1. 「幸せ」ってなに? 人生の価値観がぐるりと変わる実用エンタメ小説『神さまとのおしゃべり』

「幸せ」ってなに? 人生の価値観がぐるりと変わる実用エンタメ小説『神さまとのおしゃべり』

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 本書『神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識- 』では、自分が悩み考えていることが自分の証明、自分の現実になることをわかりやすくユーモアを含めた展開で教えてくれる。他人のように見える人も、すべて自分でしかない。この世界はすべて自分がシナリオを書いているゲームであり、登場人物はすべて自分自身であると神さまは主張している。

 ここでは、本書のアドバイザーであるおしゃべりな神さまのお告げをいくつか紹介しようと思う。本書にある神さまのお告げは、失敗を恐れて踏み出すことをためらっている人の背中をそっと押してくれる。

人は自分のメガネでしか現実を見れない

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 アイドルという言葉の語源は、ラテン語であるイドラという言葉だ。このイドラという言葉は偏見という意味を持つ。アイドル業という仕事は、売り出すアイドルに対してどのようにして「可愛い」や、「かっこいい」という「偏見」を持たすかがアキレス腱になっている。アイドルのファンたちは、プロモーションビデオやライブなどの演出されたアイドルの姿だけを見てしまう。ファンたちの中には、アイドルを成功させてあげたいという思いから始まり、自分ががアイドルを育てているという固定観念を持ってしまう人が多くいる。このようにして、多くの人々がアイドルのためお金を貢いでいくことから、人は固定観念というメガネを通して現実を見てしまうことが分かる。

現実とは、その人が信じた通りに、見えているだけの幻である

出典:さとう みつろう(2014)『神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識- 』

 人は固定観念の中を生きていて、自分が作り上げた観念の世界を生きていると神さまは指摘する。信じた観念が、さらに観念を作り、どんどん固定観念が出来上がっていく。一度アイドルに嵌ってしまうとなかなか抜け出せないように。生きていくなかで固定観念を作らずに生きていくことは出来ないのだ。

 同じように、一度「できない」という固定観念ができてしまうと、「できない」という思いが増えていく。それによって、自分の生き方を固定されてしまう。だが、「できる」と思うと「できる」という固定観念が出来上がる。もし、何かにチャレンジしようと思っているなら、「できる」を積み上げて固定観念を変える必要があるのだ。

メガネの度は3部構成で調整される

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 自分のまわりで何が起こっているか考えていくと、人生は3部構成で成り立っていると神さまは指摘する。

1:現実のように嘘の世界を見る

 固定観念に囚われたメガネで現実をみることで、現実を見ているつもりが実際には嘘の世界を見てしまっているということだ。

2:悩み葛藤する

 嘘と現実の世界のズレを修正するには、固定観念というメガネの度を調整しなければ本当の世界は見えてこない。

3:本当の世界はひとつしかない

 メガネの度を上げたり下げたりを繰り返し、悩み葛藤した上でようやく現実の世界とピントがあった「本当の世界」が見えてくる。

 この順番で人生は展開していく。人生において、葛藤と悩みは必ずある。それがないと、真実を知ったときの喜びがなくなってしまうからだ。悩むことは効率を考えたときに無駄と思われがちだが、悩むことは決して悪いことではない。

「それなら、どうしたいのか?」と常に自分に聞くクセをつけなさい。

出典:さとう みつろう (2014)『神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識- 』
 悩まないと真実に到達しないように人生はできている。なので、悩んでいることをネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えることが重要だ。「悪いことしか起こらない」とネガティブに思っていると、悪い固定観念ができて不幸の連鎖が起こってしまう。

不満がなければ幸せになれない

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願いが湧く前に、願いが叶ってしまう世界をリアルに想像してみましょう。その世界は楽しいでしょうか?楽しくないと思えたなら、目の前の現実にある、「不足」に感謝してみてください。その不足がないかぎり、あなたは人生を楽しめないはずです。

出典:さとう みつろう (2014)『神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識- 』

 この世界には、相対性のルールというものがあると神さまは指摘している。男性がいれば女性がいて、右があれば左がある。暑さがあれば、寒さがある。不満があるから、幸せを感じることができるようにこの世界は創られている。相対性の世界において成功を目指すなら、必ず失敗を計算に入れることが重要で、失敗をしないと絶対に成功ができないのだ。

 何かにチャレンジしようとしたときに足踏みしてしまうのは、失敗の恐怖があるからだ。そのような人々は「失敗したら人に笑われる……」「失敗したら家が……」「借金取りが……」などという不安から足踏みをしている。だが、失敗の恐怖があるから、困難なことにチャレンジして成功したときの感動があるのだ。もし、チャレンジへの恐怖や不安が何もないなら、成功したときの感動は小さくなる。赤ちゃんと勝負をして勝っても達成感がないように、完全に出来るとわかっていることをしても、人は感動しないのだ。


 本書に書いてあるように、この現実のように見える世界が実は幻想であれば、あなたは好きな職業に就き、好きなように選択することができる。信じることができればすべてが変わる可能性があるので、是非本書を手に取って夢をたぐり寄せてほしい。

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