1. 映画は新しい時代へ。最新の音響システム「ドルビーアトモス」が変えるのは、“映画の世界と私たち”

映画は新しい時代へ。最新の音響システム「ドルビーアトモス」が変えるのは、“映画の世界と私たち”

出典:www.dolby.com

 映画・映画館はいま、新しい時代へと向かっている。その根幹をなすのが最新の多次元音響システム「ドルビーアトモス(Dolby Atmos)」である。「映画館で映画を観る」という体験は、誰にとってもいつまでも特別なものではないだろうか。むしろ誰にとっても“特別なものであってほしい”という希望が強いかもしれない。それゆえに、こだわりをもって映画館を選んでいる方も少なくないように感じる。 

 たとえば、「巨大スクリーンが設置されている」とか「座席の座り心地がいい」、「チケット代が安い」や「家から近い」など、そのこだわりのベクトルは人それぞれだろう。そこで今回は、前回の『映画館で作品に没入できるおすすめの座席位置』に引き続き、作品の世界により没入できる最新の多次元音響システム「ドルビーアトモス」についてご紹介していくとしよう。

「映画の世界に入り込む音響システム」ドルビーアトモスとは?


 いま現在、「最も映画の世界に没入できる音響システム」と言っても過言ではないとされるドルビーアトモス。ドルビーアトモスでの映画鑑賞体験は、「映画を観る」というよりも「映画の世界に入り込む」と言ったほうが適切かもしれない。

 5.1チャンネル音声などに代表される従来の「チャンネル」という概念から根本的に離れ、オーディオオブジェクトを使って音のひとつひとつを映画制作者が自在に動かし、映画制作者がイメージした世界観をより忠実に、多次元に実現できるのがドルビーアトモスという音響システムの最たる魅力。 

 では、このドルビーアトモスは従来の技術と具体的にどう違うのか。最も明白な違いは、天井と前方にもスピーカーが設置されているかどうか。一般的なスピーカーの配置は、客席の前方(スクリーンの後ろ)と後方、左右を囲う口の字の体をなしている。一方、ドルビーアトモスの場合は、天井とスクリーン横にもスピーカーが配置されており、しかも、ただ単に天井から音が出るだけではないというから驚きだ。

 ドルビーアトモスという音響システムは、音に「位置情報」と「時間情報」を付加させている。これによりスピーカーからではなく、まるで“空間から”音が発せられているかのように、音が自分の周りを自由自在に動き回るのだ。こうして、映像と音の動きがシンクロし、究極のリアリティが生まれるのである。まさに映画館の新しいモデルケースと言えるだろう。

ドルビーアトモスを導入している映画館 

TOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズららぽーと船橋、TOHOシネマズららぽーと富士見、TOHOシネマズくずはモール、TOHOシネマズアミュプラザおおいた、イオンシネマ幕張新都心、イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマ京都桂川、イオンシネマ和歌山、イオンシネマ岡山、シネマサンシャイン平和島、シネマサンシャイン下関、USシネマ木更津、アースシネマズ姫路

次の時代へと進む映画館とは?

 全国には約3,300ものスクリーン・映画館が存在する。中でも“プレミアム”と位置付けられているスクリーンを備えた映画館も多く存在しており、その代表がIMAXである。だがしかし、ドルビーアトモスが導入されているスクリーンはまだ全国に17スクリーン(2015年7月現在)しかない。まさしく“プレミアムの中のプレミアム”なスクリーンなのだ。

  歴史を振り返ってみても、ドルビーアトモスで制作された映画は数多く存在していて、「ベイマックス」や「トランスフォーマー/ロストエイジ」、「アメリカン・スナイパー」など、それらはどれも大作ばかり。「アナと雪の女王」もそうである。ここ最近の作品だと、「ターミネーター:新起動ジェニシス」や「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、「ミニオンズ」などが挙げられる。その中でも、いま最も旬な映画が8/7公開の「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」である。

 イーサン・ハントに〈究極のミッション〉発令。心拍数MAX、前人未到のスパイ・アクション超大作!

 <不可能を可能にする男>トム・クルーズ主演、全世界待望のシリーズ最新作。

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夢や理想ではない。家でも実現可能なドルビーアトモス ホーム


 映画館のクオリティとまではいかないが、実はこの特別な空間は貴方のご自宅でも実現可能なのである。それも嬉しいことに、意外とハードルは低い。そもそも「ホームシアター」というのは「お金持ちの家にしかない」というイメージが強く、それこそ数百、数千万円の投資が必要だと思われている方が多い。

 確かに防音設備など、完璧に近い状態を望むならばそのようなイメージは否定できない。だが、ホームシアターの機材だけであれば、実は10万~20万円程度からの投資で実現できるのだ。決して安くはないが、同時にミッションインポッシブルでもない。自分だけの「ちょっぴり特別な空間創り」を試してみてはどうだろうか。 


ここでドルビーアトモスが体験できる!


※Dolby、ドルビー、Dolby AtmosおよびダブルD記号はドルビーラボラトリーズの登録商標です。

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