外にも精力的に動くためには、職場以外で使うエネルギーを確保すること、つまりは余力を残せるように効率よく合理的に働くことが必要になります。

「余力を残しながら働くことは罪悪感がある……」という人は、「仕事の質を上げるための自主的な勉強に使うエネルギーを残しつつ働く」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。

 

4.悪習慣を断ち切り、勉強することを習慣つける

社会人が資格の取得をするときに重要な4つ目のポイントは、悪習慣を断ち切り、勉強することを習慣つけることです。

休みの日は疲れすぎてずっとゴロゴロしている人や、スマホやパソコンを長時間無駄に触ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

悪い習慣がついていることは、自分でもわかっているはずです。

悪い習慣で時間を無駄にしている自覚がある場合は、少しづつでも不必要な時間を減らしていきましょう。

不要な時間を、勉強の時間に当てることを意識してください。勉強や片付けなどの行動習慣は1ヵ月行えば身につくといわれています。

まずは、1ヵ月だけ頑張って行動を変えてみてはいかがでしょうか。

 

5.鉄のルールを作らない!「完璧」にこなすことを諦める

社会人が資格の取得をするときに重要な5つ目のポイントは、「完璧」にこなすことを諦めることです。

社会人の仕事の量は一定であることは少なく、「今日はどうしても疲れて勉強はできない……」という日もあるでしょう。

一日サボってしまったからといって、サボり続けてしまうと、資格を取ることは夢のまた夢になってしまいます。

大切なのは「続けること」です。

鉄のルールを作ってしまうと、そのルールに添えなかったときに心が折れてしまいます。

習慣つけることは大切ですが、「完璧」を目指すのではなく、「できないときはしょうがない、昨日の分まで頑張ろう」とポジティブに捉えることが大切です。

まずは、継続することを目標にしてみてはいかがでしょうか。

 

働きながら資格を取得するには「効率」が重要

働きながら資格を取ることを非常に難しく感じる人も多いのではないでしょうか。

「時間もなかなかとれないし……」「何から始めたらいいのかわからない……」と行動に移さず、ただいつか資格を取ろうと思っているだけでは何も変わりません。

次に、効率よく資格を取るためのポイントをご紹介します。

 

1.主催者のWebサイトは必ずチェックする

社会人が働きながらできる資格勉強法。職場以外で使うエネルギーがあなたの仕事を向上させる 2番目の画像

出典:www.insidehousing.co.uk

資格取得の第一歩は情報収集です。

資格取得についての情報は、様々なWebサイトに乗っているため、ネットサーフィンをしてしまい、「結局どのサイトが正しいのかわからない」となったことがある人も多いでしょう。

まずアクセスするべきなのは、資格試験の主催者のWebサイトです。基本的な情報かつ、最新の情報がまとまっています。

資格試験の時期や頻度・試験問題・受験資格・合格率など気になる情報も、主催者のWebサイトから確認できます。情報が多いように思えますが、必要な情報なので必ずチェックしましょう。

サイトによっては資格試験の過去問題を公表している場合も。また、公認テキストや推奨する副読本、過去問題など、勉強に役立つ教材情報が載っていることも少なくありません。

資格試験の概要を知るために必ず主催者のWebサイトはチェックしましょう。

 

2.自分だけのノートを作成する

社会人が働きながらできる資格勉強法。職場以外で使うエネルギーがあなたの仕事を向上させる 3番目の画像

出典:beebom.com

「しばらく勉強していないから、どうやって勉強を進めたらいいのかわからない」という人もいるでしょう。

基本的な資格の勉強法は、「①テキストを読む→②問題を解く→③問題を解いて間違った部分を確認する」の3ステップです。

一通りテキストを読んだら②と③の工程を繰り返し、必要に応じてテキストを見直しながら、確実な資格の知識を定着させていきましょう。テキストはマーカーを引きながら読むと、内容が頭に入りやすくなります。

やっておくと必ず役立つのが「ノート作り」です。テキストは、必ずしも自分の勉強の思考回路に合わせて書かれているわけではありません。

テキストの中では異なる単元として別の章に書かれていることでも、自分が頭を整理するためには1ヵ所にまとめておきたいこともあるでしょう。

資格に複数の級がある場合は、それぞれの級のテキストに小分けになって記載されている場合もあります。

文章だけではわかりにくい部分も、時間がかかったとしても自分で図や表にまとめると、記憶に残りやすくなるのでぜひ試してみてください。

テキストには詳しく載っておらず、問題集で初めて触れられる知識もあります。問題を解く過程で足りない知識があった際にも、ノートにまとめておくといいでしょう。

また、問題を解いて間違った項目も、ノートにまとめると勉強になります。何を間違えたのか、どこがポイントなのか、理解を深めるために自分の言葉で整理するようにしてください。

ノートを作っておけば、外出していることの多い社会人でも、どこでも復習できます。通勤電車や休日の外出時などに重いテキストや問題集を持ち歩くのに抵抗があっても、ノートであれば比較的手軽に持ち運べるでしょう。

ノートはルーズリーフで作成すると便利です。たとえば試験の単元がA、B、Cの3つに分かれていた場合、ルーズリーフならそれぞれの項目に分けて随時ページを足していけるので、同じ項目をまとめて見返しやすいノートが作れます。

 

3.スキマ時間を活用する

まとまった時間が取りにくい社会人だからこそ、スキマ時間を活用することが重要です。

スキマ時間は、思っているよりも多く、そしてなんとなく過ごしていることが多いです。

電車の待ち時間や通勤時間、ランチを注文して食事が出てくるまでの時間などの細かなスキマ時間を使うことで、資格を取るための勉強をすることは十分可能です。

暗記するべきことが多い資格の場合、単語カードを活用してスキマ時間に覚えましょう。暗記をするのは、一度にまとめて時間をとるよりも、短時間でも何度も見直したほうが身につきやすいものです。

ただし、ご飯を食べている間やお風呂の間など、ずっと勉強のことを考えるのは心に負担がかかってしまいます。

自分なりに「ご飯を食べている間はご飯に集中する」のようなルールを作ることもおすすめです。

 

社会人で働きながらでも資格取得はできる!まずは勉強する習慣をつくろう

本記事のまとめ
  • 資格を取る目的を明確にして、ブレずに勉強を続ける
  • 完璧を目指さず、コツコツと続ける
  • スキマ時間を活用する

本記事では、社会人が資格を取る際に注意しておきたいポイントをご紹介しました。

忙しい中、資格を取るために勉強を決意した心意気が長く続くようにするためには「目的を明確にする」「完璧を目指さない」などがポイントです。

本記事を参考に、資格を取るための勉強を開始してはいかがでしょうか。

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード