1. ブライドルレザーの鞄が、ワンランク上のビジネスマンに選ばれる理由:英国紳士の“スタンダード”

ブライドルレザーの鞄が、ワンランク上のビジネスマンに選ばれる理由:英国紳士の“スタンダード”

出典:livingmemory.org.uk

 U-NOTEユーザーの皆さんはビジネス用の鞄、もといビジネスバッグにどんな“素材”からできた一品をチョイスしているだろうか。エナメル生地やスウェード生地、本革からPUと呼ばれるフェイクレザーなるものも鞄の生地としては有名。

 そんなビジネス鞄の中でも、20世紀の白黒映画で見かけるようなフォーマルファッションの本場・英国の紳士たちはどんな生地の一品をスタンダードとして選んでいるのか。そう、それがブライドルレザー(革)でできた鞄であり、今回はそんな英国紳士に選ばれてきたブライドルレザーの魅力に迫っていこう。

ブライドルレザー(革)とは?

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 ブライドルレザーという革の起源は古く、14世紀にまで遡る。無論、このブライドルレザーの発祥地も何を隠そう英国であり、英国紳士にとってのスタンダードとして革製品を代表する革素材として名声を浴びてきたのだ。

ブライドルレザーは、14世紀頃に英国で騎手や貴族のために作られました。「ロウ引き加工された革」を使う理由は、雨が多い英国の気候や馬の汗・唾液で革の耐性が弱くなるのを防ぐためでした。現在のように一般的なファッションに取り入れられたのはここ数十年のこと。
約18週間もの手間と時間を要する作業ということもあり、最近では伝統あるブライドルレザーの製法も珍しくなってきています。

出典:BRIDLE LEATHER - GANZO
 
 ブライドルレザーでできた鞄が英国紳士の間でスタンダードと言っても、それを日本のスタンダードと同じ感覚で捉えるのは間違い。彼ら英国人は、長い歴史を革と共に過ごし、それゆえに“ものをみる目”が養われている。

 では、そんな彼らの目がブライドルレザーの鞄を選ぶのはなぜなのだろうか。それを語るにはまず、ブライドルレザーと対をなすもうひとつの代表的な革「コードバン」について知らねばならないだろう。

ブライドルレザーとコードバンの違い。

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 世界でも有名な革素材の代表格「ブライドルレザー」と「コードバン」。無論、英国人にとってのスタンダードとなっているのはブライドレザーだが、それは「鞄」における素材のお話。

 コードバンは主に財布やキーケースなど、革製品の中でも小物に分類されるアイテムの素材として用いられる。それは何故か。それはコードバンという革が非常に“希少”な革であり、ブライドルレザーはそれに比べると潤沢な革であるからなのだ。
 

コードバン(馬のお尻の革)は、1頭の馬からランドセルのかぶせ2枚分しか取れない貴重な素材。緻密な繊維構造から生まれる美しい光沢と風合い、牛革の3~4倍の強度を持つ特質は、 ランドセルはもとより革製品の最高級素材です。

出典:コードバンのランドセル | ランドセルの鞄工房山本

 滑らかで艶やかな風合いが特徴のコードバンレザー。その光沢の持続性と純粋な耐久性においては、その右に出るものはいないレザーなのだ。

 では、ブライドルレザーの一品が選ばれる理由は、一体どこにあるのだろうか。コードバンではなくブライドルレザーの一品が選ばれる本当の理由。

ブライドレザーが選ばれるワケ

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 ブライドルレザーで作られた鞄が持つ最大のメリット。端的に言ってしまえば、それは“タフな防水性”にあるのだ。

そこで革の表面だけにオイルを塗り込むことで表面はしなやかに、皮下の繊維の粗い部分はそのまま残して強度を保ちます。ロウの成分を入れているので柔らかさも保ちながら防水加工の役割も果たしています。

出典:BRIDLE LEATHER - GANZO

 革の表面がオイル加工されているブライドルレザーは、水や汗に強く、同時にコードバンとまではいかずとも、強い耐久性も誇っているのだ。これがブライドルレザーが英国人の鞄として選ばれる最大の理由であり、英国紳士が使う鞄の中でスタンダードとしての地位を獲得してきた何よりのワケなのだ。

 その点、コードバンで作られた製品は汗や水に弱いというデメリットを持っている。それゆえ、主に小物製品の革素材として(ランドセルなどの例外もあるが)用いられているのだろう。

 そしてもう一つ、ブライドルレザーにはコードバンと異なる点がある。それは「1年後の使用感」に現れてくる。前述したように、コードバンはその光沢の持続性が特徴的。1年かそこらでは買った当初と変わらないような(使い方にもよるだろうが)光沢を保っていることだろう。

 それに対して、ブライドルレザーは使い込めば使い込むほど味が出てくるのだ。確かに持続性という点ではコードバンの優秀だが、それは人の好みによるだろう。使えば使うほど味が出てくる鞄。それもまたブライドルレザーが英国紳士のスタンダードたり得るワケのひとつであろう。

ブライドルレザーのデメリットは?

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 無論、このブライドルレザーにもデメリット・欠点がある。それはブライドルレザーは手入れが大変だということだ。ロウが滲み出てきてしまって、オイルやクリームなどでのお手入れが必要になるのだとか。ブライドルレザーの鞄を長い間使いたいということになれば、購入後もそれ相応の手入れが必要になってくるのだ。

 こういった点において、コードバンは優秀。光沢感を保ってくれるので、そうそうお手入れの必要はない(それゆえに、ランドセルの素材として扱われているのかもしれない)。

 しかし、これもまた鞄の味と捉えることもできるだろう。普遍なコードバンと特殊性を革新し続けるブライドルレザー。どちらの方があなたの心をくすぐるだろうか?

U-NOTEが厳選した一品「SLIM TOP FRAME CASE by. GLENROYAL」

出典:www.british-made.jp

 最後に、ビジネスパーソンの毎日をかっこよくするメディア・U-NOTEが厳選したビジネスパーソン向けのブライドルレザー鞄をご紹介しておこう。高い品質のレザー鞄を展開する世界最高峰のレザーブランド「GLENROYAL(グレンロイヤル)」から、『SLIM TOP FRAME CASE』。

 鞄の細部に至るまで、その全てにおいてブライドルレザーがあしらわれており、そのクラシカルなデザインも英国紳士を彷彿とさせる。PCクッションなども取り付けられており、ビジネスバッグとしての機能性も十二分な一品。色も全3色の展開なので、少しでも気になった方はぜひチェックしてみて欲しい。



 ブライドルレザーという革素材が英国紳士に選ばれるワケ。ブライドルレザーの持つメリットとデメリットも含め、その良し悪しは人それぞれだろう。自分のライフスタイルに合っていると思われた方は、これを機にビジネス鞄を一新してみてはいかが?

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