1. スヌーピーの作者は、料理も育児もこなすイクメンだった:『天才たちの日課』

スヌーピーの作者は、料理も育児もこなすイクメンだった:『天才たちの日課』

by akk_rus

 あなたは日頃から行っている日課や習慣はあるだろうか? 例えば、「毎朝ジョギングをする」「毎日10分は読書をする」などである。

 日課と言えば、「え、そんなことやってるの!?」とユニークなものから「わたしもやってる!」と多くの人がやっているものまで幅広いだろう。実際、日課を行なう理由は生活リズムを整えるためであったり、勉強時間を作るためであったりと様々である。

 今回は、ゴッホやベートーヴェンといった偉人たちの日課とその理由をまとめた『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』という本を紹介する。

意外と大事? 日課を持つメリット

 日課は、どんなに些細なことでも継続して行うことに意味がある。「論より証拠」と考え、小難しい話よりいくつか具体例を挙げる。

早寝早起き

 早寝早起きは、日課のなかで最もオーソドックスなものだろう。寝起きする時間を決めて、毎日確実に行うことにより体の中に生活リズムを生むことができる。生活リズムの崩れは、睡眠不足や体調の変化を生み、頭の回転を鈍くするなど不調を起こしやすくしてしまう。

毎日10分間の読書

 日々の積み重ねとは、まさにこのことだろう。一週間では70分、一か月間では約5時間の読書時間を作ることができる。5時間もあれば、新書であれば1~2冊は読むことができるはずである。毎日が忙しく勉強する時間が無いと困っている人でも、これを年間を通して続ければ10冊以上も本を読めるのである。

 他にも毎日運動するといったものやデスクの掃除をするなど、日課には色々な種類があるだろう。しかし、一つ一つに明確なメリットがあるわけではない。集中力を高めたり気分転換をしたりなど、気持ちを切り替えるスイッチ的な日課もあり、そうしたものは個性的でユニークなものが多い。次項では、そうしたユニークな日課を持つ偉人(天才)を紹介していく。

天才とされる偉人たちの日課:規則正しく生活する

 ここでは前項を踏まえ、まずは規則正しく生活することを心がけた偉人たちの日課を2つ紹介する。

チャールズ・シュルツ(スヌーピー作者)

 日本では知らない人もいるかもしれないが、スヌーピーは元々新聞で連載されていた四コマ漫画である。彼は、約50年間も毎日ほぼ欠かさず連載を続けていた。そんな彼の日課は、朝は早起きしてご飯を作り、子供を学校へ送り、子供たちが家に帰ってくるまでの時間だけ仕事をするというものだった。そのため彼の仕事は、1日7時間・平日5日間以上行われなかった。彼は連載の為に毎日決まった量の仕事をするので、こうした生活リズムを作ることは仕事をきっちりこなすことにも繋がっていたのである。

ベートーヴェン

 彼の名前を聞いたことがない人はそうそういないだろう。世界的に有名な作曲家である彼の日課は、毎朝60粒の豆で淹れたコーヒーを飲み、午後は散歩をするといったものである。前者はそれこそ集中力を高める彼なりの日課であるが、後者の散歩を日課とする偉人は意外にも多い。毎日同じ風景を見る中で時として変化が起きる。それは気持ちや考え方に刺激を与え、新しい発想や作曲の素材となるのだと本書では述べられている。

 偉人とは言っても日課は案外普通なものである。しかし、それを毎日続けられるかは別である。何十年もの間、日課を絶えず続けられることこそ偉人が偉人たるゆえんであり、偉業を成し遂げられる理由なのだろう。

 「偉人なのだから、きっとすごい日課を持っているのだろう」と思って、この記事を開いてみた人もいるだろう。次項では、そうした変わった日課をいくつか紹介する。

天才とされる偉人たちの日課:規則正しい?

 一見すると、日課は日々の習慣であるため規則正しいものではある。しかし、規則は正しいが変な日課を持つ偉人がいる。その中から、一人の例を紹介しよう。

ゴッホ

 彼の日課は、作品を描いている時期だけのものである。それは、寝る以外の時間は全て作品づくりに捧げるといったものであった。彼は没頭しないと描けなかったため、こうした日課を持っていた。そのため数歩先にある食事を取りに行く以外は、全くその場から動かないということもあったという。彼自身その生活に疑問を抱いていたが、「生活とはこんなものだ」と開き直っていた。確かに夜は寝て、朝起きたら仕事をするという日課は規則正しい。しかし日課というものは度が過ぎると、他人からは一歩距離を置かれてしまうこともある。

 彼の場合は、狂気の仕事ぶりが偉人らしさを際立たせているだろう。このように変わった日課を持つ偉人も確かに存在するのだ。


 何のために日課を持つかは人それぞれである。けれども、目的がある日課は自分のためになるのだ。この本には、100人を超える偉人たちの日課が書かれている。ぜひ読んで、自分なりの日課を作ってみては?


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