1. “意外なコラボ”がヒットをつくる! メーカーの常識を覆す、ヒットを生み出すコラボの現場に迫る

“意外なコラボ”がヒットをつくる! メーカーの常識を覆す、ヒットを生み出すコラボの現場に迫る

出典:www.ideachampions.com

ANAとトヨタ紡織株式会社が共同開発した国内線普通席の新しいシートが、ボーイング767-300に乗って、5月26日にデビューしました。

出典:国内線新シートのデビュー!トヨタ紡織と共同開発しました|What's up ...

 全日空が2015年5月末より、飛行機の座席にトヨタ紡織が製作したものを採用することとなった。トヨタ自動車の座席を作っていたトヨタ紡織が作る座席ということで、乗客の評判も上々だ。

 このように、2つの企業が「コラボ」することによって誕生した商品や企画が、ここ最近で非常に多くなってきた。一つの業界に凝り固まった企業から出るアウトプットではないため、意外なコラボがヒットを生んでいる。

 今回は、2015年8月18日放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』に合わせ、そんなコラボで生み出されてきたものたちや、コラボそのものをビジネスにしている会社など、コラボにまつわる様々な事象を紹介していく。

ビックカメラ×ユニクロ=ビックロ その効果とは……?

出典:www.1oven.com

 企業同士のコラボとして一番に出てくるのはやはり、ビックカメラとユニクロのコラボ「ビックロ」である。2012年9月に開店して以来、安定した利益を生み出し続けている。では、そもそもなぜビックカメラとユニクロという2つの企業はコラボをするということになったのか。

 早速だが、少し話を変えよう。日本が誇る家電製品というのは、世界の中でもトップクラスの高水準を誇っているというのは有名だ。日本の家電製品は、十分に海外で戦っていけるだけの資質を持っている。しかしながら、家電業界は今一つ業績を伸ばせずにいる。日本の顧客があまり消費をしてくれないのだ。そのため、家電業界は海外に対して目を向けていく必要がある。その先駆けとして、同じく海外に対して大きな可能性を秘めているユニクロとのコラボレーションがなされた。日本最大級の家電量販店と、日本最大級の衣服販売店がコラボすることで、外国人観光客の目を引くことに成功したのだ。

 それだけではない。ビックカメラ側の視点として挙げられるのが、「陰りが見えてきている家電業界に、ユニクロの集客力で光を取り戻す」というものだ。ユニクロが抱えている顧客数の多さは絶大で、そこからそのまま家電量販店に足を運ぶ人を増やそうという狙いが込められている。そのため、ビックロ店内ではユニクロの服を着たマネキンが、カメラなどの電化製品を身に着けている光景に遭遇することが多い。まさしく、両企業のセールスポイントがうまく合致したコラボになっていると言える。

飲食メーカーからコラボの依頼が殺到する「勝山良美」

出典:www.fripper.jp

 当たり前の話だが、コラボして何かを生み出そうとするには、企業もしくは有名人が2社(あるいは2人)以上そろってなければならない。そしてそれはたいていの場合、どちらかがどちらかに「依頼する」という形で実現することが多い。

 飲食業界の中で、コラボ依頼を受けることが非常に多い人がいる。株式会社YOSHIMIの代表取締役・勝山良美だ。元々は札幌を中心としたレストラン経営をしていたこの企業だが、カルビーや山崎製パンなどとのコラボにより、北海道のお土産を製造・販売するようになった。「ジャガJ」や「札幌カリーせんべいカリカリまだある?」などの製造元がこの企業だと言えば、わかる人もいるのではないだろうか。

 勝山に飲食メーカーから依頼が殺到する理由、それは勝山の「ヒットを生み出し続ける力」にある。勝山本人が著している『「ご当地定番」の作り方』という本では、勝山がこれまで用いてきた、定番商品を生み出すためのフレームが載せられている。加えて勝山には料理人としての腕もあるため、飲食メーカーからの依頼が絶えないのだという。

コラボ「そのもの」を支援する企業たち

コラボ・コンシェルジュとは、ファッション企業/ブランド と 一般企業/コンテンツ企業との異業種コラボレーションのコーディネイトから、マーケティングまでを、トータルプロデュースするサービスです。
企業と企業を繋ぐことで、商品開発、共同販促、ビジネスマッチングなどの実現をサポートします。
ファッション・スポーツマーケットに特化したコミュニケーション・カンパニー、コスモ・コミュニケーションズ*だからこそできる新たなソリューションを、ワンストップでご提供します。

出典:コラボ・コンシェルジュ - Cosmo Communications
 先も言ったように、コラボを行うためには相手が必ず必要である。しかし、その相手がいない企業というのは少なくない。

 そこに目を付けたのが、コラボ・コンシェルジュを運営する「株式会社コスモ・コミュニケーションズ」である。この企業はコラボする相手を探す「お見合い場所」を提供しているのだ。

 このサービスでは、コラボしたい企業の希望を聞き、それに合った企業を紹介、それだけでなく実際にコラボする企画の立案までもサポートしている。今やコラボ“そのもの”がビジネスとなっているのだ。


 企業間のコラボというのは、様々な形で実現されている。これらは単純に業務の委託をするということではなく、お互いの企業や人が対等な立場で企画が展開されている。コラボから始まるビジネスたちは、これからも増加していくことだろう。

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