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ホリエモンが語る自動運転の現在、そして未来! 自動化がなかなか実現しない業界とは?

野口直希

2015/08/26(最終更新日:2015/08/26)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.534〜ニッチを狙え!?〜」では、ホリエモンが最近話題の自動運転の現状とその未来予測を語った。

 今回取り上げた質問は、「BtoBがメインの零細物流企業を経営しています­。自動運転の研究が進んでいますが、近い将来トラックも自動運転になり、これ­は物流にも大きな影響を与えます。

 例えば、今まで自社で車両を持たず物流会社に委託して­いたメーカー(現在日本では大半がこのケース)は、直接自社で車両を持つのではない­でしょうか? メーカーが現在自社便をもたない理由に人件費や管理コストなどの削減、運転事故リスク­回避などがあります。人が行わないことによりこれらが大幅に削減されるでしょう­。運転以外に、フォークリフトなどのピッキング作業も自動化が進むはずです。

 と­すれば、今後BtoBをメインにしている物流企業は必要ないのではないでしょうか? これら物流企業が生き残っていくためのヒントがあれば教えてください」という質問。

ホリエモン「自動化が難しいニッチな分野に特化するしかない」

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 ホリエモンは、「自動化が難しいニッチな分野に特化するしかないでしょう」と回答。

 近年、目まぐるしく発展する自動運転。一般車も着実に自動化が進んでおり、SFに登場するような運転不要の時代もそう遠くはないかもしれない。

 とはいえ、ホリエモンは完全な自動運転の実現はかなり難しいと予想。自動運転の現状を説明するために、ホリエモンは運転を高速、中速、低速の三つに分類する。高速域はその名の通り高速道路などでの走行、中速域は一般道での走行、低速域はそれより遅い速度がメインの自動車だ。

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 この中で、実は低速域は既に自動化が実現している。ゴルフカーなどがそれだ。低速の次に簡単なのはルートが単純で歩行者などの障害も少ない高速域だが、まだこちらも実用化には至っていない。

 さらに難しいのは、状況を決定する要因が最も多い中速域だ。こうした状況を考えると、完全な自動運転の実現はまだまだ先だと分かるだろう。

配車サービス「Uber」も自動運転の一つ!?

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 とはいえ、自動運転を実現させるためには様々なやり方がある。例えば、タクシー配車サービスのUberも自動運転実現に向けた一つの試みだと言えるはず。Uberは、タクシーという自動車の成立にとって最も難しい要因である「運転手」の自動化を目指しているからだ。

 今回の質問で取り上げられたBtoBでは、低速域での自動車利用も多いため、たしかに自動運転の影響をいち早く受けるかもしれない。とはいえ、そのすべてがすぐさま自動化するわけではない。

 ホリエモンが「物流のニッチな部分の自動化はすごく難しいと思う」と話すように、複雑なファクターが絡む領域はすぐには機械化されないはず。物流企業はこうした部分に特化した存在になっていくはずだ。

 道路、信号、運転手、渋滞、運ぶもの、目的など自動化のために乗り越えるべき要因は様々で、自動運転はあらゆる角度から少しずつ進行するだろう。

 単純な動作が機械に取って代わられるのは目に見えている。運送業など運転を生業にする人々は、機械がすぐにはまねできない専門的な作業をこなせるかどうかで、寿命が決まるはずだ。

 ホリエモンが自動運転の現在を語った「堀江貴文のQ&A vol.534〜ニッチを狙え!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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